原案概要版(PDF:1707KB)

敦賀市公共施設等総合管理計画原案(概要版)
はじめに(公共施設等総合管理計画について)
■策定趣旨
人口減少や人口構造の変化による⾏政サービスの量的・質的な⾒直し、持続可能な財政運営、施設の適切な
維持管理・更新などに向けて、第6次敦賀市総合計画後期基本計画(敦賀市再興プラン)に基づく⾏財政改
⾰を実現するため、将来を⾒据えた公共施設等全体のあり⽅を検討し、今後目指すべき⽅針を定めた計画。
■計画期間
平成29(2017)年度から平成68(2056)年度までの40年間
■対象となる公共施設等
公共施設(建物):庁舎、学校、公営住宅、集会施設等 12類型 175施設 40.3万㎡
インフラ(基盤施設):道路679km、橋梁3km、上⽔道管路463km、下水道管きょ376km等 7類型
第1章 公共施設等の現況及び将来の⾒通し(敦賀市全体の課題)
【公共施設は、過⼤な施設保有量と⽼朽化進⾏によって将来更新費が⼤幅に不⾜】
総人口:約2割の減少
→全般的な施設需要が徐々に減少
【人口減少と少子高齢化の加速】
【県内9市平均との保有状況の比較】
⽼年⼈⼝:横ばい傾向
増加から大幅減少へ
※5年ごとに⾒直し
住⺠⼀⼈当たり⾯積
【県内9市平均との用途別保有状況の比較】
県内9市の1.3倍
⽣産年齢⼈⼝:約3割の減少
→市税収入の減少・将来世代の負担増大
全国市の1.7倍
年少⼈⼝:約2割の減少
→将来的な学校・子育て施設の需要減
人口の課題
・⼈⼝減少による需要の量的減少と将来
世代の負担増加
・少子高齢化による需要の質的変化
【地区ごとの⼈⼝減少、⾼齢化の進⾏状況に⼤きな偏り】
【⻄浦・東浦・東郷・愛発】
【北、南、⻄】
大幅減が継続
減少が継続
【公共施設の築年数別保有状況】
【公共施設の⽼朽化状況】
【中郷、松原、粟野】
公共施設の課題
・住⺠⼀⼈当たりの保有量は
県平均の1.3倍、全国平均
の1.7倍と過大
横ばい傾向
・既に耐⽤年数超過が1割弱、
今後20年以内に全体の
5割以上が築50年を経過
するなど、⽼朽化が進⾏
人口減少エリアの特徴
市街地の特徴
・減少が⼤きく⾼齢化率が⾼い
・減少が継続し⾼齢化率はやや⾼い
・将来更新費は、過去5年間
の投資額の1.6倍、平均
14.8億円/年不⾜
現状維持エリアの特徴
・減少が緩やかで⾼齢化率が低い
【インフラは、⽼朽化の進⾏により今後20年以内に更新時期が集中し、将来更新費が不⾜】
【財政規模の縮小と扶助費の増大】
【歳⼊の推移と⾒通し】
歳入規模は今後5年間で1割縮小
【歳出の推移と⾒通し】
今後は減少を予測
義務的経費(扶助費など)は一貫して
増加し、今後数%増加
今後も増加を予測
一貫して増加傾向
今後も減少を予測
市税収入は2割減少、依存財源は1割
以上増加
財政の課題
・財政規模の縮小と依存財源増加
によって財政運営が困難に
・義務的経費の増加によって
公共施設等への投資余⼒が減少
【主要なインフラの⽼朽化状況】
橋梁:耐⽤年数60年
上⽔道:耐⽤年数40年
下⽔道:耐⽤年数50年
インフラの課題
・⽼朽化が進⾏し、
今後20〜40年に
更新時期が集中
・将来更新費は、過
去5年間の投資額
の1.9倍、平均
18.0億円/年不⾜
※ 今後の原案の作成段階で数値等に変更が生じる可能性がある。
第2章 公共施設等の
公共施設等の総合的かつ
総合的かつ計画的
かつ計画的な
計画的な管理に
管理に関する方針
する方針(
方針(市全体の
市全体の課題解決に
課題解決に向けた目標設定
けた目標設定と
目標設定と取組方針)
取組方針)
現状と
現状と課題に
課題に関する認識
する認識(
認識(解決すべき
解決すべき課題
すべき課題)
課題)
【現状と⾒通し】
基本理念・
基本理念・取組方針(
取組方針(課題解決に
課題解決に向けた考
けた考え方)
【分野別の解決すべき課題】
【基本理念】
人口減少に応じた施設需要の想定
【取組方針】
