仕様書 【PDF:150KB】 - NITE 独立行政法人 製品評価技術基盤機構

PRTR濃度マップ用データ作成支援ツールの改修
仕 様 書
※本仕様書は、予告なしに修正又は訂正する場合があります。
その際は、当機構ホームページ上にて仕様書の修正又は正誤表等を
公示いたしますので、必ずご確認下さい。
独立行政法人製品評価技術基盤機構
PRTR排出量割り振りシステムの改修の仕様書
1.背景・目的
独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「機構」という。
)では、事業者の化学物質の自主的な管
理の改善、国民の化学物質の安全に関する理解の深化、国における適正な化学物質管理施策の支援等
を目的としてPRTRデータの解析、活用、提供等を行っているが、この一環として、化学物質のリ
スク評価に基づく事業者の自主管理の改善や化学物質の安全性に関する理解の増進などに資するため、
PRTRマップを提供している。
PRTRマップは、届出排出量を表示する「排出量マップ」と、届出排出量及び国が推計した届出
外の排出量も含めた排出量をもとに計算した大気中推定濃度を表示する「濃度マップ」で構成されて
おり、濃度マップに表示する数値は、「PRTR排出量割り振りシステム」(以下「割り振りシステ
ム」という。)によって算出されるメッシュ毎のPRTR排出量データを基にAIST-ADMER
により計算している。
割り振りシステムは、
計算期間の短縮、
人的エラー低減のためにデータファイル取り込みの自動化、
次段階の利用に適合するフォーマットによる出力等の機能を備えているが、推計濃度計算に利用して
いる、AIST-ADMERがバージョンアップされ、入力フォーマットの変更があったことから、
現状のままでは手作業により入力ファイルを整える必要がある。本役務は割り振りシステムの出力フ
ォーマットをAIST-ADMER最新バージョンの入力に適合したフォーマットに変更することで、
計算期間短縮及び人的エラーの低減による、PRTRマップの早期、正確な公開を行いユーザーの利
便性を向上することを目的としている。
2.用語
2.1 メッシュ
緯度経度をもとに等間隔で作成される格子のこと。本仕様書では、
「JIS X 0410 地
域メッシュコード」による地域メッシュ。
2.2 PRTR排出量
化管法の PRTR(Pollutant Release and Transfer Register:化学物質排出移動量届出)制度に
より事業者から国に届け出られる事業所ごとの媒体別排出量 (A)及び国によって推計されるその
他排出源からの都道府県ごとの排出量 (B)のことで、以下のように分類する。
A 届出排出量
: PRTR 制度で事業者が国へ届け出た排出量
B 届出外排出量
: PRTR 制度で国が推計した排出量で、以下のとおり区分される。
B1 すそ切り排出量
: PRTR 制度で届出の対象業種を営むが、化学物質の取扱量が少ないな
ど、小規模な事業所からの排出量(届出外対象業種排出量と同義)
B2 非点源排出量
: 届出外排出量のうち B1 以外の排出量で、以下のとおり区分される。
B2-1 家庭排出量
: 家庭からの排出量
B2-2 移動体排出量
: 車、二輪車、船舶等からの排出量
B2-3 非対象業種排出量: 届出対象になっている業種以外の業を営む事業所からの排出量
2.3 産総研-曝露・リスク評価大気拡散モデル(AIST-ADMER)
AIST-ADMER(National Institute of Advanced Industrial Science and Technology - Atmospheric
Dispersion Model for Exposure and Risk Assessment の略)とは、化学物質の大気中の濃度をそ
の排出量と気象・条件から計算するモデル。
独立行政法人産業技術総合研究所著作物
管理責任者: 東野 晴行,
名称: 産総研-曝露・リスク評価大気拡散モデル(AIST-ADMER) ver.2.6、National Institute of Advanced Industrial Science
and Technology –Atmospheric Dispersion Model for Exposure and Risk Assessment Ver.2.6
著作権登録管理番号 H20PRO-872
名称: 産総研-曝露・リスク評価大気拡散モデル(AIST-ADMER) ver.3.0、National Institute of Advanced Industrial Science
and Technology –Atmospheric Dispersion Model for Exposure and Risk Assessment Ver.3.0
著作権登録管理番号 H27PRO-1872
2.4 PRTRマップ
機構が提供する、PRTR 排出量データを基にした排出量及び大気中濃度推定結果を Web 上の地図
に表示するシステム(http://www.prtrmap.nite.go.jp/prtr/top.do 参照)
