内容説明書 1 背景 平成28年8月に策定した「北九州地球温暖化対策実行計画・環境モデル都 市行動計画」 ( http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/00200127.html ) において、市域内のCO2排出量を2030年までに30%、2050年まで に50%(2005年度比)削減することを掲げた。 また市役所においては、同計画第5章3に市役所の率先実行として2020 年までに30%という意欲的な目標を掲げた。 目標達成に向けて、平成28年度中に全庁的なカーボン・マネジメント体制 づくりを行い、平成29年度からは、その体制のもと、市役所のCO2削減を すすめ、PDCAを回していくこととしている。 2 業務内容 (1)全庁的なカーボン・マネジメント体制構築補助 本業務の遂行にあたっては、現在本市が所有するCO2排出量に関するデー タをもとに、課題の抽出を行い、毎年削減すべき量を明らかにすること。その 上で、平成29年度以降、本市が実行可能な体制・計画となるよう留意するこ と。全庁的なカーボン・マネジメント体制とは添付のとおり。 ア 階層別カーボン・マネジメント体制構築の支援 (ア)階層別体制の構築を支援する。 (イ)各局にヒアリングを行い、局別カーボン・マネジメント計画の策定を支援 する。 (ウ)サポート体制の構築を支援する。サポート体制とは、(ア)に掲げる階層 別体制に対して側面支援を行う体制をいう。側面支援策として想定している 内容は次のとおり。 ①PDCAの助言・指導 ②技術面・運用面の助言・指導 ③省エネ行動ガイドライン ④省エネ設備導入指針 ⑤設備更新計画 ⑥表彰制度など取組み促進策 ⑦フォローアップ など -1- イ アの取組みをもとに、(仮称)北九州市役所環境・エネルギー対策実行計画 として取りまとめる。 ウ ア∼イにおいて、必要な資料及び会議録の作成を行う。また、これから庁内 体制づくり、計画・基準づくりを行う他都市へのモデルとなるよう上記プロセ スを取りまとめる。 (2)市職員等向けカーボン・マネジメント研修 市職員等向けに啓発研修(3回)を行う。 ※研修は市役所本庁舎内で行う。 3 委託期間 契約締結日から平成29年2月17日まで 4 成果品 報告書:5部、電子データ:一式 5 その他 ・市と十分連携するため、本業務の実施にあたっては、頻繁に協議できる体制 を構築のうえ、業務を進めること。 ・本業務は、業務の検討・進捗状況により内容が追加・削除される可能性が ある。それらについては協議のうえ、契約変更にて対応することとする。 ・本業務委託は、 「環境省平成28年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助 金」を活用した事業であり、本市が申請したプロジェクトの成果資料の一部 として提出できる内容となるよう留意すること。また、会計検査等の対象と なりうる点についても留意すること。 -2- 全庁的なカーボン・マネジメント体制(イメージ) (仮称)北九州市役所環境・エネルギー対策実行計画 【階層別体制】 市長をトップとする全体マネジメント体制 ・重要事項の審議・決定 ・全体の進捗管理・見直し 側面支援 側面支援のサポート体 制 ・PDCAの助言・指導 計画見直し等 ・技術面・運用面の の提示 報告・提案 助言・指導 側面支援 各局長をトップとする局内マネジメント体制 ・省エネ行動ガイドライ ・局計画の推進・進捗管理・見直し等 ン ・所管施設の総括・情報共有等 ・省エネ設備導入指針 ・設備更新計画 局方針の提示 ・表彰制度などの 報告・提案 取組み促進策 側面支援 ・フォローアップ 各施設管理者をトップとする施設マネジメント など 体制 ・施設管理計画等に基づく取組み推進 ・進捗管理・改善・職場巡視等 事務事業編に掲げる ・2030年CO2▲50%(2005 年度比) ・エネルギー起源分ではCO2▲46%(2013 年度比) の達成を目指す -3-
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