疾病と治療

第23回 MR認定試験
疾
試験時間
試験問題数
病
と
BA-
2016年12月
治
療
110分 (14:00〜15:50)
110問(正誤 40問、三肢択一 60問、五肢択一
10問)
指示があるまで問題冊子を開けてはいけません。
問題冊子は全部で20頁ありますので、落丁・乱丁の有無を頁数で確認し
てください。
〔注意事項〕
.解答方法:
)解答は○の中全体をHB又はBの鉛筆で濃くぬりつぶすこと。
良い例
悪い例(採点されません。)
)答えを修正した場合は必ず消ゴムであとが残らないように完
全に消すこと。鉛筆あとが残ったり ● のような消し方など
をした場合は、修正又は解答したことにならないので注意する
こと。
)問につ以上の●があると採点されない。
×
.答案用紙は折り曲げたり、汚したりしないよう特に注意のこと。
.問題の内容については、質問しないこと。
.この問題冊子は、試験時間中(15時50分まで)の持ち出しは
できない。
.この問題冊子の一部を破って解答等を写して持ち帰ることは
できない。
BA02.smd Page 1
16/11/18 16:00 v3.30
正しければを、誤りであればを選択せよ。
問
リボソームでは、核から遺伝情報を運んできたDNAを鋳型としてタンパク質
が合成される。
問
正
誤
穿通枝は主に脳底面から深部に進入する動脈である。
問
正
誤
下行性伝導路は中枢からの運動指令を骨格筋に伝える。
問
正
誤
心原性脳塞栓症の塞栓源となりうる心疾患は心房細動が多い。
問
正
誤
脳梗塞の頭部CTでは発症早期から高吸収域として検出される。
問
正
誤
左冠状動脈は肺動脈から分岐する。
問
正
誤
左房室弁は三尖弁である。
問
正
誤
心臓の興奮は房室結節から始まる。
正
誤
1
BA02.smd Page 2
16/11/18 16:00 v3.30
問
収縮期は心房が収縮する時期である。
問10
正
正
正
正
正
正
誤
誤
誤
間接ビリルビンは肝臓でグルクロン酸抱合される。
正
問16
誤
アルコール性肝炎にはインターフェロンが有効である。
問17
誤
消化管運動は交感神経の支配が強い。
問15
慢性閉塞性肺疾患(COPD)では持続的な労作時呼吸困難が見られる。
問14
誤
死腔は肺胞ガス交換に関与する。
問13
鼻甲介は、上鼻甲介と下鼻甲介からなる。
問12
誤
加齢は虚血性心疾患の危険因子である。
問11
正
誤
肝性脳症の早期覚醒には芳香族アミノ酸製剤が有効である。
正
誤
2
BA02.smd Page 3
16/11/18 16:00 v3.30
問18
長骨の骨端は緻密質からなる。
問19
正
正
問20
誤
変形性関節症に関節内注射は無効である。
正
誤
左腎は右腎より低位にある。
正
問22
誤
レニンは傍糸球体装置の顆粒細胞から分泌される。
正
問23
誤
前立腺は直腸後壁に接する。
問24
誤
骨のリモデリングは骨吸収と骨形成からなる。
問21
正
誤
血清LDL高値は動脈硬化の原因となる。
問25
正
誤
アドレナリンは副腎皮質から分泌される。
問26
正
誤
エリスロポエチンは膵臓から分泌される。
正
誤
3
BA02.smd Page 4
16/11/18 16:00 v3.30
問27
型糖尿病は膵臓の β 細胞の破壊によって生じる。
問28
正
誤
バセドウ病ではTSHは低値となる。
問29
正
誤
再生不良性貧血では骨髄の脂肪化がみられる。
問30
正
誤
眼房水は前房から後房に流れる。
問31
正
誤
個の嗅細胞に備わる受容体は数種類ある。
問32
正
誤
白内障の初期には羞明、多重視などの症状がしばしば生じる。
問33
正
誤
生後日までを新生児と表現する。
問34
正
誤
ダウン症候群は染色体検査で確定診断される。
