新型 EGR クーラーの生産を開始

ニュースリリース
2016 年 12 月 15 日
カルソニックカンセイ株式会社
新型 EGR クーラーの生産を開始
カルソニックカンセイ株式会社(本社:さいたま市北区、代表取締役社長:森谷弘史)は、このほど、
新型の VG フィン®を搭載した EGR クーラーの生産を開始しました。
EGR クーラー(EGR=Exhaust Gas Recirculation、排気再循環)とは、エンジンの排気ガスの一
部を燃焼室に戻す際に冷却するための熱交換器です。エンジン内の燃焼温度を下げることで窒素酸化
物(NOx)の排出量を減らすとともに、エンジン吸気時のポンピングロス(抵抗損失)を軽減し、燃費
を改善します。
当社は東京ラヂエーター製造株式会社と共同で、2013 年に世界で初めて VG フィン®(VG=
Vortex Generator)を開発し、EGR クーラー内部を流れるガスの抵抗を減らすための、理想的な「縦
渦」を発生させるフィンを実用化してまいりましたが、今回、フィンの形状の改良によって、さらに強力な縦
渦を発生させることが可能となりました。この新型 VG フィン®を搭載した EGR クーラーは、従来比で
75%の低ガス抵抗化、20%の軽量化を果たし、世界最高性能を実現しています。
自動車エンジンの燃費改善や排ガス浄化に役立つ製品として、当社の EGR クーラーは、今後ますます
需要が高まることが見込まれています。
以 上
写真右:
新型 VG フィン
このほど生産を開始した EGR クーラー
低ガス抵抗化 … 75%低減
軽量化
… 20%低減

縦渦発生はさらに強力に

流路抵抗を低減し、EGR 率向上に貢献

熱交換性能向上と抵抗低減によりさらなる
小型・軽量化を実現