1 バイオ分野における建設会社のチャレンジ -⾻粗鬆症予防薬の原料を植物で作る- 研究テーマ名: ⾼機能組換え植物組織培養によるビタミンD3⾼効率⽣産技術の開発 (株)⽵中⼯務店 技術研究所 エコエンジニアリング部 柳橋 邦⽣ 2016年11⽉14⽇キックオフシンポジウム「植物等の⽣物を⽤いた⾼機能品⽣産技術の開発」 ⽵中グループの2025年成⻑戦略 2 サステナブルな社会の実現に向けた最近のとりくみ 1 健康を支える 建築・まちづくり ○人と建築が寄り添うことで健康的な環境を実現 ○健康を支える「食」に着目 2 成長産業を支える 高度な環境制御技術 ○超精密加工が可能な空間の実現 ○バイオ医薬品・再生医療分野に関する技術 ○植物等の生物を活用したスマートセルインダストリー 3 健康を⽀える建築・まちづくり 4 健康の3つの空間特性 5 健築を実現するためのとりくみ 6 7 健康を⽀える「⾷」に着⽬ こだわりの新鮮野菜を育てる都市型菜園 「シェフズガーデン®」 「健築®」 8 成⻑産業を⽀える⾼度な環境制御技術 生産施設環境予測技術 ケミカル汚染制御技術 次世代クリーンルーム 空間構成技術 装置周辺温熱気流解析 工場内温熱気流解析 ローカルクリーンシステム ・ ミニエンバイロメント技術 温湿度均一化技術 空気組成制御技術 拡散ファン・ DVシステム 極低水分空気供給技術 低酸素空気供給技術 振動精密制御技術 シールド技術 生産施設環境評価技術 温熱・気流評価 エネルギー評価 不純物濃度 (粒子・ケミカル)評価 振動環境評価 騒音・音環境評価 電磁環境評価 磁気環境評価 アクティブ微振動制御装置 TACMI 磁気シールド技術 電磁シールド技術 ± 0.01℃空調機 ケミカル分析例 バイオ医薬品・再⽣医療分野に関する技術 バイオクリーン・バイオセーフティ実験施設 9 バイオ分野における建設会社のチャレンジ-⾻粗鬆症予防薬の原料を植物で作る- ■テーマ名称 ⾼機能組換え植物組織培養によるビタミンD3⾼効率⽣産技術の開発 ■背景 ⾻粗鬆症患者数 ⼤腿⾻⾻折治療費 国全体の年間治療費⽤ 関連介護費⽤ 1300万⼈(⼈⼝の10%強) 140万円/件 1300億円 5000億円以上 ※「⾻粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011」より ■対象物質・アウトプット [ ⽬標物質 ] 活性型ビタミンD3 [研究開発項⽬] スマートセル開発 [アウトプット] 活性型ビタミンD3⾼効率⽣産技術 ⇒ 採算性に基づく事業化 + ⽣産基礎技術開発 竹中工務店は、環境制御技術に関する知見を活かして、生産基盤技術開発に参画 10 実施体制 11 産学連携で分担するとともに、多岐にわたる技術分野を統合し、実⽤化 [⺠間企業] (株)⽵中⼯務店 キリン(株) 神⼾天然物化学(株) [学術機関] ⼤阪⼤学 村中 俊哉 教授 關 光 准教授 ⼤阪府⽴⼤学 太⽥ ⼤策 教授 岡澤 敦司 准教授 神⼾⼤学 ⽔⾕ 正治 准教授 北海道医療⼤学 ⾼上⾺ 希重 准教授 実施概要 VD3代謝 増強 蓄積組織 増強 12 竹中工務店 活性型への 変換 環境制御による ⽣産量向上 不要代謝 遮断 キリン 組織培養による ⼤量⽣産 組織培養 基礎研究 神戸天然物化学 含有量に応じた 抽出・精製 大阪大学・大阪府立大学 神戸大学・北海道医療大学 スマートセル開発 生産基礎技術開発 事業化検討 活性型ビタミンD3中間体 製造・販売 13 助成事業終了後の事業化構想 事業化検討 営業 マーケティング 商品開発 三社共同 ⽵中⼯務店 キリン 神⼾天然物化学 原料植物⽣産 分担:キリン 植物組織培養 抽出・精製 分担:神⼾天然物化学 分担:⽵中⼯務店 施設運営 抽出・精製・品質管理 事業開始 活性型ビタミンD3製造・販売事業 三社共同出資による起業(予定) 14 ご清聴ありがとうございました
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