農林水産省農林水産技術会議事務局とロシア科学基金による 「農業科学分野の研究実施のための研究費助成に関する覚書」の署名について 平成28年12月 農林水産省技術会議事務局国際研究官室 農林水産省農林水産技術会議事務局(以下「技会事務局」という)は、ロシア科学基金 と両国の研究チームが行う農業科学分野の国際共同研究について、それぞれ自国分の研 究費の助成を行うことを目的とした覚書に署名しました。 覚書の主な内容について 〇覚書の主な内容 ・ 国際共同研究グループによる農業科学における基礎及び調査的研究を実施するため、 技会事務局とロシア科学基金で資金助成を共同して調整する。 ・ 日本の予算は日本の研究機関に、ロシアの予算はロシアの研究機関に助成する。 ・ 事業の公募は両国で一斉に行う。(共同公募:Joint Call) 等 〇研究助成の仕組み 今回署名した覚書 技会事務局 助成 研究助成機関同士の覚書 (研究助成の仕組み等) 申請 ロシア科学基金 申請 助成 (グループが各国に申請) 国際共同研究グループ 日本の研究機関 研究機関同士の覚書 (研究内容について)※ ロシアの研究機関 ※ 以下の共同研究例にある作物病害防除については、本年9月にロシアのウラジオストクで(国研)農業・食品産業技術総合研究機構と ロシア植物保護研究所間で研究協力に関するMOCを締結済 共同研究内容(公募予定) 共同研究例:新たなウイロイドフリージャガイモ品種の開発 ロシアと調整の上、以下の課題を公募する予定 ・ 技術開発分野(例:食品/農産物の乾燥保存 技術に関する共同研究) ・ 広域調査分野(例:作物病害防除に関する 共同研究) 日本の ウイロイドフリー化技術 やせたじゃがいも ロシアの 植物遺伝資源 健全なじゃがいも 期待される成果 〇 社会実装・製品化につながる研究成果を創出し、「攻めの農業」への転換に資する。 〇 将来的な橋渡し機能の発揮や新たな市場の開拓。
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