地域密着型(介護予防)サービス事業者 ((介護予防)小規模多機能型

地域密着型(介護予防)サービス事業者
((介護予防)小規模多機能型居宅介護事業所)
平成28年度
募集要項
平成28年11月
水俣市福祉環境部健康高齢課
1
1
募集の趣旨
水俣市では、高齢者が介護を必要とする状態になっても、住み慣れた地域で安心して暮
らし続けることができるよう、日常生活圏域を基本に、地域密着型(介護予防)サービス
を計画的に整備しています。
この募集は、第6期水俣市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画(ひまわりプラン)に
基づき、
(介護予防)小規模多機能型居宅介護事業所を設置運営する指定候補事業者を、公
募により決定するために行うものです。
2
募集内容
(1) 募集整備数
(2) 募集圏域
1か所
水俣市内全域
(3) 事業開始時期
3
平成29年度中に事業開始
応募資格
本件募集に参加できる者は、次に掲げる事項をすべて満たす者とします。
(1)
法人であること。
(2)
介護保険法第78条の2第4項各号及び第115条の12第2項各号に規定する
欠格事由に該当しないこと。
(3)
水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営
に係る基準に関する条例(以下「介護基準条例」という。)に規定する各指定基準を
満たす事業所であること。
(4)
水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備
及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な
支援の方法に係る基準に関する条例(以下「介護予防基準条例」という。)に規定す
る各指定基準を満たす事業所であること。
(5) 当該法人及び代表者について、国税・県税・市税等の滞納がないこと。
(6) 直近3か年において、本市からの指定事業を廃止していないこと。
(7)
法人の代表者若しくは役員又は管理予定者が水俣市暴力団排除条例第2条第2号
に掲げる暴力団員に該当しないこと。
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事業計画立案に当たって
(1)
①
応募の手続
希望する事業者は、公募申込書(様式第1号)に事業計画書など必要書類を添付の
うえ、提出してください。
②
提出書類等に関する質問は、質問書(様式第15号)により受け付けますので、記
入の上、健康高齢課まで提出してください。E-mail で質問する場合は、表題を「水俣
2
市(介護予防)小規模多機能型居宅介護事業者の公募に関する質問」としてください。
※
電話による質問は受付けません。
(2)
応募の辞退
応募受付後に辞退する場合は、公募申出の辞退届出書(様式第14号)を提出してくだ
さい。
(3)
公募スケジュール(予定)
募集及び選定のスケジュール(予定)は、以下のとおりです。
日
程
概
要
H28年11月下旬
公募選定募集要項(案)等の策定
H28年12月上旬
公募選定委員委嘱及び募集要項案等の承認
H28年12月中旬
公募実施に関する公募希望事業者説明会の開催
H28年12月中旬~
公募の実施(※公募期間
H29年2月上旬
第1回公募選定委員会(1 次審査)(提案書書面審査)
H29年2月下旬
第2回公募選定委員会(2次審査)(プレゼンテーション)
H29年3月上旬
公募選定事業者(指定候補事業者)の答申
H29年3月中旬
公募選定事業者(指定候補事業者)の決定及び公募選定結果
平成29年1月下旬まで)
の各公募事業者への通知
(4) 提出書類
※
正副各1部を健康高齢課へ提出※
応募様式については、水俣市ホームページに掲載しますので、各事業者でダウンロ
ードしてください。(窓口にも設置します。)
※
応募書類の提出期限:平成29年1月27日(金)
(5) 提出書類の体裁
書類の体裁は、次のように整えてください。
①
図面以外は原則A4 判で作成してください。
②
提出書類はA4ファイルに調製し、正副各1部を提出してください。また、正本と
副本の記載内容が異なることがないようにしてください。
③
ファイルには法人(個人)名が分かるように表紙、背表紙を付けてください。
④
書類ごとに合紙を挟み、その合紙にインデックス(以降「大インデックス」という。)
をつけてください。大インデックスは「公募申込書」「関係書類一覧」「事業計画書一
覧」
「添付書類一覧」の4種類作成し、該当する書類はそのインデックスごとに仕分け
してとじてください。
⑤
さらに、大インデックスの「事業計画書一覧」にとじる書類ごとに合紙を挟み、そ
の合紙に「様式番号」の小インデックスを、
「添付書類一覧」にとじる書類ごとにも合
