医療政策部 - 東京都福祉保健局

医療政策部
Tomoyo Narita
東京都が目指す医療提供体制を検討していく上で
公衆衛生の力を最大限生かす時が
来ていると感じています。
profile
成田 友代
1992.04 衛生局町田保健所予防課
1999.04 練馬区桜台保健相談所長
2002.04 練馬区保健所予防課長
2003.04 中央区保健衛生部健康推進課長
2006.04 福祉保健局多摩立川保健所保健対策課長
2008.04 福祉保健局少子社会対策部子ども医療課長
2009.04 福祉保健局少子社会対策部こども家庭支援課長
2010.04 福祉保健局健康安全部感染症対策課長
2011.04 福祉保健局担当部長(医療政策部医療安全課長事務取扱)
2013.04 世田谷保健所長
2015.04 福祉保健局担当部長
2015.07 福祉保健局医療改革推進担当部長
趣味:音楽鑑賞
安全、安心かつ良質な都民中心の
保健医療体制の充実を目指して
福祉保健局医療政策部では、患者中心の医療の実現に向けて、
東京の特性を活かして
都内には大学病院、特定機能病院を始め、約 650 の病院が
所在し、全国から患者が集まっています。少子高齢化が進む
中、高度医療・先進的な医療提供体制の将来にわたる進展に
今後見込まれる超高齢社会を見据えたより効率的で質の高い医
加え、大学病院等での治療の後、住み慣れた地域で治療が継
療体制を構築していくとともに、急性期から回復期、在宅療養
続されるよう、東京の特性を活かした医療連携を強化してい
に至る医療サービスを地域ごとに切れ目なく確保すること等を
くことが喫緊の課題となっています。
医療政策部では、都全体の医療提供体制を見渡しつつ、課
目標として、がん医療対策や、在宅療養の推進、地域医療対策、
題解決に向け、関係機関と連携しながら医療政策を進めてい
災害医療体制や救急医療体制の整備、医療安全対策など様々な
ます。
施策を展開しています。
東京都の公衆衛生医師の強み
公衆衛生医師は、医療改革推進担当部長と、医療安全課に配
置されています。医療改革推進担当部長は、部全体の医療改革
推進に関することを職務として、保健医療体制の充実に向けた
取組のうち、在宅療養、医療連携の推進、保健医療人材の確保や
養成、地域医療提供体制の整備等を担当しています。医療安全
課には、課長と課長代理が配置され、医療施設等許認可、監視指
導、患者の声相談窓口等、都民が安心して医療サービスを受け
られる体制の整備に取り組んでいます。 都では、医療需要の将来推計や病床機能報告制度の情報等を
活用して、地域医療構想を策定しました。これを見据え、今後、
次期保健医療計画を改定していきますが、このような中、公衆
衛生医師の果たすべき役割も大きくなると考えられます。
07 都庁編
保健所、都庁、健康安全研究センター等、大都市東京には公
衆衛生医師の配属先が多数あります。保健所だけでも、23 区
から多摩・島しょと都内全域に計 31 か所あり、それぞれの保
健所で、地域特性を活かした健康施策が展開されています。多
種多様な配属先で幅広い経験を積めることは、東京都の公衆衛
生医師ならではの強みと言えるでしょう。
入都希望者へのメッセージ
団塊の世代が後期高齢者となる 2025 年に向け、
「誰もが質
の高い医療を受けられ、安心して暮らせる東京の実現」を目
指し、地域医療構想を策定しました。今後は、医療・介護サー
ビスの連携のみならず、健康づくり、福祉、住まいや教育など
の施策とも連動して、地域医療構想の実現を目指します。東
京の医療政策に関心のある方、まずは見学にいらしてみてく
ださい。