経済と社会 課題レポート 課題「日本における所得格差」 日本では、しばしば所得格差について問題になり、議論に発展することがある。 そもそも、なぜ所得格差が生まれたのか。 細々とした要因はあるだろうが、簡潔に言えば、 「グローバル化に伴って経済自由化が進み所得格差が生まれた」からだ。 グローバル化と言っても、国内外での経済自由化が 進んでいるだけでなく、国内のみでの経済自由化も進んでいる。 インターネットが発達したことにより、 誰もが起業しやすい環境が整っている。 インターネットが普及していなかった頃は、 起業をするとなると数千万円という資本が必要であり、 借り入れが必須と言える時代であったため、 起業しやすいとは言えなかった。 しかし、インターネットが普及したことで資本が殆どいらなくなったのだ。 今では、サイトを運営する費用があれば起業可能だ。 究極はインターネット環境さえあれば無料でもできる。 インターネットであるため、商品は現品でなく情報でいい。 現品を扱わないのであれば、物を仕入れて在庫を持つ必要はない。 そのため、不良在庫を抱えるリスクもない。 今の時代は、それなりのビジネス知識と行動次第で起業やフリーランスなど、 個人レベルでビジネスを出来る時代なのだ。 日本で所得格差が生まれた理由はこれではないだろうか。 インターネットの発達で誰もが起業しやすい環境、 しかも、個人レベルでビジネスができるが、 誰もが成功するというわけではない。 絶対成功できるのであれば、 所得格差など生まれず、 みんな幸せに暮らしている。 そもそも日本の教育では起業に就職して定年まで働くことしか教えない。 少なくとも義務教育では起業やフリーランスなどの 手段があることや方法は教えない。 そのため、いくら経済自由化が進み起業やフリーランスが 容易く始められる条件が揃っていたとしても、 好奇心旺盛な人や行動力のある人、 意識の高い人や認知している人でなければ、 そもそもそういったことはしない。 知識と行動力がある人はビジネスを率先してやって稼ぎを増やしていき、 一般企業の下で働きほぼ一定額の給料を安心安全だと 考えている人は現状変わらない。 資産にも違いが出てくる。 稼ぎを増やした人は会社からもらう給料以外の 収入源という資産を手に入れたのだ。 しかし、会社からの給料に依存している人は、 それしか収入源がない。 この時点ですでに格差が広がっているのだが、 まだ格差が広がる要因がある。 収入源を増やした人はそれだけ使えるお金が増えるということだ。 欲しいものを買ったり、遊びに使ったり出来るであろうが、 それだけではない。 他にも、新たな収入源をつくるために投資をすることが出来る。 例えば、進行中のビジネスとは別に、新たにビジネスを始めることだ。 新たにビジネスを始めなくとも進行中のビジネスの マーケティング全般のシステムを強化して、 収入を増幅、安定化させることだって可能だ。 さらに、株式投資を始めることだって出来るだろう。 こちらは高いリスクを伴うものだ。 しかし、収入源が増えた分収入も多いため 破産しない程度のお金を投資に回せば リスクを限りなく 0 に近づけることができる。 さらに、正しいノウハウを持ってして取り掛かれば…。 言うまでもない。 しかし、会社からの給料のみに頼っている人は到底真似出来ない。 収入源はひとつのままなので、収入源をどんどん増やす人とは 格差が広まる一方なのだ。 もし、この所得格差をどうにかしたいのであれば、 もっと教育でビジネス分野を扱うべきだと思う。 せめて、義務教育の時点で就職以外、起業やフリーランスなどの 手段があることを教えるべきではないだろうか。 そうでないと、何かをきっかけに個人レベルで稼ぐ 手段と術を知った者はどんどん行動していき、 所得格差が広がっていくばかりだ。 情報格差が所得格差を生んでいくのだ。 学籍番号( ひみつ ) 氏名( れおん )
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