いきいきこだいら高齢者見守りの輪条例(素案)の概要 1 条例検討の経緯 小 平 市 議 会 で は 、 平 成 2 6 年 3 月 、「 小 平 市 議 会 基 本 条 例 」 を 制 定 し 、 そ の 第 2 条 「 議 会の役割と活動原則」の第3項に「議会は、政策立案及び政策提言に関する機能の強化 を図るものとする」と定めました。また、第22条には「政策立案及び政策提言」に関 す る 条 項 と し て 、「 議 会 は 、 政 策 水 準 の 向 上 を 図 る た め 、 政 策 立 案 の 機 能 強 化 に 努 め 、 条 例の提案、議案の修正、決議等の政策提案を行うとともに、市長等に対し政策提言を行 うものとする」と定めました。 これらの規定に基づき、小平市議会では、4つの常任委員会がそれぞれ課題を設定し、 委員間で討議をしながら調査を進め、委員会の総意として政策提言を行うことを決定し ました。 厚生委員会では、テーマを「孤立防止について」として、近年増加の一途をたどる孤 立死等をなくし、高齢者が孤立することなく、住み慣れた小平でいきいきと暮らせる地 域社会を実現するためには何が必要か、これまで協議を進めてきました。今回、その成 果の1つとして条例制定を進めるものです。 2 条例の目的 この条例は、地域全体で高齢者の見守り活動を推進することにより、高齢者が孤立する ことなく、住み慣れた小平でいきいきと暮らせる地域社会を実現することを目的とするも のです。 3 条例の内容 (1)用語の定義 ア 親族、近隣、地域及び行政との交流を形成できない状態又は生活に必要とする 支援が受けられない状態にあることを孤立とします。 イ 地域において日常的に生活の状況を見守る活動及びそれに付随して行われる高 齢者の日常生活を支援するための活動を地域見守り活動とします。 1 (2)基本理念 地域見守り活動は、高齢者が孤立することなく住み慣れた小平でいきいきと笑顔で 暮らせる地域社会を実現するため、市が主体的に推進を図ることにより、市民等、関 係機関及び事業者等の自主的な取組を促し、相互に連携しながら、それぞれの役割を 堅実に果たすことにより実現されなければならないものとします。 (3)市の役割 ア 市は、高齢者の実態把握に努めるとともに、必要な支援を行うための施策を計 画的に推進するものとします。 イ 市は、地域全体で多様な見守りが実施されるよう、市民等、関係機関及び事業 者等と連携を図りながら、地域見守りの体制を整備するために必要な施策を実施 するものとします。 ウ 市は、地域見守り活動の普及啓発を図るとともに、その担い手となる人材の育 成に努めるものとします。 (4)市民等の役割 市民は、高齢者が孤立することなく安心して暮らすことができる地域社会を実現す るために、市民相互の思いやりが不可欠であることを理解し、地域見守り活動を主体 的に行うよう努めるとともに、他の者が行う地域見守り活動に協力するよう努めるも のとします。 (5)関係機関及び事業者等の役割 関係機関及び事業者等は、それぞれの業務を通じ専門性を発揮し、市と連携し、地 域見守り活動を行うよう努めるとともに、他の者が行う地域見守り活動に協力するよ う努めるものとします。 (6)基本的施策 ア 市は、孤立を防止するため、見守りサービスの充実に努めなければならないも のとします。 イ 市は、市民等、関係機関及び事業者等との協力関係の充実を図り、地域見守り 活動の推進に努めなければならないものとします。 ウ 市は、上記の施策を推進するために、市民等、関係機関及び事業者等との緊密 2 な連携体制の構築に努めなければならないものとします。 4 施行予定日 この条例の施行は、平成29年4月1日を予定しています。 5 パブリックコメントの実施 (1)期間 平成28年12月15日(木)から平成29年1月13日(金)まで (2)意見の提出方法 電子メール、FAX、郵送又は持参 (3)閲覧場所 市ホームページ、市庁舎1階市政資料コーナー及び東部・西部出張所 6 今後の予定 (1)結果公表 平成29年2月20日(月) (2)議案提出 平成29年3月定例会 3
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