子どもの感性を磨く取り組み 第3弾!

子どもの感性を磨く取り組み 第3弾!
文化庁事業「文化芸術による子ども育成事業(巡回公演)」
心に栄養!感性豊かな子どもに!第3弾!
美声に魅了!東京混声合唱団
天栄村公演
12月2日(金)午後、天栄村立広戸小学校体育館で、
文化庁事業「文化芸術による子ども育成事業」天栄村内4
小学校合同企画「東京混声合唱団公演」が行われました。
今年度初の行事です。1年生から4年生までは9月に開
催された「家庭劇場」で、芸術に触れる機会がありますが、
高学年はその機会がありません。そこで、高学年にも感性
を培える機会を与えたいと各校長先生方の思いから、村全
体で取り組むことになりました。
9月に事前練習・指導に、合唱各パート(※ソプラノ、アルト、テノール、バス)メンバーとピアニストの方々
がお出でになり「ワークショップ」という形で行われましたが、今回は、本公演ですから、指揮者、
ピアニスト、団員32名で来校されました。
プログラムは、2部構成でまず、各校歌を合唱団の皆さんが歌ってくださいました。プロが歌う
校歌は、「感動」そのものでした。子どもたちの心に大きく響いたものと思います。
日本の歌、郷土の歌「会津磐梯山」、世界の合
唱曲が歌われました。特に、日本の伝統芸能を素
材にした合唱曲「萬歳流し(柴田南雄作曲)~秋
田県に伝わる伝承芸能による」は、初めて聞く曲
で、合唱団の男性が「小つづみ」を打ち鳴らしな
がら目前で歌ってくださる様に、子どもも先生方
も驚きがありました。新たな発見ができたように
思います。
「一緒に歌おうコーナー」では、各校毎に「校歌」を子どもたちと先生方と合唱団の皆さんと一
緒に歌いました。とてもいい響きが体育館に響きました。少人数ながらも、頑張って歌った子ども
たちと先生方に合唱団の
皆さんから賞賛の拍手を
いただきました。
子どもたちは、人間の
声で描く芸術「合唱」の
美しさ、楽しさを体験で
きたように思います。一
人で歌う「独唱」と違い、ソプラノ、アルト、テノール、バスのそれぞれのパートの人達の声がと
け合って生まれるハーモニーの美しさ、また、自分たちで美しいハーモニーを響かせることができ
た時の喜びや楽しさは「合唱」でしか味わえないものです。
そんな喜び、楽しさを全員合唱「ビリーブ」「幸せなら手をたたこう」を子どもたち150名と
会場の先生方20名全ての声と合唱団の人
達の声がとけ合って体育館いっぱいに、美
しいハーモニーが響きわたりました。
会場にいた私たちは、合唱の素晴らしさ
に触れることができたひと時になりまし
た。
東京混声合唱団の皆様、遠路はるばるお
越しいただき、ありがとうございました。
子どもの感性を磨く取り組み 第1弾!
福島県文化振興財団「文化芸術による子ども育成事業
本の朗読ワークショップ」
FTVアナウンサー
浜中順子さんによる感動の読み聞かせ!
読書の秋にふさわしく、FTV番組「サタふく」~「浜ちゃんぽ!」でおなじみの福島テレビアナウン
サー浜中順子さんをお招きして「おはなしの会 in 湯本」を10月26日に開催しました。
地区文化祭で、英語群読発表を控えている子どもたちにとって、「声だけで表現することの難しさ」
を感じると共に、どうすれば「相手に思いを伝えることができるのか」を学べる最高の機会となりまし
た。
浜中さんの配慮もあり、一人一人が表現練習をできるように問いかけてくださり、マンツーマンレッ
スンのような形態で進めてくださいました。子どもたちは、テレビの画面を通してでしか接することが
できなかった浜中さんに直接指導をいただき、大感激でした。
「心に栄養!感性豊かな子どもに!」
最後に、読み聞かせをしてくださいました。
1冊目は、子どもたちが11月6日の地区文化祭で演じる「スイミー」で
す。浜中さんも大好きな本の1冊で、10歳の時に親に買っていただた本で、
この本を読むと元気になれるそうです。また、この本を読むと海の中の世界
に居るように思えるところが好きだそうです。
「みんなは、英語でチャレンジするそうですが、その前に日本語で、聞い
てみてください。」と前置きされて読んでくださいました。
読み聞かせをしていただいて、聞いていた私たちは、「スイミー」ってこ
んなに感動する作品なんだと改めて感じることができました。最高でした。
読み終えて、浜中さんは、「この本は、スイミーを通して一人一
人に役割があることを教えてくれる本です。皆さんが発表する
際、海の中を泳いでいる気持ちよい気持ちになって表現すると、
とてもよい英語作品に仕上がると思います。」と助言もいただき
ました。
2冊目の「ちゅーちゅー」では、浜中さんの読み聞かせを終
えて、聞いていた子どもたちから「悲しくて、涙が出そうにな
っちゃった。・・」と感想が漏れるほど、子どもたちも先生方も、
保護者の方も新たな感動を味わう事ができました。
子どもの読書活動は、子どもが言葉を獲得し学び、感性を磨
き、創造性や創造力を培い、表現力を高めて「生きる力」をは
ぐくみ、人生をより豊かにするために大切なものです。