。
2.5 割り振りシステム(PRTR濃度マップ作成支援システム)
機構が開発したシステムで、国が推計した排出量データと統計・指標データを元にしてメッシュ
毎に排出量を割り振るための計算を行うシステム。
(サブツールとしてPRTR濃度マップ用デー
タ作成支援ツール」を含む。
)
(別添1参照)
3.改修内容
割り振りシステムについて、次に示す改修を行うこと。
なお、本役務に係る部分は現在「PRTR濃度マップ用データ作成支援ツール」
(別添2参照)の
一部として実現されているが、
当該ツールの改修に限らず独立したツールの作成等の他の方法が合理
的であると思われる場合、機構化学物質管理センター・リスク管理課職員(以下「機構担当者」とい
う。
)に相談し、許可を得た上で対応を決定すること。
3.1 AIST-ADMER Ver.3.0対応
現在のツールはAIST-ADMER Ver.2.6に対応したフォーマットでの出力となっている
が、AIST-ADMER Ver.3.0に対応したフォーマットでの出力とすること。
AIST-ADMER各バージョンの入力フォーマットについては、
http://admer.aist-riss.jp/により確認すること。
3.2 改修後の検証
3.1 の改修後の出力について、機構から提供する既存ツールによるデータと比較し、改修内容によ
る出力の変更以外の変化が無く、AIST-ADMER Ver.3.0によって正常な読み込み、出力
が可能なことを確認すること。異常値と思われる変化が確認された場合、新旧のデータを比較し、計
算結果の説明が可能か検証を行い、
合理的な説明ができない場合には改修方法について再度検討し改
修を行うこと。
確認にあたっては、物性、排出量等を考慮し必要十分な物質を選定し検証すること。
3.3 ドキュメント類の修正
改修に伴って変更がある部分及びその他修正することが適当であると思われる部分について、
ドキ
ュメント類の修正を行うこと。
修正にあたっては、
割り振りシステムの利用について特段の知識を持たなくとも割り振りシステム
の操作が可能な記載内容とすること。
(PRTR 制度、濃度推計、GIS等についてまで理解可能な記載
を求めるものではない。
)
また、納品物の作成前に機構担当者に文案を提示し、了承を得ること。
3.4 改修後の動作環境
本仕様による改修後についても、最低限 4.1.1 に示す条件で動作可能であること、ただし、上位
バージョンのWindows対応とすることを妨げない。
3.5 補足
本改修におけるデータ取り扱いに関しては、測地系及び有効数字の取扱いに注意し、必要に応じて
対策を講じること。
4.開発環境
4.1 電子計算機等
本役務に必要な電子計算機等の仕様は以下のとおり。本役務に必要な機器、環境等は役務請負者が
用意すること。
4.1.1 割り振りシステム
・OS
:Windows7 professional sp1
・CPU
:2GHz以上の32bit または64bit プロセッサ
(2コア以上・2GHz 以上の64bit プロセッサ推奨)
・メモリ
:2GB 以上(4GB以上推奨)
・HDD(SSD)
:50GB 以上の空き容量(100GB以上推奨)
4.1.2 AIST-ADMER
AIST-ADMER の入手、インストール、操作方法、動作環境等は以下のURLを参照のこと。
http://admer.aist-riss.jp/
5.貸与物
本役務実施に当たり以下の物品を貸与する。貸与を受けた物品については、預かり証を発行す
ること。
5.1 割り振りシステム
本役務で改修を行う割り振りシステム、割り振りシステムのソースコード
(開発言語C# 2008)及びドキュメント類。
5.2 その他
その他、本役務の実施に当たり、貸与することが適当であると機構が認めたもの。
5.3 ドキュメントの閲覧
本調達の適合証明書、見積もりの作成、本調達に係る入札への参加・契約等に関し必要な場
合に、割り振りシステムに関するドキュメントを閲覧により参照することができる。ドキュメ
ントの閲覧を希望する場合には、閲覧の希望日の 2 営業日前までに機構担当者に連絡をし、了
解を得てから来庁すること。ただし、希望日時に閲覧を受けられない場合があるので、その際
は機構担当者と閲覧を希望する者とで協議の上、日時を決定するものとする。また、閲覧の際
には「別添3 誓約書」に示す誓約書を、機構担当者に提出すること。
6.基本事項
6.1 役務遂行に係る事項
6.1.1 作業の開始
請負者は、契約締結後 5 日以内に作業計画を作成し、機構担当者と作業計画、打合せ及び進捗報
告の頻度・スケジュール等を確認の上、作業を開始すること。
6.1.2 作業報告、打合せ
請負者は、2 週間に 1 回以上の頻度で、作業の進捗状況等を機構担当者にメール等で報告するこ
と。
また、インターフェイスの変更及び作成、外部ツールの作成等の場合にはその都度、機構担当
者と打合せを行い了承を得ること。打合せについては、対面に限らず、メール、電話等によるもの
でもよい。
6.1.3 作業者要件
本役務に中心的に関わる作業者は、開発言語C♯によるプログラミング経験及び、本役務でその