3
紙を挟み、その合紙に「項目番号」の小インデックスをつけて、書類検索が容易とな
るよう整理してください。
(6)
事業計画立案の際の注意点
事業計画は、介護保険事業者として適切な運営をすることを見据えて立案する必要があ
ります。
特に設備に関しては、事業計画を提出する段階で、介護保険事業者指定基準や建築基準
法関係法規以外にも、介護保険サービス事業所として、高齢者の安全の確保や職員の適切
な介護サービスの提供に配慮された設計であるかどうかを検討する必要があります。
これは、設備に関する問題点は早い段階で解消しておかないと、開設後に利用者や介護
職員に対して負担をかけることになり、適切な運営が難しくなるからです。事業計画の審
査の際は、
「5 公募の概要 (3)審査・選定方法「選定基準の項目・内容」に沿って審査
しますので、参考にしてください。
(7) 基本方針の策定
(介護予防)小規模多機能型居宅介護は、通いを中心として、利用者の様態や希望に応
じて、随時訪問や宿泊を組み合わせてサービスを提供することにより、利用者の居宅にお
ける生活の継続を支援するものです。
基本方針は、介護基準条例及び介護予防基準条例に基づき、次のとおり規定されていま
す。
「介護基準条例」(基本方針)
第81条
指定地域密着型サービスに該当する小規模多機能型居宅介護(以下「指定小規
模多機能型居宅介護」という。)の事業は、要介護者について、その居宅において、又は
サービスの拠点に通わせ、若しくは短期間宿泊させる場合は当該拠点において、家庭的な
環境と地域住民との交流の下で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話
及び機能訓練を行うことにより、利用者がその有する能力に応じその居宅において自立し
た日常生活を営むことができるようにするものでなければならない。
「介護予防基準条例」(基本方針)
第43条
指定地域密着型介護予防サービスに該当する介護予防小規模多機能型居宅介護
(以下「指定介護予防小規模多機能型居宅介護」という。)の事業は、当該事業の利用者
が可能な限りその居宅において、又はその利用者をサービスの拠点に通わせ、若しくは短
期間宿泊させる場合は当該拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で自立し
た日常生活を営むことができるよう、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の
支援及び機能訓練を行うことにより、利用者の心身機能の維持回復を図り、もって利用者
の生活機能の維持又は向上を目指すものでなければならない。
(介護予防)小規模多機能型居宅介護事業所は、利用者の居宅における生活の継続を支
援するものです。地域のニーズに見合った基本方針や理念をしっかり立て、
(介護予防)小
規模多機能型居宅介護事業所としての役割を認識したうえで地域住民や関係機関と連携を
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保ちながら、利用者に適切なサービスを提供していくことが大切です。
事業所運営の骨子となる基本方針及び理念については、事業計画段階における審査にお
いても審査対象項目としており、
「事業所運営の考え方や事業計画は、具体性があり、地域
密着型(介護予防)サービスの理念を具現化したものであること」を求めています。
5
公募の概要
(1)
事業者募集方法(公募・選定)
地域密着型(介護予防)サービスについては、本市の介護保険事業計画に沿って、日常
生活圏域ごとに計画的に整備を進めていく必要があることから、整備を希望する全ての事
業者から事業計画書等を提出いただき、提出書類を審査の上、指定候補事業者として選定
します。
指定候補事業者は、評価を受けた事業計画に沿って、事業所整備を行うとともに、人員
の確保等を行い、開設準備が整った段階で、本市に対して指定申請を行います。
(2)
応募要件(設置主体の要件)
3 の応募資格の要件を満たさない法人は、応募書類を提出することはできません。さら
に、指定申請までに、介護保険法上の全ての指定要件を満たさない場合は、計画が選定さ
れても指定がされませんので、御留意ください。なお、介護保険事業者として指定を受け
るには、法人格がなければ指定することができません。
また、応募書類の提出後に、虚偽記載や上記の事実等が発覚した場合は、選定対象から
除外しますので、併せて御留意ください。
(3) 審査・選定方法
①
指定候補事業者の決定は、水俣市地域密着型サービス事業者公募選定委員会による
書類審査及びプレゼンテーションの評価等を踏まえて、市長が行います。
②
審査結果が基準評価点数(配点240点満点中6割の144点)に満たない事業計
