公募要項(PDF形式:166kB)

県有地(山形県栽培漁業センター)における
小形風力発電施設の設置に関する事業者の公募要項
第 1 事業の全体概要
1 公募の趣旨
この公募は、出力 20kW 未満の風力発電事業(以下「小形風力発電事業」とい
う。)を実施する事業者に対して、山形県栽培漁業センターの一部敷地(以下「貸
付地」という。)を貸し付けることにより、山形県内における再生可能エネルギ
ーの導入促進及び県有地の有効活用を図ることを目的として、その事業者を公
募及び選定しようとするものです。
2
公募する事業の内容
出力 20kW 未満の風力発電設備(以下「小形風力発電設備」という)を次項
3の貸付地に設置し、固定価格買取制度を活用して全量売電を行う事業としま
す。
(1) 設置する小形風力発電設備
小形風力発電設備は、一般財団法人日本海事協会の型式認証を取得してい
るものとし、経済産業省の設備認定を受けて設置するものとします。
(2) 風況調査について
小形風力発電事業に先立ち、事業の実施を判断するために行う風況調査と
します。
ア 風況調査は貸付地の範囲内で実施するものとします。
イ 観測は以下の条件で行うものとします。
(ア) 観測地上高は設置する小形風力発電設備に対して適切な高さである
こと。
(イ) 観測期間は 12 ヶ月間程度とすること。
ウ 別途定める平成 28 年度山形県小形風力発電風況調査事業費補助金交付
要綱により、風況調査にかかる経費のうち平成 28 年度分の経費について
は、その2分の1に相当する額(上限 30 万円)を補助します。
エ 風況調査終了の日から 30 日以内に、調査の結果及び小形風力発電事業
を実施するかどうかについて県に報告していただきます。
なお、調査結果については、県による公表を了承していただくことを
応募の条件とします。
(3) その他
小形風力発電設備の設置においては電気事業法の規定を遵守してくださ
い。
‐1‐
3
貸付地の概要
名
称
山形県栽培漁業センター
所 有 者
山形県
所 在 地
山形県鶴岡市三瀬字宮の前 32-1
①10m×69m以内
・小形風力発電設備の可動範囲を含む水平投影面積が、借
り受ける面積内におさまることとします。
・基礎に使用可能な面積は8m×69m以内になります。
(東西の両端1mは形状変更不可)
貸付可能面積
②3m×5m以内
・パワーコンディショナー等の機器等を設置する用途に
使用できるものとします。
・位置の詳細は協議により決めるものとします。
※①、②の1㎡あたりの賃料は同額とします。
※位置は施設平面図を参照して下さい。
主な関係法令
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都市計画法:都市計画区域に非該当
農業振興地域の整備に関する法律:農用地区域内に非該当
文化財保護法:埋蔵文化財包蔵地に非該当
公募概要
事業者の募集及び選定については、「公募型プロポーザル方式」により行い
ます。公募により事業者を募り、「山形県栽培漁業センターにおける小形風力
発電事業者選定審査会」
(以下「選定審査会」という。)による審査を行い、最
適な提案を行った事業者を優先交渉事業者として選定します。
第2 事業者の公募及び選定
1 応募の要件等
(1) 応募者の構成
ア 応募者は、単独の事業者、複数の事業者により構成するグループ(以
下「事業者グループ」という。)のいずれでも差し支えありません。
イ 事業者グループの場合は、構成員の中から必ず代表責任を有する者(以
下「代表事業者」という。)を選定し、応募書類に明記してください。
ウ 事業者グループで申請する際に事業参画を表明した構成員が、事業実
施時において参画しないことは原則として認めません。
エ 同一の事業者が、複数の提案を行うこと又は複数の事業者グループの
構成員になることはできません。
オ 事業採択後に立ち上げる新会社が事業者となることは可能ですが、新
‐2‐
会社の構成を応募書類に明記してください。
(2) 応募資格
応募者は、次に掲げる要件を全て満たす者とします。
ア
イ
小形風力発電事業を実施する総合的な企画力、技術力、資金力及び経
営能力を有すること。
山形県内に本店、支店、営業所等を有し、緊急時に迅速な対応が可能
であること(予定を含む)。なお、事業者グループの場合は、その構成員
のうち1以上が山形県内に本店、支店、営業所等を有していること。
ウ 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法
