8・9ページ(PDF文書)

食生活のアドバイザー 食改推
家庭でできる食事の工夫
野菜350g
はこのくら
いです
を作ってあげたい』というか
わいい感想をもらうこともあ
りました。ぜひいろんな人に
料理教室などに参加してもら
いたいですね」
年後の自分の健康のために
「市民の皆さんには、まず食
事のバランスについて考えて
いただきたいです。それが頭
にあれば、食事が偏ることは
ないと思います」
今の食事はどうしても塩分
を多く取り過ぎてしまう傾向
があり、なるべく塩分を控え
るように心掛けてもらいたい
と話す大美賀さん。
「 料理教室でもよく話をする
のですが、今の食事は 年後
の自分の健康につながってい
ます。できるだけ健康でいる
ためにも、ぜひ食事に気を付
けてほしいですね」
10
こ
ひろ
か
み
忙しくてなかなか食育を実
践できなくても、今より少し
だけ気を付けるだけで構いま
せん。どれだけ多くのことを
実践できたかよりも、大切な
のは続けることです。無理の
ない範囲で続けてみませんか。
食事を楽しむために行う工夫
が、食生活をより豊かにし、
私たちのこころと体を健やか
にしてくれます。子どもから
大人まで、みんなで楽しみな
がら食育を実践することが、
これからの私たちとって大切
ではないでしょうか。
食育は楽しく続けることが大切
楽しめます
●汁物は具だくさんに 汁物
に野菜をたっぷり入れると、
小鉢1皿分の野菜が取れます
●冷凍食材も活用 忙しいと
きは便利な冷凍食材を活用し
ましょう
【簡単! 手作り冷凍食材】
●ネギ 食べやすい大きさに
切り、少量のサラダ油をから
めて冷凍保存
●キャベツ 食べやすい大き
さに切り、少量の塩とサラダ
油をからめて冷凍保存
●キノコ類 石突きを切り落
として食べやすい大きさに切
り、数種類を混ぜて冷凍保存
おお
料理教室で健康や食育につい
て知ってもらいたい
食改推の一員として、生活
習慣病予防のための料理教室
や、親子を対象にした食育の
料理教室などを行っている大
美賀さん。市の食改推では特
に若い世代への働き掛けを全
国に先駆けて行っています。
「 幼稚園に通う子どもがいる
お母さんを対象にした料理教
室をやりました。そこで
『何
か相談したいことはあります
か』
と聞くと、
『子どもが野菜
を食べない』という相談が一
番多くありました」
そんな子どもでも料理教室
で一緒に料理をすると、嫌い
なものでも食べられるように
なると言います。
「参加したお子さんから
『お家
へ帰った後も、おじいちゃん
おばあちゃんにおいしい料理
基本は主食・主菜・副菜
家で食事をするときも、外
食するときも、主食・主菜・
副菜をそろえましょう。
「主
お弁当を作るときは、
食3:主菜1:副菜2」の割
合で詰めるのが理想的です。
減塩を心掛ける
種
調味料の使い方や食品の
類、外食など食べ方に注意し、
少しずつ減塩に努めましょう。
【減塩の工夫】
●汁物は具だくさんにする
●調味料はかけずにつけて食
べる
●酸味や香辛料、香味野菜を
活用する
●外食や市販のおかず、レト
ルト食品は利用頻度を減らす
野菜をたくさん食べる
1日の野菜摂取量の目安は
350グラム。小鉢でおよそ
5皿分です。日本人の平均野
菜摂取量は292グラムと不
足しています。毎日の食事に
野菜を1皿足してみましょう。
【野菜を食べるポイント】
●加熱して食べる 生野菜だ
けでなく、ゆでたり煮たりす
るとかさが減り、味の変化も
大美賀 広子さん(堀下町)
10
市食生活改善推進協議会 会長
料理教室・健康教室で一緒に学びませんか
食改推は地域の公民館などを会場に、定期的に調理講習会を開催しています。
調理のこつや毎日の食事の工夫などについて学んでみませんか。各種料理教室の
開催は、各地区の公民館だよりなどでお知らせしています。ぜひ一度、参加して
みてください。
食改推主催の料理教室
●おやこの食育教室 ●生活習慣病予防講習会 ●男性の料理教室 ●若い世代の食育講座 など
問い合わせ 健康管理センター
(☎23-6675)
みんなで食べる
おいしいご飯 。
楽しい食事が私たちの
こころと体を育みます。
8
2016年
(平成28年)
12月1日号
広報いせさき No.287
9
皆さんは食生活改善推進員
(食改推)をご存じですか? 食改推は、
食生活の改善を中心とした健康づくりの普及・啓発活動を行うボラ
ンティアです。市食生活改善推進協議会の会長を務める大美賀広子
さんに、活動を通じて感じたことを聞きました。
家庭での食事のポイントは賢く食品を選び、バランス良く
食べることです。規則正しい食事を基本に、忙しい中でも実
践できる食事のポイントを紹介します。少しの工夫で食生活
が豊かになり、健康にもつながります。
すい
かい
しょっ
実践!
食事が育む こころと体
健康管理センター
管理栄養士 小茂田 麻美