宮 城 県 の 経 済 動 向 平成24年第1四半期 (1月~3月期) -34- Ⅰ 本県の経済概況 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の宮城県経済の動向 東日本大震災(以下「震災」という。)による多大な影響が各方面に生じているが, 回復の動きが広がっている。 ・生 産:震災の影響により依然低水準となっているが,回復の動きがみられる。 ・住宅投資:持家を中心に増加している。 ・公共投資:大幅に増加している。 ・個人消費:回復している。 ・雇 用:厳しい状況が続いているが,改善に向けた動きがうかがわれる。 ・企業倒産:小康状態が続いている。 生 産 自 動 車 鉱工業生産指数は,前期比が3期連続の上昇 となった。前年同月比は5期ぶりの上昇となっ た。 大口電力使用量は,前年同期比が5期連続の 低下となった。 軽自動車の新車届出台数を含む乗用車新車 登録台数は,前年同期比が4期連続の増加とな った。車種別の前年同期比は,普通車は3期連 続の増加,小型車は4期連続の増加,軽自動車 は4期連続の増加となった。 物 住宅投資 新設住宅着工戸数は,前年同期比が持家は3 期連続の増加,貸家は5期ぶりの増加,分譲住 宅は3期ぶりの増加となった。 全体では3期連続の増加となった。 公共投資 公共工事請負金額の発注主体別の前年同期 比は,県は5期連続の増加,国は4期連続の増 加,市町村は2期連続の増加となった。 全体では4期連続の増加となった。 価 仙台市消費者物価指数(平成 22 年=100)は, 総合指数は,前期比が3期ぶりの上昇となっ た。生鮮食品を除く総合指数は,前期比が3期 連続の下落となった。食料(酒類を除く)及び エネルギーを除く総合指数は,前期比が3期連 続の下落となった。 雇 用 有効求人倍率(原指数)は,前年同期差が8 期連続の上昇となった。新規求人倍率(原指数) は,前年同期差が9期連続の上昇となった。 大型小売店 大型小売店販売額(百貨店・スーパーの販売 額の合計。既存店比較)は,前年同期比が4期 連続の増加となった。衣料品は3期連続の増 加,身の回り品は3期連続の増加となった。 企業倒産 企業倒産は,件数は前年同期比が5期連続の 減少となった。負債総額は前年同期比が2期連 続の減少となった。 -35- Ⅱ 1 主な指標の動き 生 産 (1)鉱工業生産指数 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の鉱工業生産指数(季節調整済)は 78.9(平成 17 年=100) で,前期比が 17.6%の上昇となり,3期連続の上昇となった。 ウェイトの大きい業種を中心にみると,電子部品・デバイス工業は前期比が 7.8%の上昇となり,2期 連続の上昇となった。食料品工業は前期比が 23.8%の上昇となり,3期連続の上昇となった。金属製 品工業は前期比が 10.8%の上昇となり,3期連続の上昇となった。一般機械工業は前期比が 30.4% の上昇となり,2期ぶりの上昇となった。パルプ・紙・紙加工品工業は前期比が 19.6%の上昇となり,3 期連続の上昇となった。 前年同期比(原指数での比較)では 0.9%の上昇となり,5期ぶりの上昇となった。 四半期別鉱工業生産指数前年同期比の推移 (%) (平成17年=100) 70 60 鉱工業 50 食料品工業 40 電子部品・デバイス工業 30 金属製品工業 20 10 0 ▲ 10 ▲ 20 ▲ 30 ▲ 40 ▲ 50 ▲ 60 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H24 (資料:宮城県統計課) -36- (2)大口電力使用量 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の大口電力(契約電力 500KW 以上)使用量は8億 3,804 万 KWh で,前年同期比が 1.5%の低下となり,5期連続の低下となった。 主要業種別にみると,食料品分野は前年同期比が 3.4%の上昇となり,5期ぶりの上昇となった。機 械分野は前年同期比が 0.8%の低下となり,5期連続の低下となった。鉄鋼分野は前年同期比が 7.4%の上昇となり,5期ぶりの上昇となった。 四半期別業種別大口電力使用量及び前年同期比の推移 (億kWh) (%) 20 14 前年同期比(右目盛り) 10 12 0 10 ▲ 10 その他 8 ▲ 20 6 ▲ 30 鉄鋼 4 ▲ 40 食料品 2 ▲ 50 機械 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ ▲ 60 Ⅰ H24 (四半期) (資料:(株)東北電力宮城支店「業務資料」) 四半期別業種別大口電力使用量前年同期比の推移 (%) 80 60 40 全体 機械 食料品 鉄鋼 20 0 ▲ 20 ▲ 40 ▲ 60 ▲ 80 ▲ 100 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H24 (四半期) (資料:(株)東北電力宮城支店) -37- 2 建設投資 (1)新設住宅着工戸数 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の新設住宅着工戸数は 4,181 戸で,前年同期比が 62.2%の 増加となり,3期連続の増加となった。 利用関係別にみると,持家(建築主が自分で居住する目的で建築するもの)は前年同期比が 82.6% の増加となり,3期連続の増加となった。貸家(建築主が賃貸する目的で建築するもの)は前年同期比 が 26.3%の増加となり,5期ぶりの増加となった。