保 健 だ よ り

平成 28 年 12 月号
(第 390 号)
保 健 だ よ り
<発
行>
那覇市こどもみらい課
TEL
098-861-6903
今年、那覇市は例年よりもかなり早い10月 12 日に「インフルエンザ注意報」が発令され、現在
も注意報継続中です。これから年末にかけて寒さも厳しくなり、人ごみに出る機会も増えてきます。
元気に保育所生活を送れるよう、日々の予防や体調管理、家族皆で気をつけていきましょう!
*インフルエンザとかぜの違い*
インフルエンザと普通のかぜでは、症状に多少似ているところがありますが、違う病気です。
インフルエンザは、急に発症する 38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などに加えて、のど
の痛み、鼻水、咳などの症状もみられます。乳幼児、高齢者、持病をもつ人では、気管支炎、肺炎、
脳症などの合併症を招くこともあります。また、いったん流行が始まると、短期間に多くの人を巻
き込むという点でも、普通のかぜとは異なります。
*予防対策*
受けておきたい「予防接種」
予防接種は、発症や重症化を
予防するのに一定の効果がある
とされています。通常大人は、
シーズンに1回ですが、子ども
の場合は、2回接種が標準です。
効果は接種2週間後~約5ヶ月
程度持続します。
「マスク、咳エチケット」
咳エチケットとは、人に向か
ってくしゃみをしないこと。咳
をしている人は、感染を広げな
いためにマスクをしましょう。
(マスクの着脱が可能な年齢
の児童、大人)
帰ったら「手洗い」
石鹸で最低 15 秒以上、手のひ
らだけでなく、手の甲、指の間や
爪の間、手首までしっかり洗いま
しょう。洗ったあとは、清潔なタ
オルで水分を十分にふきとりまし
ょう。
(インフルエンザにはアルコ
ール手指消毒も効果的です。
)
*発熱のときのケアのポイント*
◆手足が冷たいときは、温めましょう。(熱が上がるときは、寒気がして手足が冷たくなります)
◆手足が暖かいときは、薄着にしましょう。(熱が上がりきったら体が熱くなります)
気持ちがよさそうなら、氷枕などで冷やしましょう。
冷却シートを使うときは、口や鼻をふさがないように十分注意しましょう。
◆高熱のときは、嫌がらなければ、首の付け根、わきの下、足の付け根などを冷やしましょう。
◆水分(麦茶・湯冷まし・子ども用イオン水・経口補水液など)をこまめに飲ませましょう。
◆汗をかいたら、ぬるま湯で絞ったタオルで体をふき、下着は着替えましょう。
★解熱薬は熱によるつらさを軽くする
ための薬で、病気を治す薬ではありません。
高熱でも、元気そうなら使わなくてもよいのです。
一般的には、38.5℃以上でつらそうにしていたら
使えばよいと考えられますが、かかりつけ医の
指示にしたがってください。
子どもは体調が悪くてもうまく言葉で伝えることが
できません。元気そうにしていても、熱があるときはゆ
っくりと過ごしましょう。また、体調が回復している途
中のまだ抵抗力のないときに集団保育に入ることで、再
び感染症にかかってしまい、かえって病状を長引かせて
しまうことも…。冬はインフルエンザだけでなく、色々
な感染症が流行しやすい時期でもあります。病気にかか
ったときは、上手に過ごして、病気を長引かせずに乗り
越えていき、少しずつ強い体をつくっていきましょう!
■インフルエンザにかかったあとの登園の目安
「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日(幼児の場合)を経過するまで」
登園の際には、
「インフルエンザ登園許可願い (保護者記入)
」を園へ提出する必要があります。
書類は事務所にありますので、お手元にない方は事務所にお声かけください。