質疑応答(PDF:47KB)

第2回宇部市空家等対策協議会質疑応答
質 問
回 答
空家の定義のことですが、計画案の冒頭に
書いてありますが「空家」と「空き家」の違
いはあるのですか。
ありません。
法律の空家等対策特別措置法において「空
家」と表示されていますので、法律に基づく
宇部市空家等対策協議会、宇部市空家等対策
計画においては「き」無し表示としていま
す。
国から出ているガイドラインは衛生と景観
の区別がありますが何か理由があるのです
か。
ガイドラインの景観というのは自治体で景
観条例等に基づく基準として特定空家の認定
も考えられるとなっていますが、宇部市には
景観条例がないので、衛生上と一緒にして基
準を設けました。
評価の仕方は評点方式を使っていて、1か
ら5まで、配点していってその積み上げに
よって判断する方式みたいですけれど、こう
いう5段階の評価は何か国なりの基準が示さ
れているのですか。
建物の評価ですが、点数につきましては細
かい基準は示されていません。
5段階評価は随分細かく、3と4とかの区
別が付けづらいと思いますが。
運用の場面で混乱をもたらすのではないか
と思います。
ガイドラインに示されている項目に従い、建
築士が評価して採点していきます。
特定空家に対する措置としては除却とか修
繕とかありますが、評点の積み上げで、何点
以上だったら除却とか何点以下だったら修繕
とかあるんですか。
評価が3.5以上であれば、使用するには
相当規模の工事が必要な建物と考えられま
す。
今、国から具体的な財政措置はあるんです
か。
もともと不良住宅の除却等に対しての社会
資本整備交付金という制度があり、それを特
定空家の除却等にも活用できます。
さらに、平成28年度から空家法対策補助
金という形で空家への利活用や除却の補助制
度ができました。今後も国の動向を注視し、
補助制度を活用していきます。
計画案では一戸建ての空き家が対象とされ
ていますが、長屋やアパートが空き家になっ
て近隣の方々が困っている場合はどうなるの
か。
長屋やアパート等への適正管理についての
指導等は、宇部市環境保全条例等に基づき指
導を行っています。
質 問
回 答
略式代執行を進めるにあたっては、どのよ
うな手続きがあるか。
略式代執行は所有者等が不存在であること
が要件ですので、所有者等が不存在であるこ
とを確定するために、14日程度の公告期間
を設けます。その間に所有者等であるとの申
し出がなければ所有者等不存在が確定しま
す。その後、除却等の代執行が行われます。
今回の略式代執行で相続財産管理人を市が
申し立てたとのことであるが、どのような目
的で申し立てを行ったのか。
今回、相続財産管理人を家庭裁判所に申し
立てを行ったのは、その空き家や敷地に課税
権を持つ税務担当課です。
空き家の除却後の財産処分を相続財産管理
人に行ってもらい、その代価を除却費用に充
てることが目的です。