他の言語を使用する場合には当該使用予定の開発言語によるプログラミング経験を有すること。
6.1.4 外注について
請負者は本役務の業務すべてを外注してはならない。また、業務の一部を外注する場合であって
も、金額は契約金額の半分を超えてはならない。
6.1.5 作業報告書
請負者は、本役務の作業計画、打合せ議事録、問い合わせ対応及び進捗状況報告を取りまとめ、
9.に記載の納期までに作業報告書として提出すること。
議事録は、
打合せ各回ごとに、
開催日から一週間以内に作成し、
機構担当者の確認を受けること。
進捗状況報告書は、打合せの際及び必要に応じて提出すること。
6.1.6 機構担当者からの問い合わせ
本役務に関する内容等について機構担当者が問い合わせた場合、その質問に対して遅滞なく説
明を行い、問い合わせ内容や回答内容を作業報告書に記録すること。
6.1.7 仕様の変更
本役務の遂行中、軽微な仕様変更が必要となった場合は機構担当者と協議の上、仕様内容の変更
に応じること。
6.1.8 提供物の返還・データの破棄
機構が提供した資料、割り振りシステム等は、本役務終了後速やかに機構へ返還すること。
なお、
本役務で利用した入出力データや割り振りシステムは電子計算機及び電子記録媒体上から
完全に消去し、消去した旨の証明書を提出すること。証明書の内容は、機構担当者との協議により
決めることとする。
6.1.9 機密保持
業務上知り得た事項を、いかなる場合であっても、第三者に漏らしてはならない。ただし、あら
かじめ知り得ている事項について、
あらかじめ知り得ていることを公的に立証できる場合において
はこの限りではない。
6.1.10 情報セキュリティ
本役務請負者は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)又は品質マネジメントシステ
ム(QMS:ISO 9001)の規格認証を取得済みであること。ただし、QMS の認証取得の場合は、社内
に情報セキュリティに係る規程、基準等があること。
6.1.11 業務の一部外注
本役務に係る業務の一部を他の業者に外注する場合、請負者は、機構が請負者に求めるものと同
水準の秘密保持及び情報セキュリティを確保するための契約を外注先と締結すること。
6.2 各種権利に係る事項
6.2.1 知的所有権
① 本役務において、第三者が有する知的所有権を利用する場合は、請負者の責任において解決す
ること。
② 原則として、本役務に必要となるソフトウェア等のライセンスについては、請負者が準備する
こと。また、機構が割り振りシステムの利用及びPRTRマップ公開をするに当たりライセンス
が必要となる場合は、あらかじめ機構に報告すること。
③ 請負者が譲渡不能の非独占的使用の許諾権を有するものに関しては、機構は対価を請負者に支
払うことにより、請負者からその非独占的使用権を許諾されるものとする。
6.2.2 成果の帰属
8.の納品物及び本役務実施の結果得られる資料、データ等におけるすべての知的財産権は、特
別な事由がない限り、機構に帰属するものとし、機構は、それらの内容を報告書、広報誌、パンフ
レット、資料等として不特定多数の第三者に提供、開示できるものとする。
なお、請負者が電子地図の著作権を保有する場合は、機構は原著作物の二次的著作物の利用権を
有するものとする。
6.3 責任の所在に係る事項
6.3.1 瑕疵担保責任
全ての納品物及び作業結果については、
役務完了日から起算して1年以内に瑕疵が認められた場
合、速やかにその原因を究明し報告するとともに、その原因の所在が請負者にある場合、請負者の
責任において対策を講じること。
瑕疵により第三者に与えた損害については、
すべて請負者の責任において処理解決するものとす
る。ただし、機構から提供する資料及びデータに由来するものは除く。
6.3.2 役務内容に起因する不具合等の責任
本役務遂行時に問題点等不具合が生じた場合、速やかにその原因を究明し、その原因が請負者に
起因している場合は、請負者の責任においてその対策を講じること。また、その結果を機構担当者
に書面で報告すること。
7.特記事項
作業実施に際してはマニュアル類を熟読し理解した上で最新の情報を確認し、
内容の変更が必要な
場合は最新の内容に修正し、対応した方法・内容で実施すること。
8.納品物
納品物はCD-R又はDVD-R(正副1部ずつ)で、さらに、(2)~(4)については書面(正副1
部ずつ)でも納品すること。
(1) 改修後のツール及びソースコード(外部ツールを作成した場合は、外部ツールを含む)
(2) マニュアル(修正後のもの)及び新旧対照表
(3) 作業報告書
(4) 検証結果資料(4.2 において行った検証の結果、検討内容等)
(5) 本役務を実施するために入手したデータ類一式(権利関係により複製不可のものについては 1
部)
9.納期
平成28年12月5日(月)
10.納品場所
東京都渋谷区西原 2-49-10
独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター リスク管理課