事 例 クレジットカード会社から連絡があり、28万円もの高額な請求が

平成 28年11月発行
◆事 例◆
クレジットカード会社から連絡があり、28万円もの高額な請求があることが
わかった。小学生の息子がオンラインゲームで有料コインを購入したらしい。
先日、オンラインゲームの登録に700円が必要だと頼まれ、決済のために母親
のクレジットカード番号を入力した。その後は、そのクレジットカード番号で有
料アイテムを次々に買ったようだ。息子は「ゲーム内でコインを買うときに難し
い操作はなく、どんどん買えた。
」と言っている。
(当事者:12歳 男児)
◆アドバイス◆
○クレジット決済のために親が入力したクレジットカード番号が有効になっていて、
子どもが自分で番号を入力しなくても、オンラインゲームに課金が出来てしまうケ
ースなども見られます。クレジットカード番号の管理には十分注意しましょう。
○オンラインゲームは料金体系や決済方法が多様化しています。周りの大人はオンラ
インゲームの仕組みについて理解し、ゲームの遊び方やルールについては、
子どもと話し合って決めておくようにしましょう。
○困ったときには、消費生活センターなどに相談をしましょう。
◆事 例◆
オランダから約4百万円の宝くじ当選金の小切手を引き渡すという封書が届いた。
配送手数料として8千円が必要と記載されていたので、クレジットカード番号を
記入して返送したが、当選金の小切手は届かず、手違いがあったのかと思っていた。
後日、再度同じ内容の封書が来たので、今度は現金8千円を同封して返送した。
現在、最初の配送手数料8千円をクレジットカード会社から請求されているが、
当選金はまだ届かない。
(70歳代 男性)
◆アドバイス◆
○申込んでいないのに、宝くじに当選することはありえません。「当選した」などの
甘い話には乗らないようにしましょう。
○海外の宝くじは、日本国内で買うだけでも違法となる可能性があります。絶対に購
入してはいけません。
○クレジットカード番号を教えると、何度も代金を請求される場合もあります。
2020年に開催される「東京オリンピック・パラリンピック」に関連し、オリンピ
ック関連の団体名をかたる事業者からの詐欺的な電話に関する相談が寄せられていま
す。今後も同様の勧誘が増える可能性があり、十分注意が必要です。
◆事 例◆
オリンピック関連の団体を名乗る男性から「東京オリンピックの入場券を300万
円申込みましたね」と電話があった。
「頼んでいない」と答えると「同様の被害にあ
った人が他にもいる。調査するつもりだがどうするか。
」と聞かれ、
「お願いします」
と個人情報を伝えてしまった。その後も「銀行の犯罪グループリストに名前が載っ
ている」
「警察には相談しないように」などと何度も電話があり、弁護士という人物
からは「口座を差し押さえられてしまうので、手を打たないと大変だ。銀行名を教
えなさい。
」と言われ、銀行名を伝えてしまった。
(70歳代 女性)
◆アドバイス◆
話を聞いてしまうと、個人情報を聞き出されたり金銭を要求されたりする場合も
あります。不審な電話はすぐに切り、絶対に応じないようにしましょう。
講師が地域へ出向き、悪質商法や契約トラ
ブルに関する相談事例の紹介やトラブル対処
法など、消費生活に関する知識を分かりやすく
お伝えします。費用は無料ですので、ぜひご利
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