障害認識の階層 家族の思い 高次脳機能障害の回復経過

家族の思い
障害認識の階層
問題を予測
する
問題を
家庭の主婦が倒れたら・・
働き盛りの夫が倒れたら・・・
高齢の夫が倒れたら・・
子供が倒れたら・・
予測する
補償行動を
とろうとする
一般的な説明がで
きる
漠然と気づいている
病識欠如
症状の違い、悩むことはそれぞれ
異なるが、解決の方向には
共通性がある・・・
全く気付いていない
障害を否定する
藤山 美由紀 他 NANDA‐Iの看護診断に基づく高次脳機能障害の標準計画
メディカ出版
発達障害・高次脳機能障害・認知症
の経過
高次脳機能障害って
よくなるんでしょうか?
高次脳機能障害
認知症
生活能力
発達障害
高次脳機能障害と
認知症
年数・年齢
胎生・新生児・幼児期
高次脳機能障害の回復経過
青壮年
高齢者(壮年)
看護で何ができるのか?
~伝えてほしいこと~
元通りにはならないけど必ず良くなります
改善
あきらめないで!
発症
5年
10年
20年
体調・環境・対応でよく
もなり、悪くもなるよ
今日が一番悪い日!
できることを
見つけてあげて
マイナスをプラスで
補うこと
何かあれば相談でき
る場所があるよ
一人で悩まないで
福祉につなげるために
想像してみよう
入院中には気づかないことも多い
失語症
(目に見える障害に対してのリハビリが行われる)
思いが伝えれない
退院後に社会生活や
日常生活が困難にな
るかも・・
運動機能
障害
ここの問題を予測
できることが大事
嚥下障害
思うように動けない
食べれない
地域へつなげる・・・
福祉へつなげる・・・
患者はどんな思いでいるのでしょうか
対応困難な患者さんにであったら
~基礎編~
高次脳機能障害患者の看護で大切な事
その人の世界を
どれだけ想像できるか
この人はどんな世界
にいるんだろう・・・・
まずは視線を合わせて笑顔を
その患者さんの世界を想像しよう
低次の機能は安定しているか
覚醒は悪くないか?
その行動は高次脳機能障害かも・・・
反応を見よう(表情・行動)
その人の心を理解しようとする心
患者さんには伝わっています
困った患者さん・・・
困っているのは誰?
チームで考えれるといいですね・・
私が心掛けている
高次脳機能障害の看護
高次脳機能障害患者の看護で大切な事
教科書通りにいかない看護
あの手この手で関わる看護
 「私はあなたの味方」という姿勢
「問題点」を見つけたら
「可能性」を見出すこと
看護の専門性・・・
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笑顔で聴く事
触れること
ユーモア(何とか笑顔にしたい)
家族の支援(諦めないで・・を伝える)
山田 規畝子著
「高次脳機能障害者の世界」
「壊れた脳生存する知」より
 高次脳機能障害の患者の周りに、その知識を持って理解し
てくれる人がいるかで、大きく違う
 回復は生きている限りずっと続いていく
 回復はあきらめた瞬間に終わる
 脳には学ぶ力がある
 普通の生活が最高のリハビリ
 大切なのは、国家資格でも特別な知識や技術でもない
「この人はいったい何に困っているのだろう・・」
高次脳障害
と思いをはせること
引用・参考文献
ありがとうございました
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山田 規畝子: 壊れた脳生存する知 角川ソフィア文庫 2013
山田 規畝子: 高次脳機能障害者の世界 協同医書出版社 2013
上田 敏: リハビリテーションの思想 第2版 医学書院 2012
橋本 圭司: 生活を支える高次脳機能リハビリテーション 三輪書店 2011
石合 純夫: 高次脳機能障害学 第2版 医歯薬出版株式会社 2014
阿部 浩明: 高次脳機能障害に対する理学療法 文光堂 2016
橋本 圭司: 高次脳機能障害がわかる本 法研 2014
藤山美由紀ほか: NANDA‐Iの看護診断にもとづく高次脳機能障害の
標準看護計画 メディカ出版 2014