(平成 23 年法律第 108 号)の下で売電する小形風力発電事業であること。
エ 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4に規定する
者に該当しないこと。
オ 応募申請の受付開始日から審査結果の通知の日までの期間に山形県か
ら指名停止措置を受けていないこと。
カ 国税及び地方税を滞納していないこと。
キ 次のいずれにも該当しないこと(地方自治法施行令第 167 条の4第
1項第3号に規定する者に該当する者を除く。)。
(ア) 役員等(応募者が個人である場合にはその者を、応募者が法人で
ある場合にはその役員又はその支店若しくは契約を締結する事務
所の代表者をいう。以下同じ。)が暴力団員による不当な行為の防
止等に関する法律(平成3年法律第 77 号)第2条第6号に規定す
る暴力団員(以下「暴力団員」という。)又は暴力団員でなくなっ
た日から5年を経過しない者(以下「暴力団員等」という。)であ
ること。
(イ) 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条
第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団員等が
経営に実質的に関与していること。
(ウ) 役員等が自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又
は第三者に損害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員等を
利用する等していること。
(エ) 役員等が、暴力団又は暴力団員等に対して資金等を供給し、又は
便宜を供与する等直接的あるいは積極的に暴力団の維持、運営に協
力し、若しくは関与していること。
(オ) 役員等が暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を
有していること。
(3) 選定対象からの除外
応募者が、次に掲げる場合のいずれかに該当したときは、その者を選定
の対象から除外し、若しくは選定を取り消します。
ア 選定審査会の委員又は選定手続業務に従事する山形県職員若しくは関
係者に対し、本件公募について不正に接触する行為その他の公正な手続
きを妨げる行為の事実が判明した場合
‐3‐
イ
ウ
本件公募について不正な利益を得るために連合した場合
提出書類等に虚偽の記載があった場合
エ
複数の事業計画を提出した場合
オ
その他選定の手続きにおいて不正な行為があったと山形県が認める場
合
カ
キ
ク
応募資格を満たしていないことが判明した場合
応募者による業務遂行が困難であると判断される事実が判明した場合
著しく社会的信用を損なう行為等により、応募者が事業者として業務
を行うことについてふさわしくないと山形県が認めた場合
ケ
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律第
54 号)に違反する行為を行った場合
(4) 公募の取止め
公正な公募を執行できないと認められるとき、又はそのおそれがあるとき
は、公募を延期し、若しくは取り止めることがあります。
2 公募の手続き
(1) 応募登録
貸付地において小形風力発電事業の実施を希望する事業者は、応募登録
を行うこととします。登録期間を過ぎての申込みは受け付けません。
ア 提出書類
応募登録申込書(様式第1号)を提出してください。
イ 提出期間
平成 28 年 12 月 7 日(水)から平成 28 年 12 月 16 日(金)午後5時まで
ウ 提出先
山形県環境エネルギー部エネルギー政策推進課
エ 提出方法
電子メールにより提出してください。アドレスは、この要項が掲載さ
れている山形県のホームページの問合せ先のアドレスを使用してくだ
さい。
オ 受領の確認
当方で受領を確認した場合、その旨をメールで返信します。12 月 19 日
(月)午前 10 時までに返信がない場合、当方にうまく送受信されていない
可能性がありますので、電話(TEL023-630-3279)にてお問合せください。
(2) 現地見学会等
ア 現地見学会
現地見学会(12 月 20 日予定)の詳細については、応募登録された事業
者あてに別途通知します。なお、見学時には、個別の質問は受け付けま
せん。質問がある場合は、後述の方法で質問してください。
‐4‐
イ
現地調査