少子高齢化に応じた必要な機能の維持
方針①
方針①
財政状況から持続可能な施設総面積
施設総量の縮減
更新ピーク時期の平準化
と施設総面積の適正化の検討
⻑寿命化(更新時期の調整等)
将来の市⺠負担につなげない
ためのコスト圧縮の検討
総量縮減(統廃合・集約化等)
課題解決に向けた理念
課題解決
理念・方針
人口減少を前提とした施設ニーズ
【⽅針②による統廃合の実施例】
方針②
方針②
【公共施設の総量縮減(総量管理)】
・機能(サービス)の維持による統廃合の実施
・大きすぎず、使いやすさに配慮した施設整備
・多様な主体との連携による広域化や運営主体の変更
方針③
方針③
異なる機能を
まとめて維持
【更新財源の確保(コスト管理)】
・総量縮減による維持管理経費の圧縮分を更新財源として確保
・資産の有効活用による財源確保
・⺠間活⽤による運営効率化や施設整備財源の確保
・使⽤料の⾒直しによる受益者負担の適正化
施設更新費の確保と単年度
更新費平準化の検討
コスト圧縮(将来更新費の抑制)
地区別の人口動態を⾒据えた
【⻑寿命化と予防保全(品質管理)】
・点検診断による実態把握と修繕計画への利活⽤
・対症療法型の維持管理から予防保全への移⾏
・安全安⼼な利⽤に向けた耐震や施設性能の確保
・目標耐⽤年数への⻑寿命化によるライフサイクルコストの適正化
単年度の更新費の平準化
【総合的な課題】
【⽅針①による⻑寿命化の実施例】
施設配置の適正化の検討
類似機能を
まとめて維持
取組⽅針に基づく⻑寿命化、総量縮減、コスト圧縮のシミュレーション
※建替え年度等についてはシミュレーション上の仮定であり
時期や規模を確定したものではない。
将来更新費抑制の
将来更新費抑制の手法と
手法と効果
方針①
方針①
公共施設を現在と同規模で耐⽤年数で建替えた場合 14.8億円/年の将来更新費が不⾜
140億円
120億円
耐⽤年数超過
(積み残し分)
100億円
改修費
建替え費・解体費
清掃センター等
松稜中学校、児童⽂化
センター、市⺠⽂化センター等
市庁舎等
80億円
プラザ萬象、衛⽣処理場
リラ・ポート等
今後40年間の将来更新費
平均41.0億円/年
過去5年間の投資額
平均26.2億円/年
60億円
総合運動公園等
40億円
20億円
不足解消に向けたシミュレーション
けたシミュレーション
修繕費
160億円
【⻑寿命化と予防保全(品質管理)】
【手法①】 公共施設をできる限り⻑期間利⽤
想定
耐⽤年数
×1.4
抑制効果
5.4億円/年
<40年間の将来更新費>
平均41.0億円/年
<40年間の更新費>
方針②
方針②
【公共施設の総量縮減(総量管理)】
【手法②】 公共施設の延べ床面積を縮減
想定
△20%
抑制効果
6.9億円/年
平均35.6億円/年
圧縮効果
2.5億円/年
平均28.7億円/年
<40年間の更新費>
<40年間の更新費>
方針③
方針③
【更新財源の確保(コスト管理)】
平均26.2億円/年
【手法③】維持管理経費を圧縮
<不⾜額の解消>
0億円
H29
2017
H34
2022
H39
2027
H44
2032
H49
2037
H54
2042
H59
2047
H64
2052
H68
2056
【手法③】 さらなる取組により財源を確保
財源確保
新規整備等の財源
※インフラは、市民生活に欠かせない資産であり、統廃合や複合化などの手法の適用も限定されるため、類型ごとの個別計画に基づく長寿命化等を図る。
第3章 施設類型ごとの
施設類型ごとの維持管理
ごとの維持管理に
維持管理に関する基本的
する基本的な
基本的な方針
第4章 地区別の
地区別の現状と
現状と課題
公共施設等の今後の方向性を以下のとおり整理した。今後の具体的な取組や事業の実施については、
策定済又は今後策定予定の個別計画において計画的に検討していく。
今後の方向性(概要)
⾏政系施設
庁舎・防災施設、
その他⾏政系施設
・適正規模での市庁舎建替えの検討
