旧石垣空港跡地利用計画について

旧石垣空港跡地利用計画について
石垣市は、日本列島の最西南端にあって、11 の有人島からなる八重山諸島の拠点都市です。台湾や東南アジア諸国をはじめ、広く
アジア・太平洋地域に開かれた位置にあり、特に台湾に近く、大型クルーズ船の寄港や飛行機の直行便により、多くの外国人観光客
が訪れています。平成25年3月の新空港開港を機に、観光客数が80万人から110万人に増加。現在、150万人を目標にしています。
県内最高峰の於茂登岳(526m)を中央に、八重に重なる雄大な山々とエメラルドグリーンに輝く景勝地・川平湾は国指定名勝に
指定されるなど、温暖な気候の中 国内最大級のサンゴ礁とエメラルドグリーンの海に囲まれた美しい島です。
区域面積:約 50ha
新石垣空港
出典:石垣空港跡地利用基本計画(平成 24 年 3 月策定)
旧石垣空港跡地(今回計画区域)
石垣市の特徴
1. 人口
2. 産業
市の総人口は 49,130 人(住民基本台帳平成 27 年時点)であり、沖縄県 11
市 30 町村中 10 位。
平成 27 年度時点の全国の老年人口(65 歳以上)割合の 26.7%に比べ、石垣
市では 18.7%と少なく、若年層が多い。
【総人口の推移】
凡 例
総人口
高齢化率
65 歳以上
(人)
50,000
47,514
48,948
48,372
48,084
47,373
48,708
40,000
20.00%
49,130
48,780
48,712
48,802
16.48%
15.00%
20,000
10,000
7,696
8,113
7,974
7,610
8,066
9,206
8,883
8,502
8,139
7,991
0
年度
27
自社加工・販売施
設経営
石垣島パイナップルに パインアップルの加工・販売施設を整備し、自社生産の
よる冷凍加工事業と直 余剰規格外品を自社で冷凍加工し、学校給食仕向け等の
安定供給と販売拡大で青果生産も拡大。
売所事業
平成
平成
平成
平成
26
24
25
年
年度
度
年度
年度
23
平成
平成
平成
22
21
年
年度
度
年度
平成
平成
20
19
18
年度
年度
10.00%
平成
事業概要
鮮度保持技術を活用して、自社生産のパインアップルな
どの農産物を原料とした調味料、菓子、冷菓等や、自社
飼養の肉用牛などを原料としたハムソーセージ、カレー
等の製造、販売。
循環型農畜産業と
16.68%
16.41%
【6次産業の取組み事例】
事業名
17.45%
16.77%
16.58%
16.06%
近年、第 1 次産業である農業・水産業も石垣市の魅力を支える重要な産業であり、
生産から加工、販売、サービスが一体となった 6 次産業化の取組みを行っている。
18.74%
18.21%
30,000 16.20%
主な産業としては、観光業を主体とした第 3 次産業が 68%を占めるが、第 1
次産業を加工などをする、第 2 次産業の割合が増加傾向にある。
出典:農林水産省 HP(平成 27 年度)
出典:住民基本台帳
【外国人観光客の推移】
3. 観光
観光客数は、平成 23 年には約 65 万人だったが、平成 25 年の新石垣空港の開
港に伴い、平成 26 年には約 116 万人と急激に増加している。
外国人観光客数は、H25 年と比較すると H26 年は、年平均 1.76 倍に急激に増加
しており、グローバル化の進展が見られる。
入域観光客数の急激な増加に対して、宿泊施設数の軒数、客室数、収容人数は、
開港以前の平成 24 年からほぼ横ばい状態。宿泊施設の供給不足が課題といえる。
凡 例
(人)
1400,000
1200,000
入域旅客(空路)
観光客推計(人)
入域旅客(海路)
200,103
171,015
87,947
14,904
53,838
42,581
30,406
44,291
53,958
200,000
659,720
684,009
843,396
893,230
920,696
841,856
732,336
1,014,587
1,107,316
平成 26 年外国人観光客の割合
21.9%
25,676
16.6%
22,601
13.6% 14,870
10,000
0.2%
109
0
1月
0.1%
2.8%
3.0%
1,929 2,344
11,501
13,340
2 月 0.0%
3月
4月
5月
6月
10,609
10.0%
5.0%
7月
8月
9月
出典:農林水産省 HP(平成 27 年度)
10,651
10,065
9,968
9,874
9,726
収容人数(人)
9,939
9,999
203
203
4,067
4,048
12,000
10,000
250
8,000
