保育料(国基準と市の軽減) 資料4 保育料と保育所運営費の関係(神戸市28年度予算) 保育所運営費の総額 371億8千万円 国基準による運営費 315億円 超過負担※1 56億9千万円 84.7% 15.3% 国基準による保育料 国の負担 県の負担 市の負担 99億8千万円 91億6千万円 46億6千万円 77億円 56億9千万円 26.8% 24.6% 12.5% 20.7% 15.3% 市基準保育料 軽減額 国の負担 ※3 県の負担 ※3 市の負担 ※3 70億6千万円 29億2千万円 91億6千万円 46億6千万円 77億円 70.7% ※2 29.3% 56億9千万円 ※1 超過負担とは国基準による運営費を上回る市単独の補助金 ※2 総事業費に占める割合は19.0% ※3 民間保育所については国基準の運営費から保育料を除く費用を国:県:市=2:1:1で負担 1 保育料(階層区分)同時在園の場合 単位:円 階 層 区 分 ※ 1 生活保護世帯 ~260万円 ~330万円 ~380万円 ~470万円 ~640万円 ~930万円 ~1130万円 1130万円~ 国基準保育料 第1子 0 9,000 19,500 30,000 44,500 61,000 80,000 104,000 3歳未満 3歳以上 第2子 第3子 第1子 第2子 第3子 第1子 0 0 0 0 0 0 4,500 0 6,000 3,000 0 5,600 9,750 0 16,500 8,250 0 12,300 20,300 15,000 0 27,000 13,500 0 24,000 22,250 0 41,500 20,750 0 35,600 30,500 0 58,000 29,000 0 49,700 40,000 0 77,000 38,500 0 66,000 52,000 0 101,000 50,500 0 74,000 市保育料 3歳未満 3歳以上 第2子 第3子 第1子 第2子 第3子 0 0 0 0 0 2,800 0 3,700 1,900 0 6,200 0 10,400 5,200 0 10,200 0 18,200 9,100 0 12,000 0 21,600 10,800 0 17,800 0 29,800 14,900 0 24,900 0 31,600 15,800 0 33,000 0 32,800 16,400 0 37,000 0 ※1 市民税額を基に年収を推定し、階層区分を設定(国:8階層、市:9階層) 2 平成28年度予算における多子軽減制度の概要 幼稚園(1号) 保育所(2・3号) 国の現行制度 1人っ子 2人兄弟(2人目) 3人兄弟(3人目) 〇保育所等(2・3号) 同時在園で 第2子:半額、第3子:無償 幼稚園等(1号)は 小学3年生以下も含む 同時在園の 子ども 1号は小学3年生 以下も 含む 生活保護 多子世帯に対する負担軽減制度 無償 無償 無償 無償 無償 無償 半額 全額 ↓ 半額 無償 半額 ↓ 無償 全額 ↓ 無償 全額 ~520万円 全額 半額 全額 ↓ 半額 無償 半額 ↓ 無償 全額 ↓ 無償 ~640万円 全額 半額 全額 ↓ 一部軽減 無償 半額 全額 ↓ 一部軽減 全額 無償 年収 ~360万円(※) 640万円~ 全額 半額 半額 全額 ※ ひとり親世帯等については、年収約260~360万円の世帯においてさらなる軽減 国の制度拡充 年収約360万円未満の世帯につい て、同時在園に関わらず、同一世 帯でカウント 第2子:半額、第3子:無償 (子育て家庭の25%をカバー) 市独自の制度拡充 国制度の対象を年収約520万円以下 の世帯まで拡大 第2子:半額、第3子:無償 (子育て家庭の50%をカバー) 県・市協調による制度拡充 年収約520~640万円の世帯につい て、5,000円を超える保育料につい て、第2子以降の保育料を軽減 3歳以上 3歳未満 第2子 3,000円 4,500円 第3子以降 4,000円 5,500円 (第1子:全額→半額、第2子:半額→無償) ○平成28年度予算における多子軽減は約4億3千万円 3 政令市の保育料比較 順位 都市名 対国基準 階層数 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 千葉市 名古屋市 京都市 大阪市 静岡市 堺市 札幌市 新潟市 広島市 相模原市 福岡市 神戸市 熊本市 浜松市 仙台市 横浜市 川崎市 さいたま市 岡山市 北九州市 約60% 61.2% 64% 64.7% 約65% 67.3% 68% 68.1% 70% 70% 70.2% 70.7% 約70% 約70% 約70% 72% 75% 約75% 80.1% 80.3% 17 18 22 23 19 13 12 14 19 25 15 9 16 17 18 31 27 11 14 16 4 他都市の平成28年度予算における主な保育料軽減策 制度概要 必要財源 本市で実施し た場合 大阪市 明石市 5歳児完全無償化 第2子無償化 30億円 初年度4億円・通年7億円 (所得制限:年収750万円以下) 8億円 (所得制限:年収640万円以下) 完全無償化:46億円 5 保育料改定における視点 【視点①】多子軽減の更なる拡充 ・平成28年度予算における拡充により、同時在園の要件を撤廃すると、新たに 第2子・第3子となる児童(12,000人)の約50%(6,000人)をカバー ⇒年収約640万円以下の世帯までを対象とした場合 [対象児童数] 約1,800人(カバー率65%) [ 必要財源 ] 4億5千万円 【視点②】階層の細分化による全体的な軽減 ・神戸市児童福祉審議会答申に沿って階層数を国基準にあわせてきた結果、 本市の2・3号子どもの階層数は国基準よりひとつ多い9階層となっている。 そのため、保育料の切り替えに際して、多くの世帯にとっては、所得が多少変わっ ても階層と保育料は変わらず、混乱がないメリットはあるものの、階層区分のボー ダーライン辺りの所得の世帯にとっては、所得が少しでも上がると保育料が大きく 上がる場合がある。 ⇒階層数を政令市平均の19とした場合 [対象児童数] 約18,900人 [ 必要財源 ] 6億2千万円 6
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