応募に向けた測量調査等の現地作業(掘削工事など土地の形状変更を
伴う作業は除く。)を実施することができます。期間や申込方法等詳細
については、応募登録された事業者あて別途通知します。
(3) 質問及び回答
この公募に関する質問は、応募登録された事業者から受け付けます。次に
より質問書を提出してください。
ア
提出書類
質問書(様式第2号)を提出してください。
イ
提出期間
平成 28 年 12 月 19 日(月)から平成 28 年 12 月 21 日(水)午後5時まで
ウ
提出先
山形県環境エネルギー部エネルギー政策推進課
エ
提出方法
電子メールにより提出してください。アドレスは、この要項が掲載さ
れている山形県のホームページの問合せ先のアドレスを使用してくださ
い。
オ 質問に対する回答
質問に対する回答は、平成 28 年 12 月 27 日(火)までに応募登録され
た全ての事業者あてに電子メールで回答します。
(4) 応募申請の受付
応募申請は、応募登録された事業者から受け付けることとし、次により応
募書類を提出してください。
ア 受付期間
平成 29 年 1 月 4 日(水)から平成 29 年1月 12 日(木)午後5時まで(必
着)
イ 提出場所
〒990-8570
山形県山形市松波二丁目8番1号
山形県環境エネルギー部エネルギー政策推進課
ウ 提出方法
持参又は郵送により提出してください。郵送の場合は、簡易書留郵便
等の確実な方法によるものとします。電子メールによるものは受け付け
ません。なお、提出後に電子データでの提出を依頼する場合があります。
エ 提出書類(A4サイズに統一してください)
(ア) 企画提案書(様式第3号)
(イ) 企画提案総括書(様式第4号)
(ウ) 事業者(事業者グループ)の概要(様式第5号)
‐5‐
(エ) 事業計画(様式第6号)
(オ) 施設整備費一覧表(様式第6号別紙)
(カ) 地域貢献計画(様式第7号)
(キ) 誓約書(様式第8号)
(ク) 確認資料
a
b
事業者グループの場合、構成員間の協定書の写し
法人登記事項証明書(履歴事項証明書、最近3か月以内発行のも
の)
c 最新決算年度の事業報告書、貸借対照表、損益計算書及びキャッ
シュフロー計算書(事業者グループの場合は全ての構成員のもの)
d 法人事業税及び法人税の納税証明書又は課税証明書
e
f
法人役員等一覧
年間想定発電量の算定方法及び算定根拠
g 月ごとの想定発電量
h システム概略設計図、設備配置図等の図面
i 事業収支計画書等(資金調達先からの貸付等の確約書等、資金調
達の確実性が分かる書類があれば添付してください。また、県民の
資本参加等の計画がある場合は、その詳細がわかる書類を添付して
ください。)
j 事業期間中のリスク回避方法等
k 事業スケジュール(貸付期間~貸付満了まで)
l 委任状(事業者グループで応募する場合の構成員から代表事業者
への委任)
オ 提出部数
正本1部、副本8部
カ 留意事項
(ア) 応募書類提出後に応募を辞退する場合は、辞退届(様式第9号)
を提出してください。
(イ) 使用する言語は日本語、単位は計量法(平成4年法律第 51 号)に定
めるもの、通貨単位は日本円とします。
(ウ) 受付期間を過ぎての応募書類(提案内容)の変更は認めません。
(5) その他
ア 費用の負担
応募に要する費用は、応募者の負担とします。
イ 応募書類の取扱い
(ア) 応募書類は返却しません。
(イ) 応募書類の著作権は、応募者に帰属します。
‐6‐
3 審査及び優先交渉事業者の選定
(1) 審査方法
ア
イ
提案内容の審査にあたり書類審査及びヒアリングを実施します。
応募者が多数の場合は、書類審査で数者(上位3者程度)を選定した
うえでヒアリングを実施します。この場合、書類審査の結果については
審査終了後応募者全員に速やかに通知します。
(2) 選定審査会の審査
ア
イ
ウ
選定審査会は、次の選定基準に基づき優先交渉事業者及び次点事業者
を選定します。なお、選定審査会は非公開とします。
審査の結果、優先交渉事業者を該当なしとする場合があります。
選定審査会における選定結果は、応募者全員に郵送により通知します。
電話等の問合せには一切応じません。
(3) 選定基準
審
1
査
項
目
小形風力発電事業計画に関する審査
配点
30
・事業計画は適切で確実性があるか。
(発電量や収支計画、実
施体制、事業スケジュール等適切な計画になっているか。)
(10)
・施工方法や維持管理計画(方法)は適切か。
(10)
・リスク回避方法は適切か。
(10)
2