分譲住宅(建売または分譲の目的で建築するもの) は前年同期比が 65.4%の増加となり,3期ぶりの増加となった。 四半期別利用関係別新設住宅着工戸数及び前年同期比の推移 (戸) (%) 80 7,000 前年同期比(右目盛り) 6,000 5,000 60 分譲住宅 40 4,000 給与住宅 20 3,000 2,000 0 貸家 ▲ 20 1,000 持家 0 ▲ 40 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H24 (四半期) (資料:国土交通省) 四半期別利用関係別新設住宅着工戸数前年同期比の推移 (%) 100 80 60 全体 持家 貸家 分譲住宅 40 20 0 ▲ 20 ▲ 40 ▲ 60 ▲ 80 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H24 (資料:国土交通省) -38- (2)公共工事請負金額 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の公共工事請負金額は 1,663 億 7,100 万円で,前年同期比 が 340.0%の増加となり,4期連続の増加となった。 発注者別にみると,国は前年同期比が 726.1%の増加となり,4期連続の増加となった。宮城県は前 年同期比が 187.2%の増加となり,5期連続の増加となった。市町村は前年同期比が 193.4%の増加 となり,2期連続の増加となった。 四半期別発注者別公共工事請負金額及び前年同期比の推移 (億円) (%) 400 1,800 1,600 1,400 その他 市町村 宮城県 国 350 300 前年同期比(右目盛り) 250 1,200 200 1,000 150 800 100 600 50 400 0 200 ▲ 50 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ ▲ 100 Ⅰ (四半期) H24 (資料:東日本建設業保証(株)) 四半期別発注者別公共工事請負金額前年同期比(寄与度)の推移 (%) 350 国 市町村 前年同期比(右目盛り) 300 250 宮城県 その他 200 150 100 50 0 ▲ 50 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H24 (資料:東日本建設業保証(株)) -39- 3 個人消費 (1)大型小売店販売額 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の大型小売店販売額は 1,049 億 3,500 万円で,前年同期比 (既存店比較)が 25.6%の増加となり,4期連続の増加となった。全店舗比較の前年同期比は 25.4 %の増加となり,4期連続の増加となった。 商品別にみると,衣料品は前年同期比が 32.8%の増加となり,3期連続の増加となった。身の回り品 は前年同期比が 41.6%の増加となり,3期連続の増加となった。また,飲食料品は前年同期比が 22.2%の増加となり,4期連続の増加となった。 四半期別業態別大型小売店販売額及び前年同期比の推移 (億円) (%) 30 1,200 前年同期比(全店舗)(右目盛り) 25 1,000 20 15 800 ※総額 10 スーパー 600 5 0 400 ▲5 ▲ 10 200 前年同期比(既存店)(右目盛り) ▲ 15 百貨店 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ ▲ 20 Ⅰ (四半期) H24 Ⅳ ※平成 21 年4月から宮城県の業態別数値は秘匿となっている。 (資料:東北経済産業局) (%) 四半期別商品別大型小売店販売額前年同期比の推移(全店舗) 60 45 衣料品 身の回り品 飲食料品 家具・家電・家庭用品 30 15 0 ▲ 15 ▲ 30 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H24 (資料:東北経済産業局) -40- (2)乗用車新車登録台数 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の軽自動車の新車届出台数を合わせた乗用車新車登録台数 は3万 2,291 台で,前年同期比が 106.0%の増加となり,4期連続の増加となった。 車種別にみると,普通車は前年同期比が 133.4%の増加となり,3期連続の増加となった。小型車は 前年同期比が 101.3%の増加となり,4期連続の増加となった。軽自動車は前年同期比が 91.5%の増 加となり,4期連続の増加となった。 四半期別車種別乗用車新車登録台数及び前年同期比の推移 (台) (%) 120 35,000 前年同期比(右目盛り) 30,000 100 80 25,000 60 普通自動車 20,000 40 15,000 20 0 10,000 小型自動車 ▲ 20 5,000 ▲ 40 軽自動車 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ ▲ 60 Ⅰ (四半期) H24 (資料:自動車販売協会連合会宮城県支部,全国軽自動車協会連合会) 四半期別車種別乗用車新車登録台数前年同期比の推移 (%) 160 普通自動車 140 120 小型自動車 軽自動車 100 80 60 40 20 0 ▲ 20 ▲ 40 ▲ 60 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H24 (資料:自動車販売協会連合会宮城県支部,全国軽自動車協会連合会) -41- 4 物 価 消費者物価指数 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の平均仙台市消費者物価指数(平成 22 年=100)は,総合 指数は 98.9 で,前期比が 0.1%の上昇となり,3期ぶりの上昇となった。