221
217
209
197
200
3,891
4,198
4,177
4,087
188
193
195
4,063
4,092
3,952
6,000
4,000
150
2,000
年
27
平成
26
年
平成
平成
25
年
年
24
平成
23
年
平成
年
22
平成
平成
21
年
年
平成
20
年
19
出典:統計いしがき(平成 27 年度)
0
100
平成
年
平成
27
年
年
25
24
26
平成
年
平成
年
平成
23
年
22
平成
平成
年
年
21
平成
20
年
19
平成
平成
年
平成
18
年
平成
17
年
平成
15
年
年
14
15
平成
平成
13
年
平成
12
平成
11
年
年
0
平成
0.0%
(室、人)
客室数(室)
軒数(軒)
凡 例
9,818
14,916
14,056
【宿泊施設の推移】
(軒)
300
15.0%
48
80
25.0%
20.0%
14.2%
11.7%
13.8%
12,375
25.5%
19.6%
19,267
16.1%
15,000
30.0%
30,424
21.0%
21,942
20,000
1,116,313
1,106,320
17,081
63,172
60,582
27,578
937,024
34,118
61,864
778,439
767,850
721,812
800,000 67,496
712,472
27,874
783,054
613,362
747,630
599,343
728,559
708,527
696,294
600,000
656,768
602,027
578,978
400,000
895,532
812,455
772,347
676,670
718,712
851,719
1,131,263
937,854
1000,000
平成 25 年外国人観光客の割合
平成 26 年外国人観光客
25,632
20.1%
25,000
5,000
平成 25 年外国人観光客
24.6%
30,000
0
【入域旅客数及び観光客数の推移】
凡 例
(人)
35,000
出典:沖縄県文化観光スポーツ部観光政策
対象エリア面積
石垣市役所新庁舎の移転開庁
空港跡地(約 50ha)
新市庁舎は、「みんなが集う石垣市のランドマーク」
を基本理念に、市民同士や観光客との交流を深めるユ
ンタクの場になる石垣らしい、あたたかい「集える市
役所」を目指しています。
平成 28 年度に新庁舎の基本・実施設計を行い、平
成 29 年度以降の工事着手に向けて取り組みを進めて
おり、平成 31 年度に開庁を予定しています。
基本方針
歴史・憩いと交流 石垣の魅力あふれた都市
目指すべき将来像
石垣ブランド育成と魅力あふれた都市
石垣市消防本部の立地
アクセス道路及び旧空港跡地線の整備
平成 25 年に市街地から旧空港跡地内の
旧第 11 管区海上保安本部石垣航空基地庁
舎に移転を実施。敷地規模は、約 10,000 ㎡。
地区内を通り、新石垣空港と市街地を結ぶアクセス
道路(県道石垣空港線)を整備中。道路交通アクセス
の利便性が向上します。
県立八重山病院の移転予定
新病院の整備目的として、圏域における急性期医療を担う
中核病院、八重山圏域で可能な限りで完結できる医療体制の
整備を目指す。
新病院の計画概要として、敷地面積約 40,000 ㎡(建築面
積約 23,200 ㎡)、地上 5 階建て、診療科 23 科の規模。
現在建設工事に着手しており、平成 29 年度末の開院を予定。
■ イメージパース
土地利用ゾーニング(案)
③ 観光・産業ゾーン
④ 観光・文化ゾーン
石垣
空港
線
史跡フルスト原遺跡に隣接し、遺跡と連
携した観光や歴史学習拠点として、歴史・
文化施設(博物館など)、教育施設、住
宅などをイメージ。
フルスト原遺跡
県道
タ
ナ
ド
ー
線
6 次産業拠点(特産品観光施設など)、観光振
興拠点(道の駅的施設など)、地域ブランド発
信拠点、流通系施設、宿泊施設、コンベンショ
ン機能、ヘルスツーリズムなどをイメージ。
消防署
H
0
号
市役所
39
防災公園
(5ha)
国道
石垣市中央運動公園
出典:沖縄県新県立八重山病院整備事業HP
県立
八重山病院
緑地
沖縄県八重山支庁
八重山
福祉保健所
① 市民サービスゾーン
移転が決定した「市役所」、移転済み
の「石垣消防本部」、防災公園を導入し、
「防災、医療・福祉拠点の形成」を目
指す。
徳洲会病院
② 健康・福祉ゾーン
ANA インターコンチネンタル
石垣リゾート
防災・医療拠点の形成を目指す「市民サービ
スゾーン」に隣接し、移転が決定した「県立
八重山病院」、高齢者福祉施設、介護要望施設、
民間病院、高齢者向け住宅などをイメージ。