おおさかストップ温暖化賞の概要 (1) 表彰の趣旨 「大阪府温暖化の防止等に関する条例」第36条の規定に基づき、事業活動におけ る温室効果ガスの排出及び人工排熱の抑制並びに電気の需要の平準化(以下「温暖化 防 止 等 」と い う 。)に 関 し 、他 の 事 業 者 等 の 模 範 と な る 特 に 優 れ た 取 組 を し た 事 業 者 等 を表彰するものであり、事業者名とその内容を広く公表することにより、温暖化防止 等に関する事業者等の意欲を高めるとともに、対策の一層の普及促進を図る。 (2) 表彰の対象 大阪府内に事業所を有する事業者又はその事業所が実施した温暖化防止等に関する 取組内容 (3) (4) 賞の種類 ・大阪府知事賞(優秀賞の中で最も優れた取組を実施した事業者) ・優秀賞 ・特別賞 選考方法 有 識 者 か ら な る 「 大 阪 府 環 境 審 議 会 温 暖 化 対 策 部 会 」( 部 会 長 : 下 田 吉 之 大 阪 大 学 大 学 院 教 授 )に お い て 、 次 の 観 点 を 考 慮 し て 、実 施 し た 対 策 な ど の 取 組 内 容 を 評 価 し 、他 の事業者等の模範となるものを選考 (大阪府知事賞、優秀賞、特別賞) ○温室効果ガスの排出削減を着実に実施していること ○ 前 年 度( 過 去 か ら の 継 続 的 な 取 組 を 含 む )の 温 暖 化 防 止 等 の 対 策 の 内 容 に お い て 、 先進性、効率性、有効性のいずれかに、とりわけ優れた取組を実施し、確実な効 果をあげていること 大阪府環境審議会温暖化対策部会 神田 小池 澤村 下田 高村 森山 山中 佑亮 志保子 美賀 吉之 ゆかり 正和 俊夫 委員(五十音順) 元京都大学大学院准教授 大阪市立大学大学院准教授 公益社団法人全国消費者生活相談員協会関西支部長 大阪大学大学院教授(部会長) 名古屋大学大学院教授 摂南大学特任教授 大阪大学大学院教授 受賞者一覧 事業者名等 取組の概要等 削減率(%) 2003 年 度 よ り 全 部 門 で ISO14001 の 認 証 を取得し、環境マネジメントシステムの運 用を通じて、事業活動による環境負荷の削 減を進めている。 また、 「 環 境 政 策 」を 策 定 し 、持 続 可 能 な 社会の実現のための三本柱の一つとして 「低炭素社会の実現」を掲げ、再生可能エ ネルギー(太陽光発電)の普及や、省エネ 機器の導入・入れ替えなどを積極的に実施 し、エネルギー使用量の削減に先進的かつ 有効的に取り組んでいる 12.4 【原単位】 ISO の ト ッ プ マ ネ ジ メ ン ト で あ る 社 長 を 中 心 に 2020 年 度 に 2010 年 度 比 で エ ネ ル ギ ー の 使 用 量 を 50 % 削 減 す る こ と を 目 標 と して各モールで省エネルギー化をすすめて いる。 平 成 27 年 度 は 、新 店 舗 に お い て 省 エ ネ 機 器の導入を行うとともに、下水再生水を給 湯 と 空 調 の 熱 源 及 び 施 設 内 の 「せ せ ら ぎ 」等 の水源として複合利用を行うなど、先進的 な取組みを行っている。 同社は、地球温暖化を最も身近で深刻な 問題として捉え、温暖化防止に貢献し、持 続可能な社会を実現したいと考えている。 CO 2 発 生 量 を 効 果 的 に 削 減 す る た め カ ー ボ ン・マ ネ ジ メ ン ト に 取 組 み 、調 達・設 計 ・ 生産・輸送・販売・廃棄・リサイクルの各 段階で、排出量の見える化からカーボン・ オフセットの活用まで、多角的で、効果的 な取組みを進めている。 社長を統括者とする環境安全管理体制の もと、省エネルギー・地球温暖化防止を最 重要課題と位置づけ、環境経営を推進して いる。 新本社ビルには、屋上と公開空地の緑化 でヒートアイランド対策を講じ、空調や照 明に先進的な省エネ機器設備やシステムを 導入など効率的かつ効果的に取り組んでい る。 省エネの具体的な取組みとして、空調機 では熱交換器の更新やクーリングタワーの 洗浄強化を実施したり、ポンプ駆動モータ ーの高効率化を図っている。 また、操業管理データの見える化を活用 し、生産性改善を実施し、効率的かつ有効 的な取組みを行っている。 6.3 【原単位】 【大阪府知事賞】 大阪 いずみ市民 生活協同組 合 【優秀賞】 イオンモール株式会社 株式会社イトーキ 田辺三菱製薬株式会社 東レフィルム加工株式会社 9.1 【排出量】 9.0 【排出量】 5.9 【原単位】 事業者名等 日本電鍍工業株式会社 三菱伸銅株式会社 三宝製作所 取組の概要等 削減率(%) 省エネ診断を受診した結果、社長自ら従 業員に対し省エネの重要性を啓発してきた。 また、優先順位をつけて省エネ効果のあ る設備の導入を実施している。 また、運用面においては、デマンド監視 装 置 を 導 入 し 、電 気 の 使 用 量 が 上 昇 し た 際 、 生産活動に影響がないよう優先順位をつけ て機器を停止する体制を構築した。 以上のようなエネルギー使用量の削減に 効率的かつ有効的な取組みを行っている。 社内の省エネ委員会では、電気、都市ガ スの使用量の削減を目指して、従業員全体 で省エネキャンペーン等を展開している。 設備面では溶解炉の集約化や機器のイン バータ化などの実施により電力削減を実現 するなど現場に即した省エネ対策を実施 し、エネルギーの使用量の削減に効率的か つ有効的な取組みを行っている。 3.6 【排出量】 温浴施設の排湯を利用した排熱回収設備 を導入するなど、エネルギー使用量の削減 に先進的に取り組んでいる。 4.9 【排出量】 12.0 【排出量】 【特別賞】 株式会社オンテックス 美笹のゆ ※ 原 単 位 と は 温 室 効 果 ガ ス の 総 排 出 量 を 建 物 床 面 積 等 、そ の 他 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 と 密 接 な 関 係 を 持 つ 値 で割ったもの
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