兎沢俊幸選手

い わて 国 体 トライ アス ロン 参 加 報 告
兎澤俊幸
10 月 2 日 (日 )岩 手県 釜 石 市で 開催 さ れた 、 国体 トラ イアス ロン 競 技へ 秋田 県代 表
として選んでいただきありがとうございました。
レース報告をする前に少し自己紹介をしたいと思います。私は今年の春に初レース
をしたばかりの初心者、3レース目が全国規模の国体となってしまいました。国体は
高校時代に陸上競技で参加経験があり、ちょうど20年ぶりということで感慨深いも
のがありました。10年ほど前からロードバイクに乗り始めて、8年前からデュアスロン
カーフマンジャパンエリートクラスで経験を積み、昨年の春「40歳でアイアンマンを
完走したい」との思いで水泳を始めました。最初は50mを泳ぐことができませんでし
たが、練習をしていくと距離は伸びていき、ウェットスーツ着用では1500mを泳げる
までになりました。
レース当日は天候も体調も良く、レースが楽しみでした。しかし、水温20℃以上で
ウェットスーツ着用不可との情報により、スイムが苦手な自分は身の危険を感じまし
た。というのもウェットなしで海を泳いだ経験がなかったからです。
《スイム1500m 36分36秒 91位》
ポンツーンからの飛び込みスタートも経験はなく、前日の公式試泳で要領を教えて
もらい初飛び込みをしていたので、何となくイメージはできていました。スタートから
置いて行かれるのは分かっていたので、マイペースで溺れないように泳いでいました
が、ブイへ向かって真っ直ぐ泳ぐことができず苦戦しました。今後、トライアスロンを
続けるうえで泳力技術向上は必須事項です。
《バイク40km 1時間05分04秒 75位》
バイクは体の動きが良く、アベレージ40km/hほどで走っていましたが、第1折り
返しを過ぎて、先頭集団に追い抜かれたため、現在のトップアスリートのバイク技術
を確認すべく2kmほど後ろを走ってみました。飛び抜けてバイクの強い選手はいない
ように見えましたが、ローテーションが綺麗で連戦錬磨の意思疎通が印象的でした。
これについては若手選手に伝達していきます。バイクは基本単独走となり、いつもの
練習と変わらなかったので、残り10km、一度追い抜いた選手2名を待ってローテー
ションをしながら交流を深めました。
《ラン10km 37分20秒 56位》
2.5kmを4周回するランはほぼフラットでスピード維持は容易でしたが、呼吸が
楽な割りにペースは上がりません。というのも地元の方々からの応援に答えながら楽
しく走っていた事が原因と反省しています。ランに関してもトップ選手の走りは、脚へ
の負担が少ないエコ走法にしているか、走り込まれて無駄のない走りになっているの
か、違いは分かりませんでしたが、腕振りが力強く、全身を使う選手が多かったよう
に見えました。
《総合 2時間19分00秒 85位》
これまでデュアスロンでは、先頭と1分以内の第2パックでレースすることが多く、
その流れでセカンドランも妥協することなく前を追えましたが、今回のように大差に
な る と 気 持 ち を コ ン ト ロ ー ル す る の が 難 し く 、 トライアスロンでも一種目が重要だという
ことを再認識できました。今回、代表として選んでいただいたのに、恥ずかしい結果となって
しまい反省しています。大 変 申 し 訳 あ り ま せ ん で し た 。 個 人 的 に は 、 水 泳 を 習 い レ ベ ル
アップしていこうと思いますし、子供たちにもトライアスロンの楽しさを伝えながら普
及のお手伝いをしていこうと考えています。この国体がきっかけで、小学3年生の息
子がトライアスロンをやりたいということで、来年のデビューに向けて一緒にトレーニ
ングをしていきます。
最後になりますが、今大会をサポートしてくださった方々、応援してくださった方
々に感謝申しあげます。ありがとうございました。