画は、本市の指導を経て、事業計画の見直しを行い、次回以降、再度応募することが
できます。
③
応募書類の提出時に、事業所設置に活用する土地・建物が自己所有の状態でない場
合、現在の所有者に水俣市から賃貸借に関する同意がとられているか確認をする場合
がありますので、ご承知ください。
④
指定候補事業者の決定を受けた後に事業計画を変更することにより、選定基準の評
価が変わってしまう場合は、事業計画の変更を受理できませんので御注意ください。
5
【選定基準の項目・内容】
(合計240点満点)
選定基準の項目
①
1
(
1
)
人
員
体
制
設
置
主
体
の
評
価
②
③
①
(
2
)
法
人
経
営
②
③
①
内容
事業所代表
代表者及び代表予定者は、当該介護保険事業者指定基準に
者の経験及
当に適合するものであり、当該事業を運営するにあたり、
び適格性
十分な知識及び経験を有する者であること。
事業所管理
管理者及び管理者予定者は、当該介護保険事業者指定基準
者の経験及
に当に適合するものであり、当該事業を運営するにあた
び適任性
り、十分な知識及び経験を有する者であること。
介護支援専
計画作成担当者及び計画作成予定者は、当該介護保険事業
門員の経験
者指定基準に当に適合するものであり、当該事業を運営す
及び適任性
るにあたり、十分な知識及び経験を有する者であること。
事業実績
法人は、当該事業をはじめ高齢者保健福祉事業等において
十分な事業実績を有すること。
関係行政庁
法人は、法人への監査・指導及び高齢者保健福祉事業の運
の監査及び
営に係る関係行政庁の監査・指導の状況からみて、本事業
指導状況
の設置主体として問題がないと認められること。
法人の経営
法人経営が良好であり、当該事業所の設置運営に支障がな
状況
いこと。
事業所運営
事業所運営の考え方や事業計画は、具体性があり、地域密
の考え方
着型サービスの理念を具現化したものであること。
配点
10
10
10
10
10
10
20
事業計画及
2
事
業
計
画
の
基
礎
評
価
(
1
)
事
業
所
運
営
②
び収支計画
事業所開設後、安定的に継続した経営が見込まれること。
20
の安定性
③
施設利用料
家賃、光熱水費等の利用料の設定は、高齢者に配慮した金
の設定
額設定である。
20
事業所の開設当初から十分な現場経験又は現場研修を積
④
人材確保と
んだ職員を確保すること。また、事業所の開設後は、職員
人材育成
に対して専門研修を計画的に実施するとともに、職員のス
20
キルアップのサポート体制を組織的に十分確保すること。
建設及び運
(
2
)
建
設
計
画
①
転資金の確
保状況
②
事業所の建設及び運営に必要な資金については、その調達
方法など資金計画が確実であること。また、借入金がある
場合は、償還が確実に履行される見通しがたっているこ
10
と。
建設用地の
建設用地及び建物の確保(所有又は賃借)が確実に見込ま
及び建物の
れるものであり、用地又は建物の確保が未確定及び関係機
確保の確実
関と未調整等により事業執行に支障が生じる恐れがない
6
10
性
(
3
)
施
設
の
利
便
性
・
安
全
性
①
②
建設用地の
利便性
の (
配 5
置 )
圏
域
内
6
性等を考慮できること。また当該施設を運営する観点から
び整備方針
たし、安全で快適な空間づくりに配慮した仕様とすること
の利用者の
安全確保の
10
適切な面積及び形状であること。
建物は、当該介護保険事業者指定基準上の各設備基準を満
状況
(
4
)
地
域
と
の
連
携
・
交
流
建設用地は、施設利用者の観点から環境、防災、交通利便
施設内容及
非常災害時
③
こと。
20
火災、地震、風水害等の非常災害時の安全対策は、具体的
かつ実践可能なものが十分確保された計画となっている
20
こと。
隣接住民、自治会等に対し、事業所開設に係る地元との必
①
②
地域との連
要な調整を図っており、地域住民及び他の地域資源との連
携の確保
携を確保できる見通しがたっていること。
施設の立地
開設事業所は、住宅地又は住宅地と同程度に家族や地域住
条件
民との交流機会が確保される地域の中にあること。
圏域内のサ
①
ービス配置
の適正確保
同種の他事業所と極端に近接せず、地域における適正な配
置が見込めること。
10
10
10
開設に伴う補助金について
平成27年度から県に設置される、消費税増税分を活用する新たな財政支援制度に基づ
く基金(地域医療介護総合確保基金)を活用して、基盤整備等を推進していく予定です。
補助予定金額(基準額)については、以下のとおりですが、本補助金は、県との協議に
より決定されることから、補助金額が変更又は交付されない場合があることを予め御了解
の上、応募書類を提出してください。