問35
正
誤
抗原提示細胞とは病原体の抗原情報をB細胞に知らせる細胞である。
正
誤
4
BA02.smd Page 5
16/11/18 16:00 v3.30
問36
スギ花粉症に対する特異的免疫療法にスギ花粉舌下液による方法がある。
問37
正
正
問38
誤
正
誤
わが国の乳がんの特徴は閉経後に多いことである。
正
誤
間質性肺炎では酸素の肺胞ガス交換が妨げられる。
問41
細胞のがん化は単一の遺伝子異常によって起こる。
問40
誤
細菌性肺炎の起炎菌で最も多いのはインフルエンザ菌である。
問39
正
誤
正しいのはどれか。
小腸の吸収面積は皮膚の倍である。
リンパ球は胸腺で生成される。
循環器系は心血管系とリンパ管系とに区分される。
問42 誤りはどれか。
常染色体は本である。
滑面小胞体にはリボソームが付着している。
ミトコンドリアのDNAは母親から受け継がれる。
5
BA02.smd Page 6
16/11/18 16:00 v3.30
問43
中枢神経系について誤りはどれか。
中枢神経系は灰白質と白質に区別される。
大脳新皮質は情動と関連する。
脊髄は反射中枢としての役割をもつ。
問44
問45
末梢神経系について正しいのはどれか。
脳神経は種類ある。
脊髄神経の前根は求心性線維からなる。
自律神経系の最高中枢は視床下部にある。
うつ病について正しいのはどれか。
わが国では中高年の発症頻度は少ない。
うつ病と診断された患者の約半数がのちに躁病相を呈する。
回復期に自殺が多い。
問46
問47
統合失調症の治療について正しいのはどれか。
非定型抗精神病薬は陰性症状には効果が乏しい。
適切に治療が行われれば、再発率は低い。
作業療法は活動性や社会性を回復させる。
ラクナ梗塞について誤りはどれか。
夜間など安静時に発症する。
血栓性が多い。
意識障害を生じる。
6
BA02.smd Page 7
16/11/18 16:00 v3.30
問48
興奮の伝達速度が最も遅いのはどれか。
心房壁
房室結節
プルキンエ線維
問49
心拍数を上げる神経はどれか。
交感神経
副交感神経
知覚神経
問50
問51
問52
平滑筋をもたない血管はどれか。
大動脈
毛細血管
下大静脈
血圧を下げるのはどれか。
アドレナリン
一酸化窒素
エンドセリン
高血圧を誘発する薬剤はどれか。
副腎皮質ステロイド薬
硝酸薬
Ca拮抗薬
7
BA02.smd Page 8
16/11/18 16:00 v3.30
問53
問54
冠攣縮性狭心症の予防薬はどれか。
Ca拮抗薬
β 遮断薬
副腎皮質ステロイド薬
心不全で上昇するのはどれか。
腎血流量
心拍出量
交感神経活性
問55
低心拍出量の身体所見で誤りはどれか。
四肢冷感
多尿
夜間尿
問56
問57
機能的残気量に含まれるのはどれか。
予備呼気量
回換気量
予備吸気量
気管支喘息の治療薬はどれか。
β 遮断薬
抗コリン薬
Ca拮抗薬
8
BA02.smd Page 9
16/11/18 16:00 v3.30
問58
呼吸リハビリテーションとして適切でないのはどれか。
胸式呼吸
吸気筋訓練
運動療法
問59
正しいのはどれか。
食物に含まれる脂肪の大部分は中性脂肪である。
脂肪は膵液により乳化される。
脂肪は胆汁により脂肪酸とモノグリセロールに分解される。
問60
胃の細胞と分泌物の組み合わせで正しいのはどれか。
主細胞
粘液
壁細胞
塩酸
副細胞
ペプシノゲン
問61
問62
尿中に排泄されないのはどれか。
ウロビリン
間接ビリルビン
直接ビリルビン
H.ピロリの非観血的検査はどれか。
尿素呼気テスト
迅速ウレアーゼ法
鏡検法
9
BA02.smd Page 10
16/11/18 16:00 v3.30
問63
わが国にB型肝炎ウイルスのキャリアは何人いるか。
