第6章 計画の推進方策 1.推進体制 1-1.協働による緑のまちづくり 大山崎町の緑のまちづくりを推進していくためには、社会・経済環境が大きく変化していく中で、 行政だけではなく、住民や事業者といった地域に関わる様々な主体がそれぞれの役割を担う必要が あります。 そのため、住民、事業者、行政が、それぞれが持っている特色を活かしながら、協働 により、緑を守り、創り、育んでいくこととします。 住民 ・身近な緑の保全・緑化・育成 ・地域のボランティア活動への参画 など 協働 協働 ともに緑を守り、創り、育み、 緑と水の豊かな自然と共生しよう 行政 事業者 ・緑のまちづくり意識の普及・啓発 ・住民と事業者による取組の支援 ・協働体制の構築・強化 など ・敷地内の緑など小さな緑の保全と緑化 ・地域住民と連携した緑の活動への参画 など 協働 1-2.協働のまちづくりの進め方 地域の暮らす住民は、身近な緑の課題を感じ取り、解決方法を見つけ出すことのできる、まちづ くりの主役です。そのため、緑のまちづくりの様々な段階において、住民が主体的に行動していけ るような場を設けていきます。 ■ 住民主体の公園計画のプロセス例 住民 ・発案 組織づくり ・ 地元自治会 ・ 小学校 行政 +(専門家) ・支援 ・自由な意見・要望・提案 ・案の選択・了承 協議による 計画づくり (構想レベル) 具体の計画 ・ 設計 ・ 協議の場の提供 ・ 参考となる資料の提示 ・ 専門家の紹介 ・計画案の作成 ・複数案の提示 -52- ・協力 事業実施 ・コントロール ・地元住民による管理 管 理 ・管理団体等への支援 1-3.事業推進のための事業費縮減と財源確保 大山崎町は、他の自治体と同様に厳しい財政状況です。これらを踏まえ、協働による事業実施に より事業費の縮減を図り、国や京都府等の補助制度や助成制度を有効に活用すると共に、新たな財 源の確保を模索します。 -53- 2.進行管理 2-1.進行管理のサイクル 本計画の推進については、PDCA サイクルに基づいた展開を目指します。 それは、みどりのまちづくりを進める中で計画の目標や具体施策を設定(PLAN)し、それをもと に施策を実施(DO)し、施策の進捗状況や目標の達成状況の把握と評価(CHECK)を行い、さらに 評価を踏まえた改善・見直しを行っていく(ACTION)という流れを進めていくものです。 ■PDCAサイクルによる緑の進行管理 計画(PLAN) 計画の目標設定 具体施策の設定 改善・見直し (ACTION) 目標や施策の 改善・見直し 大山崎町 緑の 基本計画 実施(DO) 施策の実施 評価(CHECK) 進捗状況や達成状況の 把握・評価 2-2.進行管理の方法 本計画は目標年次を平成 37 年とし、緑の状況、社会情勢の変化、法制度の改正などを配慮し て評価と見直しを行います。また、平成 32 年をめどに中間評価を行います、 計画期間(H29~H37) H29~H32 H33~H37 中間評価 ・施策の実施状況 -54-
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