補助事業名
介護基盤緊急整備特別対策
事業補助金
施設開設準備経費助成特別
対策事業補助金
補助金額(基準額)
補助対象経費※
30,000千円 ハード事業分(建築費等)
5,400千円
7
ソフト事業分(開設に係る備
品購入費、人件費等)
7
用地・建設・地域団体等に関する調整事項
(1)立地条件について
①住宅地又は住宅地と同程度に利用者の家族や地域住民との交流の機会が確保される
地域の中にあること。
②都市計画法(開発行為等)、農地法(農地転用等)等の許認可が確実に得られるよう、
事業用地における都市計画法等に関する内容を確認し、関係諸官庁と調整を行ってく
ださい。
③災害(土砂・がけ崩れ・洪水等)の危険がある区域等に該当していないことや、緊
急車両が通行できる道路があることも重要です。
(2)建築基準法等の関連法規に基づく手続きの調整
①介護基準条例及び介護予防基準条例において、次のように定められています。
「介護基準条例」第86条
指定小規模多機能型居宅介護事業所は、居間、食堂、台所、
宿泊室、浴室、消火設備その他の非常災害に際して必要な設備その他指定小規模多機能型
居宅介護の提供に必要な設備及び備品等を備えなければならない。
「介護予防基準条例」第48条
指定介護予防小規模多機能型居宅介護事業所は、居間、
食堂、台所、宿泊室、浴室、消火設備その他の非常災害に際して必要な設備その他指定(介
護予防)小規模多機能型居宅介護の提供に必要な設備及び備品等を備えなければならない。
②基準条例のほか建築基準法や消防法等の関係法規を遵守した計画であることが前提
です。事業計画の審査においても、建築基準法、消防法等の関連法規を遵守した計画
であることが求められます。事業計画に添付する設計図面や建築関係機関との相談・
協議記録等で設置しても問題がない計画か確認します。
③既存の建築物に事業所を開設する場合は、建築物の耐震性の確保に努めるものとする。
④消防法施行令別表第一(6)項ハ(1)に掲げるもののうち、スプリンクラー設置が
規定されていない事業所においても、スプリンクラーその他の自動消火設備の設置に努
めるものとする。これらの整備の設置及び防火安全対策に関しては、あらかじめ所轄消
防署と協議し、その指示にしたがうものとする。
(3)整備に伴う医療連携や地域連携等
①介護基準条例及び介護予防基準条例により協力医療機関が義務づけられています。
「介護基準条例」第103条
指定小規模多機能型居宅介護事業者は、主治の医師との連
携を基本としつつ、利用者の病状の急変等に備えるため、あらかじめ、協力医療機関を定
めておかなければならない。
2
指定小規模多機能型居宅介護事業者は、あらかじめ、協力歯科医療機関(当該指定小
規模多機能型居宅介護事業者との間で、利用者が歯科治療を必要とした際の連携及び協力
が合意されている歯科医療機関をいう。)を定めておくよう努めなければならない。
8
「介護予防基準条例」第60条
指定介護予防小規模多機能型居宅介護事業者は、主治の
医師との連携を基本としつつ、利用者の病状の急変等に備えるため、あらかじめ、協力医
療機関を定めておかなければならない。
2
指定介護予防小規模多機能型居宅介護事業者は、あらかじめ、協力歯科医療機関(当
該指定介護予防小規模多機能型居宅介護事業者との間で、利用者が歯科治療を必要とした
際の連携及び協力が合意されている歯科医療機関をいう。)を定めておくよう努めなければ
ならない。
②定期的な往診や通院だけでなく、緊急時(特に夜間帯)にすぐ連絡が取れる協力制
を構築しておくことが重要です。
③介護基準条例及び介護予防基準条例により地域との連携が義務づけられています。
「介護基準条例」第108条において準用する第59条17第3項
指定小規模多機能型
居宅介護事業者は、その事業の運営に当たっては、地域住民又はその自発的な活動等との
連携及び協力を行う等の地域との交流を図らなければならない。
「介護予防基準条例」
第65条において準用する第39条第3項
指定介護予防小規模
多機能型居宅介護事業者は、その事業の運営に当たっては、地域住民又はその自発的な活
動等と連携し、又は協力することその他の地域との交流を図らなければならない。
④事業計画書提出前には、必ず事前に地元に説明に行ってください。説明にあたって
は、
「水俣市に応募し、選定されることが条件であるため、事業化されない場合がある」
旨を必ずお伝えください。
8 問い合わせ先及び書類の提出先
水俣市福祉環境部健康高齢課(高齢介護支援室)
〒867-0005
水俣市牧ノ内3番1号
TEL 0966-63-3051
FAX 0966-62-3670
E-mail
[email protected]
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