News Release - 近畿財務局

News Release
財務省近畿財務局
Ministry of Finance Kinki Local Finance Bureau
平成 28 年 12 月 14 日
管内地域銀行の平成 28 年9月期決算の概要
1.損益の状況 (銀行単体ベース)
○ 実質業務純益は、債券等関係損益が増加したが、資金利益の減少等により、前年
同期に比べ 7.6%の減少。
○ 中間純利益は、実質業務純益の減少に加え、株式等関係損益の減少等により、前
年同期に比べ 14.2%の減少。
(単位:億円)
26 年9月期
27 年9月期
28 年9月期
前年同期比
業務粗利益
2,572
2,559
2,490
▲ 68
資金利益
2,166
2,169
2,007
▲ 161
役務取引等利益
291
294
261
▲ 33
債券等関係損益
97
80
197
117
▲ 0
▲ 0
-
0
▲ 1,840
▲ 1,789
▲ 1,779
9
実質業務純益
731
769
710
▲ 58
与信関係費用
▲ 34
▲ 26
▲ 27
▲ 1
43
126
27
▲ 99
▲ 0
▲ 3
▲ 1
1
574
689
590
▲ 98
うち、債券等償却
経費
株式等関係損益
うち、株式等償却
中間純利益
(注1) 与信関係費用について、正の値は益を、負の値は損を表す。
(注2) 与信関係費用の計数には、再生専門子会社分を含む。
(参考)
(単位:兆円)
26 年9月期
27 年9月期
28 年9月期
貸出金(末残)
25.9
26.7
27.7
預金等(末残)
36.1
36.8
37.2
2.不良債権の状況(銀行単体ベース)
○ 不良債権額は 28 年3月期に比べ減少、不良債権比率も低下。
(単位:億円、%)
27 年9月期
不良債権額
不良債権比率
28 年3月期
28 年9月期
6,077
5,869
5,507
2.25
2.12
1.96
(注)不良債権の計数には、再生専門子会社分を含む。
3.自己資本比率の状況 (銀行単体ベース)
○ 国際統一基準行の総自己資本比率は、28 年3月期に比べ低下。
○ 国内基準行の自己資本比率は、貸出金の増加を主因とするリスクアセットの増加
や、一部の地域銀行による劣後債及び劣後ローンの期限前償還の実施等により、28
年3月期に比べ低下。
(国際統一基準行:1行)
(国内基準行:9行)
28 年3月期
28 年9月期
総自己資本比率
16.24%
15.99%
Tier1比率
13.11%
13.12%
普通株式等 Tier1比率
13.11%
13.12%
自己資本比率
(注) 集計対象は 10 行(地方銀行7行、第二地方銀行3行)。
【お問合せ先】財務省近畿財務局
理財部 金融監督第1課
TEL06-6949-6369
28 年3月期
28 年9月期
9.58%
9.28%
管内地域銀行の
平成28年9月期決算の概要
(参考資料)
平成28年12月14日
近畿財務局
はじめに
■ 近畿財務局管内に本店を置く地域銀行の平成28年9月期決算の概要を取りまとめ
ましたので、公表します。
地域銀行(10行)
【地方銀行:7行】
滋賀(滋賀県)、京都(京都府)、近畿大阪(大阪府)、池田泉州(大阪府)、南都(奈良県)、紀陽(和歌山県)
但馬(兵庫県)
【第二地方銀行:3行】
関西アーバン(大阪府)、大正(大阪府)、みなと(兵庫県)
※ 計数は単体ベース。ただし、不良債権の計数(与信関係費用、不良債権額及び不良債権比
率)については、再生専門子会社分を含む。
※ 預貸金利鞘=「貸出金利回り」-「預金債券等原価(預金等利回り+経費率)」
※ 与信関係費用については、正の値は益を、負の値は損を表す。
与信関係費用=「一般貸倒引当金繰入額」+「貸出金償却」+「個別貸倒引当金繰入額」+
「債権売却損」等
(貸倒引当金戻入益を含み、償却債権取立益を含まない。)
※ 自己資本比率について、国際統一基準行は国際統一基準(バーゼル3)の総自己資本比率を、国内基
準行は国内基準の自己資本比率を示す。
①資金利益、貸出金利回り
及び預貸金利鞘の推移
④預金等、貸出金及び
預貸率の推移(末残)
②債券等関係損益及び
株式等関係損益の推移
⑤不良債権額及び不良債権比率の推移
③与信関係費用の推移
⑥自己資本比率の推移