食生活のアドバイザー 食改推 家庭でできる食事の工夫 野菜350g はこのくら いです を作ってあげたい』というか わいい感想をもらうこともあ りました。ぜひいろんな人に 料理教室などに参加してもら いたいですね」 年後の自分の健康のために 「市民の皆さんには、まず食 事のバランスについて考えて いただきたいです。それが頭 にあれば、食事が偏ることは ないと思います」 今の食事はどうしても塩分 を多く取り過ぎてしまう傾向 があり、なるべく塩分を控え るように心掛けてもらいたい と話す大美賀さん。 「 料理教室でもよく話をする のですが、今の食事は 年後 の自分の健康につながってい ます。できるだけ健康でいる ためにも、ぜひ食事に気を付 けてほしいですね」 10 こ ひろ か み 忙しくてなかなか食育を実 践できなくても、今より少し だけ気を付けるだけで構いま せん。どれだけ多くのことを 実践できたかよりも、大切な のは続けることです。無理の ない範囲で続けてみませんか。 食事を楽しむために行う工夫 が、食生活をより豊かにし、 私たちのこころと体を健やか にしてくれます。子どもから 大人まで、みんなで楽しみな がら食育を実践することが、 これからの私たちとって大切 ではないでしょうか。 食育は楽しく続けることが大切 楽しめます ●汁物は具だくさんに 汁物 に野菜をたっぷり入れると、 小鉢1皿分の野菜が取れます ●冷凍食材も活用 忙しいと きは便利な冷凍食材を活用し ましょう 【簡単! 手作り冷凍食材】 ●ネギ 食べやすい大きさに 切り、少量のサラダ油をから めて冷凍保存 ●キャベツ 食べやすい大き さに切り、少量の塩とサラダ 油をからめて冷凍保存 ●キノコ類 石突きを切り落 として食べやすい大きさに切 り、数種類を混ぜて冷凍保存 おお 料理教室で健康や食育につい て知ってもらいたい 食改推の一員として、生活 習慣病予防のための料理教室 や、親子を対象にした食育の 料理教室などを行っている大 美賀さん。市の食改推では特 に若い世代への働き掛けを全 国に先駆けて行っています。 「 幼稚園に通う子どもがいる お母さんを対象にした料理教 室をやりました。そこで 『何 か相談したいことはあります か』 と聞くと、 『子どもが野菜 を食べない』という相談が一 番多くありました」 そんな子どもでも料理教室 で一緒に料理をすると、嫌い なものでも食べられるように なると言います。 「参加したお子さんから 『お家 へ帰った後も、おじいちゃん おばあちゃんにおいしい料理 基本は主食・主菜・副菜 家で食事をするときも、外 食するときも、主食・主菜・ 副菜をそろえましょう。 「主 お弁当を作るときは、 食3:主菜1:副菜2」の割 合で詰めるのが理想的です。 減塩を心掛ける 種 調味料の使い方や食品の 類、外食など食べ方に注意し、 少しずつ減塩に努めましょう。 【減塩の工夫】 ●汁物は具だくさんにする ●調味料はかけずにつけて食 べる ●酸味や香辛料、香味野菜を 活用する ●外食や市販のおかず、レト ルト食品は利用頻度を減らす 野菜をたくさん食べる 1日の野菜摂取量の目安は 350グラム。小鉢でおよそ 5皿分です。日本人の平均野 菜摂取量は292グラムと不 足しています。毎日の食事に 野菜を1皿足してみましょう。 【野菜を食べるポイント】 ●加熱して食べる 生野菜だ けでなく、ゆでたり煮たりす るとかさが減り、味の変化も 大美賀 広子さん(堀下町) 10 市食生活改善推進協議会 会長 料理教室・健康教室で一緒に学びませんか 食改推は地域の公民館などを会場に、定期的に調理講習会を開催しています。 調理のこつや毎日の食事の工夫などについて学んでみませんか。各種料理教室の 開催は、各地区の公民館だよりなどでお知らせしています。ぜひ一度、参加して みてください。 食改推主催の料理教室 ●おやこの食育教室 ●生活習慣病予防講習会 ●男性の料理教室 ●若い世代の食育講座 など 問い合わせ 健康管理センター (☎23-6675) みんなで食べる おいしいご飯 。 楽しい食事が私たちの こころと体を育みます。 8 2016年 (平成28年) 12月1日号 広報いせさき No.287 9 皆さんは食生活改善推進員 (食改推)をご存じですか? 食改推は、 食生活の改善を中心とした健康づくりの普及・啓発活動を行うボラ ンティアです。市食生活改善推進協議会の会長を務める大美賀広子 さんに、活動を通じて感じたことを聞きました。 家庭での食事のポイントは賢く食品を選び、バランス良く 食べることです。規則正しい食事を基本に、忙しい中でも実 践できる食事のポイントを紹介します。少しの工夫で食生活 が豊かになり、健康にもつながります。 すい かい しょっ 実践! 食事が育む こころと体 健康管理センター 管理栄養士 小茂田 麻美
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