事業の継続・安定性に関する審査
・財務上、健全な事業経営が期待できるか。
15
(7.5)
・資金調達は確実か。(金融機関からの借入れや市民ファンド等
(7.5)
からの調達計画は具体的か)
3
地域への貢献・県内産業の振興に関する審査
50
・県民の資本参加等の県民参加型の取組み、また、地域住民
の環境活動等への資金協力や、蓄電池による災害発生時の電
源供給等の地域貢献は期待できるか。
(30)
・資材調達、建設工事及び維持管理業務等における県内経済
への波及効果は期待できるか。
(10)
・再生可能エネルギーの普及に資する取組みは期待できるか。 (10)
4
賃料の提案(単価)
5
合
計
‐7‐
100
【今回の選定基準について】
このたびの選定基準については、地域貢献を重視した審査項目、配点として
おります。
(4) 事業者の特定
山形県は、選定審査会で選定された優先交渉事業者と提案内容を基に交渉
を行い、協議が整った場合、事業者として特定します。優先交渉事業者と協
議が整わなかった場合は、次点事業者と交渉する場合があります。
4
公募スケジュール
1
公募実施の公表
2
応募登録期間
3
現地見学会
4
質問の受付期間
5
質問に対する回答
6
応募申請の受付期間
7
書類審査・ヒアリング
8
事業者の特定
12 月 7 日
12 月 7 日~12 月 16 日
12 月 20 日予定
12 月 19 日~12 月 21 日
12 月 27 日
1 月 4 日~1 月 12 日
1 月 20 日予定
1 月下旬
第3 公募する企画提案の条件等
1 土地の貸付条件
(1) 土地の貸付期間
発電事業を行う期間は、固定価格買取制度における調達期間とし、特段の
理由がない限り、風況調査終了後に速やかに事業に着手するものとします。
貸付期間は、発電事業を行う期間に建設期間(工事等準備期間、撤去期間)
を加えた期間とします。なお、賃貸借契約の契約期間は5年単位としますが、
発電事業の実施状況に特段の問題がない限りにおいて、更新する予定です。
(2) 土地の賃料
土地の賃料は、事業者の提案額としますが、1平方メートル当たりの年額
239 円以上とします。
(3) 契約保証金
契約保証金は、事業者の提案額としますが、5年単位で締結する賃貸借契
約の5年分の契約金額の 100 分の 10 以上とします。
(1円未満の端数は切り
捨て)
(4) 施設計画、建設及び維持管理に関する条件
発電施設の計画、建設及び維持管理に関する条件は、別添「仕様及び条件
書」のとおりとします。
‐8‐
2
土地の返還
貸付期間の満了、契約解除、その他の理由により契約が終了するときは、原
状回復したうえで山形県に返還するものとし、事業者は、事業期間終了の2年
前までに、県に期間終了後の対応について協議するものとします。
3
事業者の契約上の地位
県の事前の承諾がある場合を除き、事業者は契約上の地位及び権利義務を譲
渡してはならないものとします。
第4
1
事業者の特定後の手続き
事業者の公表
事業者を特定後、当該事業者を県のホームページで公表します。
2
基本協定の締結
特定された事業者は、県との間で県有地の貸付にかかる基本協定を締結しま
す。なお、県における事業者の特定は、電力会社における系統連系を保証する
ものではありませんので、ご留意ください。
3
風況調査の実施
事業者は、山形県公有財産規則で定める行政財産使用許可申請書により、貸
付地の土地使用許可を取得し、風況調査を 12 ヶ月間程度実施して下さい。
調査終了の日から 30 日以内に、調査の結果及び小形風力発電事業を実施す
るかどうかについて、様式第 10 号により県に報告して下さい。
4
賃貸借契約の締結
風況調査が終了し、設備認定及び系統連系が確定した後に、県との間で県有
地の貸付にかかる賃貸借契約を締結します。
5
事業者の特定の取消等
次の場合には、事業者の特定を取り消し、基本協定又は賃貸借契約を解除す
るものとします。
(1) 不正行為が判明した場合
(2) 事業者について資金事情の変化等により契約の履行が確実でないと県が判
断した場合、又は著しく社会的信用を損なうなどにより事業者としてふさわ
しくないと山形県が判断した場合
(3) 正当な理由なく、風況調査終了後に速やかに事業に着手しない場合
(4) 提出書類に記載された事項及び選定審査会におけるヒアリング時に回答さ
れた事項に対して、正当な理由なく履行しない場合
‐9‐
(5) 貸付地にかかる「仕様及び条件書」の内容が遵守できない場合
‐10‐