案 - 名古屋市

(案)
平成29年度版名古屋市職員録広告掲載に係る契約書
名古屋市(以下「甲」という。)と
(以下「乙」という。)とは、
平成29年度版名古屋市職員録広告掲載事業(以下「事業」という。)に関し、次のと
おり契約を締結する。
(目的)
第1条 この契約は、乙が平成29年度版名古屋市職員録(以下「職員録」という。)に
広告を掲載することに関し、その取り扱いを定めることを目的とする。
(仕様等)
第2条 掲載する広告の仕様等については、別添「平成29年度版名古屋市職員録に係
る広告募集要領(仕様書)」(以下「仕様書」という。)のとおりとする。
2
乙は、この契約書のほか、「名古屋市広告掲載要綱」、「名古屋市広告掲載基準」
及び「名古屋市総務局広告掲載要綱」(以下「広告掲載要綱等」という。)並びに
仕様書の定めるところに従い、広告の掲載を行わなければならない。
(契約期間)
第3条 この契約の期間は、平成29年2月1日から平成30年6月30日までとする。ただし、
仕様書に定める職員録の発行時期が予定よりも延びた場合は、発行日から起算して
1年を経過した日を契約の終期とする。
(広告料)
第4条 乙は、職員録に広告を掲載する対価として、甲の発行する納入通知書により、
広告料を甲に納入するものとする。また、納入期限は当該年度の5月末日とする。た
だし、広告主の応募がない場合及び仕様書に定める入稿締切までに乙が原稿を提出
しない場合においても、広告料を納入しなければならない。
2 前項の広告料は、
円(うち、消費税及び地方消費税の額
円)
とする。ただし、契約期間中に消費税及び地方消費税にかかる税率が変更された場
合、変更前の広告料(税抜き)に変更後の税率により算出された消費税及び地方消
費税を加えた額に変更されたものとみなす。
3 乙が第1項に定める納付期限までに広告料を支払わないときは、乙は納付期限の翌
日から支払った日までの期間について年2.8パーセントの割合により算定した延滞
金を甲に支払わなければならない。ただし、名古屋市契約規則(昭和39年規則第17
号)(以下「契約規則」という。)第33条第1項に定める割合が改正された場合は、
改正後の割合を適用するものとする。
4 乙が、広告料及び延滞料を納付すべき場合において、納付された金額が広告料及
び延滞金の合計額に満たないときは、まず延滞金から充当する。
(権利譲渡の禁止)
第5条 甲及び乙は、事前に他方の承認を得ないで、この契約に生ずる権利又は義務
の全部又は一部を第三者に譲渡し、若しくは継承させ、その権利を担保に供しては
ならない。
(契約の履行の一時中止)
第6条 暴風、高潮、地震、火災その他の自然的若しくは人為的な事象であって、かつ
乙の責めに帰することができないものにより、乙が契約を履行できないと認められ
るときは、甲は、契約の履行の一時中止の内容を直ちに乙に通知して、契約の履行
の全部又は一部を一時中止させることができる。
2 甲は、前項の規定により1月を超える期間において契約の履行の全部又は一部を一
時中止した場合は、名古屋市総務局広告掲載要綱の規定により、納付済みの広告料
の一部を返還するものとする。ただし、返還する広告料には利息は付さないものと
する。
(広告の作成)
第7条 乙は、出稿する広告主の選定及び内容について、広告掲載要綱等を遵守する
とともに、事前に甲の審査を受け、その承認を得たものでなければ出稿できない。
2 乙は、前項に定める審査を受けるため、出稿する広告のデータ等必要な資料を甲
の指定する日までに甲に提出するものとする。
3 乙は、前項に規定する審査において、甲からデザインその他の内容等について修
正の指示を受けたときは、これに従わなければならない。
4 本条に定める広告の作成(広告主の募集、選定を含む。)にかかる費用は、乙が負
担する。
(デザインの修正・変更)
第8条 甲は、デザインその他の広告の内容が甲に出稿する広告として相応しくない
と合理的な理由により判断したときは、いつでも、乙に対してデザインその他の広
告の内容の修正等を求めることができ、乙はこれに従わなければならない。
2 前項の修正等にかかる費用は、乙が負担する。
3 乙は、自己の都合によりデザインその他の広告の内容を変更するときは、事前に
前条に定める審査を受け、その承認を得るものとする。
(デザインその他の広告の内容についての責任)
第9条 乙は、デザインその他の広告の内容について、次の各号に定める事項を遵守
する。
(1) デザインその他の広告の内容に関する一切の責任は乙が負うものとし、甲は一
切の責任及び負担を負わないものとすること。
(2) デザインその他の広告の内容が第三者の権利を侵害するものでないこと、及び
