伊勢崎市空家等対策計画(案)【概要版】 1 計画策定の背景 地域における人口減少や高齢化の進展、既存の住宅・建築物の老朽化などの要因から本市でも空家等が年々増加しており、 適切な管理が行われていない結果として安全性の低下、公衆衛生の悪化、景観の阻害等の問題を生じさせ、市民の生活環境 に深刻な影響を及ぼしていることから、早急な対策が求められている。 2 空家等の現況(「住宅・土地統計調査」より) (1)全国の状況 総住宅数 6,063 万戸のうち、820 万戸が空き家となっており、空き家率は 13.5% (2)群馬県の状況 県内総住宅数 902,900 戸のうち、150,100 戸が空き家となっており、空き家率は 16.6% (3)伊勢崎市の状況 市内総住宅数 89,620 戸のうち、12,220 戸が空き家となっており、空き家率は 13.6% 空き家の種類別の状況 市内空き家数 12,220 戸のうち「賃貸・売却用」が約 70%(8,260 戸)を占め、管理不全な 第1章 空き家などが含まれる「その他の住宅」は約 30%(3,820 戸)を占めている。 (4)空家調査 ※「居宅」 「併用住宅」に限定して抽出した建物件数は、76,058 件 背景 ・現地調査件数:3,468 件 3 ・空家等判定件数:1,466 件 ・意向調査件数:1,100 件(688 通回収) 空家等の課題 (1)管理不全な空家等の増加 (2)所有者等の当事者意識の (3)未活用の空家等の増加 低下 ・空家等の利活用方法の知識不 ・高齢化の進展や単身世帯の増 加による空家等の管理不全 ・施設入所や遠方への転居によ る管理不全 ・権利関係の複雑化や権利者間 の確執による管理不全 ・空家等の解体に要する資金不 ・相続による所有や遠方在住に よる当事者意識が低下 ・近隣関係の希薄化 ・空家等の管理方法や相談先等 足 ・所有者等の連絡先不明 ・空家等の修繕に要する資金不 足 の知識不足 ・所有者等の危険意識不足 足による管理不全 ・正確な状況把握が困難 1 計画の目的 空家等対策の推進に関する特別措置法の趣旨を踏まえ、空家等の適正管理と利活用を促進させ、市民が安全にかつ、安心 して暮らすことのできる生活環境を確保するとともに、まちづくり活動の活性化を図る。 2 計画期間 第2章 平成 29 年度から平成 33 年度までの5年間 基本指針 3 計画の位置づけ 法第6条に規定する空家等対策計画 伊勢崎市総合計画の分野別計画(環境分野)における空家等対策の推進に向けた具体的な取組みを明らかにするもの 4 対象とする地域 伊勢崎市内全域 5 対象とする空家等の種類 法第2条で規定されている「空家等」及び「特定空家等」 6 対策の基本方針 (1)管理不全な空家等の発生 (2)空家等の適正管理の推進 (3)空家等の利活用の推進 ①管理不全の空家等について ①専門家と連携して空家等の市 は、現地調査により状況を把 場流通の促進体制を整備し、 もに空家等の適正管理や管理 握し、所有者等の特定を行い、 空家等の利活用を推進しま 不全による諸問題を周知し、 改善されるように指導いたし す。 予防を推進 ①空家等の実態把握を行うとと 空家等の発生予防を推進いた します。 ます。 ②周辺に悪影響を及ぼす空家等 ②空家問題の発生源となる相続 については、法に基づき特定 について専門家と連携・協力 空家等の認定を行い、助言・ し、空家問題が発生しないよ 指導、勧告、命令などの措置 う所有者等をサポートいたし を講じます。 ます。 3 所有者等による空家等の適切 1 な管理の促進 空家等に関する相談対応及び 4 空家等の利活用支援対策 実施体制 (1)改修費補助制度 (1)空家問題の啓発 (1)周辺住民からの相談 (2)相談体制の連携 (2)所有者からの相談 (3)除却(解体)費補助制度 (3)実施体制 2 特定空家等への対策 (1)空家等の判断基準 (2)特定空家等の判断基準 第3章 (3)特定空家等の認定基準 対策 (6)その他の措置(緊急安全措置) (4)特定空家等の認定まで (5)特定空家等に対する措置 5 関係機関との連携 (1)法律関係団体との連携 ・空家等の相続、権利、登記等法的手続きに関すること (2)不動産関係団体との連携 ・空家等の売買や賃貸等に関すること (3)建築関係団体との連携 ・空家等の除却や改修に関すること (4)行政区との連携 ・空家等の苦情及び調査に関すること (5)他の行政機関との連携 ・空家等の防犯等に関すること (6)その他団体との連携 (2)関係団体との情報連携
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