Title:P03.eca Page:3 Date: 2016/11/11 Fri 09:25:18 T O P IC S ル・ポン国際音楽祭2 016 赤穂・姫路 開催 をエマニュエル・パユさんがフルートで奏でるというレア版 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマス で、まさに圧巻の演奏でした。 ターの樫本大進さんが音楽監督を務める「ル・ポン国際音楽 記念すべき10周年を迎えることから、1 7日には東京・サン 祭2 0 16 赤穂・姫路」が、今年も1 0月8日から17日にかけて開 トリーホールで特別公演も開催されました。当日は開場前か 催されました。樫本さんの「音楽を懸け橋(ル・ポン)に、 ら長い行列ができ、約2000席のホールは満席。最後に演奏さ 人と人とのきずなを大切にし、平和で幸せな世界を作りた れたブラームス「セレナーデ第1番ニ長調 Op. 1 1」では樫本 い」という呼びかけに賛同した演奏家が世界各地から集い開 さんが感極まった表情をみせる場面も。「温かな雰囲気の音 かれるもので、1 0回目の今年は過去最多となる18名が参加。 楽祭を故郷で開催したい」と樫本さんが考えるきっかけと 8日から1 5日には赤穂市文化会館を皮切りに、姫路城二の なったのが、実はこの作品だったのです。 丸、パルナソスホール、書写山圓教寺の各会場で、演奏者と 演奏家のあふれる魅力と個性が一堂に集い、生み出される 観客の距離の近い、アットホームな演奏会が開かれました。 素晴らしい演奏。室内楽の魅力を存分に堪能できる「ル・ポ これまでの音楽祭では「フランス」 「ウィーン」「ベートー ン国際音楽祭」の次の10年を一つひとつ、楽しみに待ちたい ヴェン」などのテーマに沿って樫本さんが選曲してきました と強く感じました。 が、今年は「次の1 0年への期待を届けられるように」と、こ れまでの各テーマを象徴する作品すべてを 盛り込んだ豪華なプログラムとなりまし た。珠玉の名曲から、生演奏ではまず聴く ことのできない作品までが登場するのは例 年どおり。姫路での最終日に披露されたド ヴォルザーク「四重奏曲第1 2番 Op. 9 6『ア メリカ』 」は、通常は弦楽四重奏で演奏さ れるところを、第1ヴァイオリンのパート 姫路公演(書写山圓教寺) 東京特別公演(サントリーホール) 音楽祭をさらに盛り上げるとともに“音楽のまち・ひめじ”を広くアピー ルしようと、今年初めて、2つのプレコンサートが開かれました。9月11日 に「現役音大生・卒業生による室内楽コンサート」 (淳心学院講堂心城館) 、 10月2日に市立姫路高校、市立飾磨高校、県立姫路東高校の吹奏楽部による 「野 外 コンサー ト」 (姫路駅北に ぎわい交流広場 北広場ステー ジ)が あ り、大 勢の観客が訪れ ました。 室内楽コンサート 野外コンサート 「ホリデープログラム」 (兵庫県立大学姫路環境人間キャン パス講堂)は10月10日に開かれ、結成5 0周年を迎える「姫路 市ヴァイオリン教室」 、同教室のOB・OGで構成される「姫 路ユースアンサンブル」が樫本さんと共演。姫路出身の山田 尚代さん(コントラバス)ら東京藝術大学生・卒業生による 「THUNARSEPTET (トゥナール・セプテット)」も出演しまし た。また13日にはクラ リネット奏者のポー ル・メイエさんによる 楽器講習会が開かれま した。 文化コンベンション施設の建設計画が進んでいます 姫路市は、J R姫路駅から東へ約7 0 0メートルの「キャス ティ2 1文化・コンベンションエリア」に、文化コンベンショ ン施設の建設を計画しています。この施設は、文化センター (西延末)と音楽演劇練習場(城東町)を統合発展させた文 化・芸術の拠点【文化・交流施設】と、展示会や総会・各種 マ イ ス (※) 会議などが開催できMI CE の拠点となる【コンベンション・ 展示施設】を併設するもので、 【文化・交流施設】については 大ホール (約2 0 0 0席)、中ホール (約8 0 0席) 、小ホール (約150 席) と音楽演劇練習場(大1室、中1室、小5室)を、【コン ベンション・展示施設】については多目的展示場と会議施設 (大3室、中5室、小2室)を予定しています。 今年度から来年度にかけて実施設計を進め、平成30年度か ら建設工事に入り、3 2年度から3 3年度にかけての供用開始を 目指しています。今後も随時、進捗状況等についてお知らせ していきます。 問 文化国際課 ☎221- ■ 2098 ※MI CE 企業等の会議(Meet i ng)、企業等の行う報奨・研修旅行 (I ncent i veTr avel ) 、 国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convent i on)、展示会・見本市、 イベント (Exhi bi t i on/Event )の頭文字をとった造語で、多くの集客交流が 見込まれるビジネスイベントなどの総称です。 3
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