平成29年度彩の国監視指導計画( 案 )_概要説明(PDF:179KB)

平成29年度 食品衛生監視指導計画の方向性
食品安全課
実施機関
適用区域・適用期間
策定の趣旨
■適用区域:さいたま市・川越市・越谷市を除く県区域
■適用期間:平成29年4月1日~平成30年3月31日
■県民の食の安全・安心確保を目的に
食品衛生法第24条の規定に基づき策定
■監視指導:保健所、食肉衛生検査センター、食品安全課
■試験検査:衛生研究所、食肉衛生検査センター
平成28年度 県の食品衛生の動向
Ⅰ 県内の食中毒発生状況
平成28年度
病因物質
ウイルス
ノロウイルス
カンピロバクター
腸管出血性大腸菌O157
細菌
寄生虫
自然毒
化学物質
黄色ブドウ球菌
腸炎ビブリオ
サルモネラ属菌
ウエルシュ菌
アニサキス
クドア
毒キノコ
植物性自然毒(有毒植物)
ヒスタミン
合
計
(11/30現在)
件数 患者数
2
8
0
0
1
1
2
0
1
0
0
0
16
平成27年度
件数
26
45
0
0
19
17
44
0
9
0
0
0
141
患者数
11
6
0
0
0
0
1
1
0
0
3
1
23
Ⅲ 輸入食品対策
Ⅱ 食品表示
260
31
0
0
0
0
23
1
0
0
9
23
347
平成26年度
件数
14
6
2
0
0
0
0
1
1
1
0
0
25
患者数
315
28
53
0
0
0
0
1
7
7
0
0
411

アレルギー表示欠落や期限表示の誤記載
による自主回収等が散発した
 食品表示法に基づく表示方法に関する相
談が多数寄せられた
 国からの情報を随時、講習会等で周知を
図っている
 県内食品関連事業者よる食品表示法違反
の事案が発生し、県内関係機関が連携して
迅速に対応に当たった

多種多様な食品等が各国から輸入され監
視体制の強化した
 県では、動物用医薬品及び食品添加物に
関する検査数を増加し対応している
 県内輸入業者が輸入した食品を含め、国内
で使用の認められていないTBHQ(指定外添
加物) 等が多数発見された
 都道府県市と連携し、輸入者への指導や違
反品の回収等を円滑に行った
Ⅳ HACCPに基づく衛生管理の導入

県では、平成28年3月に「食品衛生法施行条例の一部改正」を行い、HACCP導入型基準を選択可
能とした。
 将来的なHACCPの義務化に備え、食品等事業者の業種や業態規模などに応じた助言、指導によ
り、HACCPの普及啓発及び支援を開始
 国では「食品衛生管理の国際標準化に関する検討会」でHACCPの義務化について具体的な枠組
みをとりまとめており、平成29年度に法改正を含めた今後の指針を示す予定
平成29年度の監視指導のポイント(案)
Ⅰ 食中毒防止対策
Ⅱ 食品表示対策
1. ハイリスク集団の給食施設に対する監視指導
1. アレルギーを中心とした健康被害の発
生を防止を目的とした表示等に関する監
視指導の強化
2. 居酒屋で食鳥肉等を生または加熱不十分な状態
2. 食品営業者への周知・指導
次の項目について対策を強化する
で提供する施設の把握及び指導
3. 野生鳥獣肉(ジビエ)取扱い施設への監視指導
4. 県民に対する食中毒予防の普及啓発
3. 関係機関との連携した対応の強化
Ⅲ 輸入食品対策の強化
1. 輸入食品の監視指導・検査の強化
2. 国・他自治体の検査結果、自主回収等
の情報共有の徹底
Ⅳ HACCPに基づく衛生管理の導入支援
「彩の国ハサップガイドライン」をHACCPの
実践ツールとして活用し、任意の届出制、講
習会の実施等の事業により、食品等事業者を
支援
Ⅴ 食の安全・安心人材育成の推進
幅広い、様々な年齢層を対象に、正しい
判断や情報を発信できる人材の育成を推進