学校教育系施設
学校、給食センター、
その他教育施設
・少⼦化を⾒据えた中⻑期的な適正規模や再編、未利⽤スペースなど
の有効活用検討
子育て支援施設
幼稚園・保育園、児童
クラブ、幼児・児童施設
・短期的な子育てニーズの充足と、少⼦化を⾒据えた中⻑期的な適正
規模の検討
・⺠間との役割分担による統廃合
市⺠⽂化系施設 集会施設、文化施設
・他施設からの機能移転による公⺠館の複合化
・統廃合による集約化の検討
社会教育系施設 博物館等、図書館
・予防保全による施設機能の維持
・⽂化財施設の適切な保全
公
スポーツ・レクリ
共
エーション系施設
施
設
産業系施設
スポーツ施設、レクリ
エーション・観光施設
・必要性を検討したうえでの更新、機能維持
・⽼朽化した施設の統廃合や類似機能の集約化
産業系施設
・流通への影響を踏まえた施設量の最適化
・必要性を検討したうえでの更新、機能維持
保健施設、高齢福祉、
・予防保全による施設機能の維持
障がい福祉、その他社会
・周辺施設からの機能移転による複合化
保健施設
公営住宅
市営住宅
・⻑寿命化計画に基づく住宅改良と⼾数削減
医療施設・
市⺠病院
診療所、市⺠病院
・予防保全による施設機能の維持
・利⽤状況を踏まえた廃⽌・縮小の検討
供給処理施設
供給処理施設
・新施設への移⾏
・⻑寿命化と適正規模での整備
その他施設
普通財産、火葬場、
その他
・必要性を勘案し、譲渡、除却を検討
道路
市道、農道、林道、
トンネル
・⻑寿命化計画による計画的な補修、将来更新費の平準化と抑制
橋梁
イ
ン 上水道
フ
ラ
下水道
その他インフラ
橋梁
管路、配水池、浄水場
管きょ、浄化センター、
ポンプ場
公園、漁港、河川
・⻑寿命化計画による優先度に基づく補修、将来更新費の平準化
と抑制
・新⽔道ビジョンによる経営戦略やアセットマネジメント、耐震化、
料⾦改定などの推進
・企業会計への移⾏後に下⽔道施設全体のストックマネジメント
計画を策定
・⼈⼝減少による使⽤料収⼊の減少を⾒据えた規模の⾒直しの検討
・今後機能ごとに⽅向性を検討し適切な維持管理や更新を実施
地区名
市
街
地
現
状
維
持
人
口
減
少
地区ごとの施設配置の特性(概要)
・学校教育系施設、子育て支援施設、市⺠⽂化系施設、社会教育系が多い
北地区
・建物性能(⽼朽化など)は10地区中9番目
・社会教育系施設、保健・福祉施設、公営住宅が多い
南地区
・建物性能は10地区中3番目
・市役所や防災センター、市⺠病院など全市対応施設が集中
⻄地区
・建物性能は10地区中1番目
・子育て支援施設、スポーツ・レクリエーション系施設、公営住宅、供給処理
松原地区
施設が多い
・建物性能は10地区中8番目
・産業系施設が多い
中郷地区
・建物性能は10地区中2番目
・公営住宅が多い
粟野地区
・建物性能は10地区中4番目
・施設数は少ないものの、休校中の学校教育系施設が2施設あり
⻄浦地区
・建物性能は10地区中10番目
・学校教育系施設、供給処理施設が多い
東浦地区
・建物性能は10地区中6番目
・スポーツ・レクリエーション系施設が多い
東郷地区
・建物性能は10地区中5番目
・市⺠⽂化系施設が多い
愛発地区
・建物性能は10地区中7番目
【エリアごとの概況】
【人口減少エリア】
⼈⼝減少と少⼦⾼齢化が最も進⾏
地区ごとの課題
課題や施設配置、土地利用
土地利用
状況などを
などを踏まえた統廃合の
の検討
保健・福祉施設
取組方針・類型
類型ごとの方向性
を踏まえた施設配置
施設配置の検討
主な機能
施設類型
取組方針や施設類型ごとの方向性を踏まえ、地区ごとの施設配置や特性を考慮し、
今後のまちづくりのあり方や市の各種施策や計画などにおける優先度を加味しつつ、
人口動態、土地利用状況、公共交通体系などを踏まえた施設再編を検討していく。
【現状維持エリア】
今後、高齢化が急速
に進⾏
類似施設がやや多い
【市街地エリア】
空洞化の進⾏
⽼朽化施設が多い