生鮮食品を除く総合指数は 98.7 で,前期比が 0.3%の下落となり,3期連続の下落となった。また,食料(酒類を除く)及びエネル ギーを除く総合指数は 97.3 で,前期比が 0.6%の下落となり,3期連続の下落となった。 前年同期比では,総合指数は 0.4%の下落となり,13 期連続の下落となった。生鮮食品を除く総合 指数は 0.4%の下落となり,13 期連続の下落となった。また,食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く 総合指数は 1.2%の下落となり,16 期連続の下落となった。 仙 台 市 消 費 者 物 価 指 数 総合指数,生鮮食品を除く総合指数などの推移 (指数) (平成22年=100) 105.0 104.0 103.0 102.0 101.0 100.0 99.0 98.0 総合指数 生鮮食品を除く総合指数 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数 97.0 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 (資料:宮城県統計課) -42- 5 雇 用 有効求人倍率及び新規求人倍率 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の有効求人数(月平均値)は5万 4,303 人で,前年同期比が 94.2%の増加となった。有効求職者数(同)は5万 7,017 人で,前年同期比が 8.7%の増加となった。 有効求人倍率(原指数)は 0.95 倍で前年同期差は,0.42 ポイント上昇し,8期連続の上昇となった。 新規求人数(月平均値)は2万 1,942 人で,前年同期比が 94.1%の増加となった。新規求職申込件 数(同)は1万 2,570 件で,前年同期比が 5.5%の減少となった。新規求人倍率(原指数)は 1.75 倍で 前年同期差は,0.90 ポイント上昇し,9期連続の上昇となった。 (千人) 80 有効求人数(四半期平均),有効求職者数(同)及び 有効求人倍率(原指数,前年同期差)の推移 有効求人数 有効求職者数 (ポイント) 0.50 前年同期差(右目盛り) 70 0.40 0.30 60 0.20 50 0.10 40 0.00 30 ▲ 0.10 20 ▲ 0.20 10 ▲ 0.30 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ ▲ 0.40 Ⅰ (四半期) H24 (資料:宮城労働局) 新規求人数(四半期平均),新規求職者数(同)及び 新規求人倍率(原指数,前年同期差)の推移 (千人) 25 新規求人数 (ポイント) 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 ▲ 0.10 ▲ 0.20 ▲ 0.30 ▲ 0.40 ▲ 0.50 新規求職者数 20 前年同期差(右目盛り) 15 10 5 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H24 (資料:宮城労働局) -43- 6 倒 産 企業倒産 平成 24 年第1四半期(1月~3月期)の宮城県内の企業倒産(負債総額1千万以上)の件数は 19 件で,前年同期比が 45.7%の減少となり,5期連続の減少となった。 負債総額は 57 億 2,800 万円で,前年同期比が 36.2%の減少となり,2期連続の減少となった。 これらのうちの不況型倒産(販売不振,売掛金回収困難,赤字累積)の件数は 12 件で,5期連続の 減少となった。件数の構成比は 63.2%で,前年同期より 28.2 ポイント低下となった。 大型倒産(負債総額 10 億円以上)は1件発生し,負債総額は 37 億 1,900 万円であった。 四半期別倒産件数及び前年同期比と不況型倒産構成比の推移 (%) 100 90 80 70 不況型倒産構成比(右目盛り) 60 (件) 70 製造業 建設業 卸売・小売業 サービス業 その他 前年同期比 倒産件数前年同期比(右目盛り) 60 50 50 50 30 10 40 ▲ 10 30 ▲ 30 20 ▲ 50 10 ▲ 70 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ ▲ 90 Ⅰ (四半期) H24 (資料:(株)東京商工リサーチ) 四半期別倒産の負債総額及び前年同期比の推移 (億円) (%) 400 350 300 250 200 150 100 50 0 ▲ 50 ▲ 100 300 負債総額 250 前年同期比 (右目盛り) 200 150 100 50 0 Ⅰ H20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H21 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H22 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ H23 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ (四半期) H24 (資料:(株)東京商工リサーチ) -44- -45-
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