2016年 12月2日号 Vol.334 投資は怖くない!押さえておきたい2つのポイント 今だからこそ投資の基本に立ち返る 『長期投資』 昨年は中国ショック、今年は英国のEU離脱(ブ レグジット)、米国の大統領選挙など不透明な 投資環境下、短期的に資産の値動きが大きく なる局面が続いています。 しかし、株式や債券など値動きの異なる資産 への『分散投資』と『長期投資』を組み合わせる ことで、収益が安定化する傾向がみられます。 不透明な環境だからこそ、投資の基本に立ち 返り、「偏った資産に投資していないか?」、 「投資を短期で考えすぎていないか?」等、今 一度資産運用について見直してみてはいかが でしょうか。 しかしながら、分散投資を行っていても、短期 的には損益がマイナスになることがあります。 そういった状況でも、時間を味方につけて投資 を続けることが大切です。下記のグラフでは、 保有期間が長いほど価格変動の幅が小さくな り、分散投資と長期投資でリターンが安定する 傾向がみられました。何が起こるかわからない こういう時だからこそ、『分散投資』、『長期投 資』という投資の基本に立ち返ってみることも 大切ではないでしょうか。 ■4資産(先進国株式・日本株式・日本国債・世界国債)に 均等に分散投資した場合の期間別収益率 (年率、月次、期間:1989年12月末~2016年11月末) 異なる値動きの資産に『分散投資』 各資産の年間騰落率ランキングをご覧くださ い。その時々の経済情勢によって、資産の騰 落率は変化します。しかし、世界国債、日本国 債、先進国株式、日本株式の4資産に分散投 資すると相対的に毎年の収益率が安定化しま す。 40% 20% 10% -10% 1 日本国債 2 3 世界国債 4資産分散 4 先進国株式 2012年 2013年 2014年 -30% 最高値 -0.07% 最低値 平均値 -6.16% -28.92% 1年 2015年 30.6% 日本株式 20.9% 先進国株式 54.4% 先進国株式 53.8% 世界国債 19.4% 日本株式 13.2% 4資産分散 -6.1% 4資産分散 17.0% 4資産分散 31.7% 4資産分散 14.7% 世界国債 1.8% 日本国債 16.5% 日本株式 2.2% 日本国債 11.9% 日本国債 10.3% 先進国株式 -0.5% 4.9% 世界国債 -3.2% 5 日本株式 ※前年度末に投資し当年度末に売却をした場合の収益率 6.30% 3.53% -40% 2.2% 先進国株式 0.8% 日本株式 -10.4% 世界国債 -17.0% 日本国債 4.10% -20% (年次、外貨建て資産は円換算、期間:2010年末~2015年末) 2011年 11.97% 4.55% 0% ■各資産を1年間保有した場合の騰落率ランキング 順位 35.24% 30% 12.1% 2.4% 1.3% 5年 10年 ※先進国株式:MSCI世界株価指数、日本株式:TOPIX、世界国債:シティ世界国 債指数、日本国債:シティ日本国債指数、すべてトータル・リターン、外貨建て資 産は円換算 ※4資産分散:先進国株式・日本株式・世界国債・日本国債に25%ずつ均等投資 ※MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有 権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCI は、同指数の内容を変 更する権利および公表を停止する権利を有しています。 出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成 ●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市 場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績 は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全 性、使用目的への適合性を保証するものではありません。●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることが あります。●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護 機構の対象ではありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。●当資料に掲載されているいかな る情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
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