仮訳 - 防衛省・自衛隊

(仮訳)
日本国防衛省とオランダ王国国防省との間の
防衛協力・交流に関する覚書
日本国防衛省及びオランダ王国国防省(以下個別に「当事者」といい、合わせ
て「両当事者」という。)は、
国際法の一般原則及び規範を擁護するという両当事者の国際的なコミット
メント並びに国際の平和及び安全の維持におけるその特段の重要性を再確
認し、
400年以上にわたる友好的な交流及び共通の価値観に基づき両国の間に
存在する戦略的パートナーシップを認識し、
両当事者間の防衛協力・交流の強化を希望し、
次の意図に達した。
第1項
協力の目的
この覚書は、相互主義及び互恵の原則に基づき、防衛分野において両当事者間
の協力・交流のための枠組みを提供する。
第2項
協力の範囲
両当事者は、次のとおり安全保障及び防衛関係を強化する意図を共有する。
a.ハイレベル交流
1)日本国防衛大臣とオランダ王国国防大臣との間の会合の実施
2)防衛審議官又は同等のレベルでの会合の実施
3)日本国自衛隊統合幕僚長とオランダ王国軍参謀総長との間の会合の実施
4)各自衛隊幕僚長/各軍参謀長との間の会合の実施
b.実務レベル交流
安全保障・防衛に係る事項に関する協議の実施
c.部隊間交流
日本国自衛隊とオランダ王国軍との間の部隊間交流の促進(日本国海上
自衛隊とオランダ王立海軍との間の相互訪問時における訓練を含む)
d.教育及び研究交流
両当事者の教育及び研究機関間における交流の実施
e.相互の関心事項についての意見交換
次の分野に関する相互に利益のある専門知識及び情報の様々なレベルでの意
見交換の実施:
*防衛・安全保障に係る地域・国際情勢
*人道支援・災害救援
*平和維持・平和構築活動
*海洋の安全及び海洋安全保障
*弾道ミサイル防衛
*共通の装備品を通じて得られた教訓
*運用に際して得られた教訓
*防衛装備・技術
*サイバー空間
両当事者間の防衛協力・交流は上記の点に限られない。両当事者は、相互に決
定する他の分野の防衛協力・交流について検討することができる。
第3項
情報保全
両当事者は、それぞれの国内法令及び国際的な義務に従い、防衛協力・交流の
過程で取得されたいかなる情報も、その機密性に鑑み適切に取り扱うこと及び他
方の当事者の事前の同意なく第三者に提供しないことを確実にする。
第4項
財政支出
両当事者が別段の決定を行わない限り、各当事者はこの覚書への参加に伴う費
用を自己負担する。
第5項
協議
この覚書の解釈及び実施に係る紛争が生ずる場合には、両当事者は協議によっ
て問題を解決することを宣言する。
第6項
非拘束性
両当事者は、この覚書が国際法上の権利又は義務を生じさせるものではないこ
と並びに上記に掲げる活動がそれぞれの国内法令及び予算の範囲内で実施される
ことを認識する。
第7項
開始、修正及び終了
a)この覚書は署名の日から開始する。
b)この覚書は、両当事者の相互の書面による同意により修正することができる。
c)この覚書の期間は5年間であり、その後は自動的に5年ずつ延長される。
d)各当事者は、終了の日の6か月前までに他方の当事者に対して書面による通告
を行うことによりこの覚書を終了することができる。
e)この覚書の終了は、両当事者が別段の決定を行わない限り、この覚書に基づく
継続中のいかなるプログラム及び活動にも影響を与えない。
2016年12月13日に、東京で英語により原本二通に署名した。
日本国防衛省のために
日本国防衛大臣
オランダ王国国防省のために
オランダ王国国防大臣
稲田
ジャニン・ヘニス・プラサハート
朋美