デザインその他の広告に関する財産権の全てにつき、合理的な権利処理が完了し
ていることについて乙が保証すること。
(3) 甲に対して第三者から広告活動に関連して被害を被ったという請求がなされ
た場合は、乙の責任及び負担において解決するものとし、甲は責任及び負担を負
わないものとすること。
(甲の解除権)
第10条 甲は、乙が次の各号のいずれかに該当したと認めるときは、書面により乙に
通告し、この契約を解除できる。
(1) 法令違反又は正当な理由なく、この契約に違反したとき。
(2) この契約の内容の履行に関し、乙又はその代理人若しくは使用人等の関係者に
著しく不正又は不誠実な行為があったとき。
(3) 乙又はその代理人若しくは使用人等の関係者に重大な社会的信用失墜行為が
あったとき。
(4) 乙による破産手続開始の申立て、更生手続開始の申し立て、又は乙に対する租
税滞納処分がある等、その経営状態が著しく不健全となり、又はそのおそれがあ
ると認められる相当な理由があったとき。
(5) 次条の規定によらないで乙がこの契約の解除を申し出たときで、甲が契約の解
除が相当であると認めるとき。
(6) 乙(乙が共同企業体であるときは、その構成員のいずれかの者。以下この号に
おいて同じ。)が次のいずれかに該当するとき。
ア 役員等(法人にあっては非常勤を含む役員及び支配人並びに営業所の代表者、
その他の団体にあっては法人の役員等と同様の責任を有する代表者及び理事等、
個人にあってはその者及び支店又は営業所を代表する者をいう。以下この号に
おいて同じ。)が暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法
律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団(以下この号において「暴
力団」という。)の構成員、及び暴力団と関係を持ちながら、その組織の威力
を背景として暴力的不法行為等を行う者をいう。以下この号において同じ。)
であると認められるとき。
イ 暴力団員等が経営に実質的に関与していると認められるとき。
ウ 役員等又は使用人が、暴力団の威力若しくは暴力団員等又は暴力団員等が経
営若しくは運営に実質的に関与している法人等(法人その他の団体又は個人を
いう。以下この号において同じ。)を利用するなどしていると認められるとき。
エ 役員等又は使用人が、暴力団若しくは暴力団員等又は暴力団員等が経営若し
くは運営に実質的に関与している法人等に対して資金を供給し、又は便宜を供
与するなど暴力団の維持運営に協力し、又は関与していると認められるとき。
オ 役員等又は使用人が、暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係
を有していると認められるとき。
カ 役員等又は使用人が、アからオのいずれかに該当する法人等であることを知
りながら、これを利用するなどしていると認められるとき。
2 甲は、前項各号に定める場合のほか、行政目的等により、やむを得ずこの契約を解
除する必要があるときは、乙との協議によりこの契約を解除することができる。
3 本条の規定によりこの契約が解除された場合(乙の責めに帰すべき理由なく前項
の規定により解除された場合を除く。)において、甲は納付済広告料を違約金とし
て乙に返還しないほか、乙は解除の日の翌日から契約期間の末日までに相当する広
告料の10分の1の額を甲に違約金として支払わなければならない。
4 前項の違約金は、損害賠償の予定額の全部又はその一部としない。
(乙の解除権)
第11条 乙は、甲が次の各号のいずれかに該当するときは、書面により甲に通告し、
この契約を解除できる。
(1) 第6条の規定によるこの契約の履行の一時中止の期間が、6月以上継続したとき。
(2) 甲が正当な理由なくこの契約に違反したとき。
(3) この契約の履行に関し、甲に著しく不正又は不誠実な行為があったとき。
(損害賠償)
第12条 乙は、第7条第3項、第8条第1項及び第10条第1項により損害が生ずることが
あっても、その損害に関し甲に賠償を請求することはできない。
2 乙は、この契約を履行するにあたり、甲に損害を与えたときは、乙の負担において
損害の賠償を行うものとする。ただし、その損害の発生が甲の責めに帰すべき理由
による場合においては、この限りではない。
3
乙は、この契約を履行するにあたり、第三者に損害を与えたときは、乙の負担にお
いて損害の賠償を行うものとする。ただし、その損害の発生が甲の責めに帰すべき
理由による場合においては、この限りではない。
4 第2項に規定する損害賠償の額は、甲乙協議して決定する。
5 乙は、第三者との間に紛争が生じた場合においては、責任をもって処理解決にあ