約万千人
約万人
約万人
問64
問65
肝硬変の重症度判定に最も有用なのはどれか。
AST
ALT
アルブミン
出血傾向を示す肝硬変に投与すべきビタミンはどれか。
B1
C
K
問66
腎臓からのカルシウム排泄を増加させるのはどれか。
カルシトニン
副甲状腺ホルモン
ビタミンD
問67
筋収縮のエネルギー源となるのはどれか。
ATP
乳酸
クレアチン
10
BA02.smd Page 11
16/11/18 16:00 v3.30
問68
関節リウマチに最も特異的なのはどれか。
リウマトイド因子
CRP
抗CCP抗体
問69
骨粗鬆症を最も生じやすいのはどれか。
副腎皮質ステロイド薬
NSAIDs
サイトカイン阻害薬
問70
正しいのはどれか。
血漿タンパク質は正常では原尿に含まれる。
GFRが
mL/分未満に低下すると浮腫がみられるようになる。
原尿中の水は大半が遠位尿細管で再吸収される。
問71
前立腺肥大症の治療薬で正しいのはどれか。
β 3受容体遮断薬
コリン作動薬
抗男性ホルモン薬
問72
正しいのはどれか。
排卵は左右の卵巣から交互に起こる。
基礎体温の変動はエストロゲン分泌を反映している。
月経ではmL/回ほどの出血を伴う。
11
BA02.smd Page 12
16/11/18 16:00 v3.30
問73
子宮内膜症の症状で誤りはどれか。
過少月経
排便痛
性交痛
問74
問75
問76
問77
最もエネルギーに変換しやすい栄養素はどれか。
糖質
脂質
タンパク質
成長ホルモン放出抑制ホルモン(GHRIH)と同一物質はどれか。
ソマトスタチン
プロラクチン
レニン
下垂体後葉ホルモンはどれか。
オキシトシン
カルシトニン
パラソルモン
セクレチンの作用はどれか。
食道筋収縮
胃液分泌抑制
胆嚢弛緩
12
BA02.smd Page 13
16/11/18 16:00 v3.30
問78
糖尿病の細小血管症による合併症はどれか。
腎症
狭心症
白内障
問79
経口血糖降下薬でインスリン分泌を促進する作用がある薬剤はどれか。
ビグアナイド薬
DPP-阻害薬
SGLT阻害薬
問80
問81
問82
主にトリグリセライドを低下させる薬剤はどれか。
HMG-CoA還元酵素阻害薬
フィブラート系薬剤
陰イオン交換樹脂薬
甲状腺機能亢進症にみられる症状はどれか。
低体温
うつ症状
動悸
巨核球成熟に働く造血因子はどれか。
エリスロポエチン
トロンボポエチン
G-CSF
13
BA02.smd Page 14
16/11/18 16:00 v3.30
問83
特殊感覚でないのはどれか。
視覚
平衡感覚
深部感覚
問84
眼球壁でメラニンを豊富に含むのはどれか。
線維膜
ブドウ膜
網膜
問85
トラコーマの原因はどれか。
アデノウイルス
エンテロウイルス
クラミジア
問86
凍傷で水疱が生じた場合の重症度はどれか。
度
度
度
問87
ターナー症候群について誤りはどれか。
女性でXOの染色体である。
身長が高い。
二次性徴がみられない。
14
BA02.smd Page 15
16/11/18 16:00 v3.30
問88
小児の成長について正しいのはどれか。
体重は生後〜か月で出生時の倍になる。
身長は約歳で出生時の倍になる。
新生児の胸囲は頭囲より大きい。
問89
免疫グロブリンについて誤りはどれか。
IgGは胎盤を通過できる。
IgAは粘膜からの分泌液に含まれる。
IgDは大部分がT細胞表面に結合している。
問90
アレルギー性鼻炎の主徴でないのはどれか。
発作性反復性くしゃみ
水様性鼻漏
鼻のかゆみ
問91
ケミカルメディエーター遊離抑制薬の特徴で正しいのはどれか。
肥満細胞からの化学伝達物質遊離を抑制する。
臨床効果の発現が早い。
眠気などの副作用が強い。
問92
急性炎症で減少するのはどれか。