たる。
(談合その他の不正行為に係る甲の解除権)
第13条 甲は、乙がこの契約に関して次の各号のいずれかに該当したときは、契約を
解除することができる。
(1) 乙が、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。
以下「独占禁止法」という。)第3条、第6条、第8条又は第19条の規定に違反(以
下「独占禁止法違反」という。)するとして、独占禁止法第49条に規定する排除
措置命令又は第62条第1項に規定する納付命令を受け、当該命令が確定したとき。
(2) 乙又は乙の役員若しくは乙の使用人が、刑法(明治40年法律第45号)第96条の
6若しくは第198条又は独占禁止法第89条第1項、第90条第1号若しくは第2号若し
くは第95条第1項第1号に規定する罪を犯し、刑に処せられた(刑の執行が猶予さ
れた場合を含む。以下同じ。)とき。
(3) 前2号に規定するもののほか、乙又は乙の役員若しくは乙の使用人が、独占禁
止法違反行為をし、又は刑法第96条の6若しくは第198条の規定に該当する行為を
したことが明らかになったとき。
2 前項各号のいずれかに該当し、かつ、甲が契約を解除した場合における当該契約
解除に係る違約金の徴収については、契約規則第45条第2項又は第3項の規定に基づ
く本約款の手続によるものとする。
(談合その他の不正行為に係る賠償額の予定)
第14条 乙がこの契約に関して前条第1項各号のいずれかに該当したときは、甲が契
約を解除するか否かにかかわらず、乙は、契約金額に100分の20を乗じて得た額の
賠償金に、契約金額の支払が完了した日から賠償金の支払日までの日数に応じて契
約締結の日における契約規則第46条の2第1項に定める割合による利息を付して支
払わなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限り
でない。
(1) 前条第1項第1号及び第3号のうち、独占禁止法違反行為が、独占禁止法第2条第9
項に基づく不公正な取引方法(一般指定)(昭和57年6月18日公正取引委員会告示第
15号)第6項で規定する不当廉売の場合など甲に金銭的損害が生じない行為として、
乙がこれを証明し、そのことを甲が認めるとき。
(2) 前条第1項第2号のうち、乙又は乙の役員若しくは乙の使用人が刑法第198条に規
定する罪を犯し刑に処せられたとき、又は同項第3号のうち、刑法第198条の規定に
該当する行為をしたことが明らかになったとき。ただし、乙又は乙の役員若しくは
乙の使用人が刑法第96条の6の規定にも該当し、刑に処せられたとき(同項第3号に
ついては、刑法第96条の6の規定に該当する行為をしたことも明らかになったとき。)
を除く。
2
第1項に規定する場合において、乙が共同企業体であり、既に解散しているときは、
甲は、乙の代表者であった者又はその構成員であった者に同項に規定する賠償金及
び利息の支払を請求することができる。この場合において、乙の代表者であった者
及びその構成員であった者は、連帯して支払わなければならない。
3 第1項の規定にかかわらず、甲に生じた損害の額が同項に規定する賠償金の額を超
える場合は、甲は、乙に対しその超過分につき賠償を請求することができる。
4 前3項の規定は、この契約による履行が完了した後においても適用するものとする。
(著作権等の管理)
第15条 乙は、広告の作成に関して、著作権等(著作権、デザイン権、商標権又はノ
ウハウ、その他一切の権利を含む、甲の所有であるか否かは問わない。)を使用す
るときは、使用に関する一切の責任を負わなければならない。
2 甲が、デザインその他の広告の内容が掲載されている写真や画像データ等を、事
業の紹介等の行政目的のために甲が作成若しくは関与する印刷物又はホームペー
ジ等に掲載する場合、乙はその掲載を認めるとともに、広告主からの許諾も得るよ
う努めなければならない。ただし、広告主又は第三者の権利を侵害し、又はそのお
それがある場合においてはこの限りではない。
(秘密の保持)
第16条 乙は、業務の実施に関して知りえた事実について、その秘密を守らなければ
ならない。この契約が終了し、又は解除された後においても同様とする。
(契約の費用)
第17条 本契約の締結に関して必要な費用は、全て乙の負担とする。
(疑義の解釈等)
第18条 この契約の定めに疑義が生じたとき、またこの契約書に定めのない事項につ
いては、甲乙協議して定めるものとする。
この契約を証するため本書2通を作成し、両者記名押印の上、各自その1通を保有す
る。
平成
年
月
日
甲
乙
名古屋市中区三の丸三丁目1番1号
名古屋市
代表者
名古屋市長
河
村
た か し