CRP
フィブリノゲン
アルブミン
15
BA02.smd Page 16
16/11/18 16:00 v3.30
問93
グラム陽性菌でないのはどれか。
腸球菌
破傷風菌
淋菌
問94
母乳感染するのはどれか。
風疹ウイルス
トキソプラズマ
ヒトT細胞白血病ウイルス
問95
問96
流行性耳下腺炎について正しいのはどれか。
飛沫感染による。
成人男子の半数に睾丸炎を合併する。
治療にアシクロビルを用いる。
がんの集学的治療で正しいのはどれか。
放射線療法を術前に行うことはない。
ネオアジュバント療法は再発を防ぐ目的で行われる。
アジュバント療法は術後に行われる。
問97
卵巣がんに用いられる薬剤はどれか。
ベバシズマブ
トラスツズマブ
リツキシマブ
16
BA02.smd Page 17
16/11/18 16:00 v3.30
問98
急性前骨髄球性白血病(M)に用いられる薬剤はどれか。
イマチニブ
トレチノイン
ボルテゾミブ
問99
B型(特異反応型)の副作用について誤りはどれか。
糖尿病治療薬の過剰投与による低血糖発作
抗てんかん薬による重篤な皮膚障害(スティーブンス・ジョンソン症候群)
各種抗菌薬によるアナフィラキシー反応
問100 薬疹について誤りはどれか。
中毒性表皮壊死症(TEN)は最重症である。
HIV患者では発生頻度が通常患者よりも低い。
薬剤性過敏症症候群(DIHS)はヒト・ヘルペスウイルス
の再活性化が
関係している。
問101 高血圧性脳出血の好発部位でないのはどれか。
被殻
視床
内包
橋
小脳
17
BA02.smd Page 18
16/11/18 16:00 v3.30
問102 急性心筋梗塞の初期治療として適切でないのはどれか。
酸素投与
アスピリン内服
副腎皮質ステロイド薬内服
硝酸薬投与
モルヒネ投与
問103 ショックの症状でないのはどれか。
顔面紅潮
冷汗
乏尿
呼吸不全
脈拍触知不能
問104 水溶性ビタミンはどれか。
A
C
D
E
K
問105 H.ピロリの一次除菌では剤併用は何日間行うか。
日間
日間
日間
日間
日間
18
BA02.smd Page 19
16/11/18 16:00 v3.30
問106 バソプレシンを分泌する内分泌器官はどれか。
視床下部
下垂体後葉
甲状腺
副腎
副甲状腺
問107 組み合わせで正しいのはどれか。
副甲状腺機能低下症
多尿
アジソン病
眼球突出
型糖尿病
肥満
痛風
胆石
クッシング病
満月様顔貌
問108 組み合わせで誤りはどれか。
Ⅰ型アレルギー
アトピー性皮膚炎
Ⅱ型アレルギー
気管支喘息
Ⅲ型アレルギー
糸球体腎炎
Ⅳ型アレルギー
臓器移植による拒絶反応
Ⅴ型アレルギー
重症筋無力症
問109 誤りはどれか。
肺炎球菌
Streptococcus pneumoniae
インフルエンザ菌
Haemophilus influenzae
肺炎桿菌
Klebsiella pneumoniae
黄色ブドウ球菌
Staphylococcus epidermidis
緑膿菌
Pseudomonas aeruginosa
19
BA02.smd Page 20
16/11/18 16:00 v3.30
問110 わが国のがんの疫学で誤りはどれか。
死因の第位は悪性新生物である。
(年)
胃がんの死亡数は男女とも減少している。
(年)
男性では肺がんでの死亡数がもっとも多い。
(年)
女性では乳がんでの死亡数がもっとも多い。
(年)
女性では乳がんの罹患数がもっとも多い。
(年)
以
下
余
白
20
BA02.smd Page 21
16/11/18 16:00 v3.30
著作権法上での例外を除き無断での複製、転載等は禁止されております。
BA02.smd Page 22
16/11/18 16:00 v3.30