作文の部受賞作品 [PDFファイル/258KB]

平成28年度宮城県交通安全ポスター作文コンクール入賞作品[作文の部]
※作文は原文のまま掲載しています。
小学校低学年の部
宮城県知事賞
小定
想愛
妹 た ち を まも る こ う 通 あ ん ぜん
加美町立賀美石小学校二年
「どうろをわたるときは、いちどとまって右を見て、
左を見て、もういちど右を見る。もしそのとき、車がき
ていたら、わたらない。車がきていなかったら、手をあ
げてわたる。
」
これはようちえんのときや、小学校のこう通あんぜん
教しつで教えてもらったことです。
わたしは、どうろをわたるときには、いつも、心の中
でこのことばを思いだします。だから、かならずとまっ
て、車がこないかを、よくたしかめてからわたります。
わたしには大すきな妹たちがいます。妹たちがじこに
あわないように、どうろをわたるときには、
「とまって。車がきたらあぶないよ。
」
と言います。みんなでとまって、
「右を見て、左を見て、もういちど右を見て。車はきて
いないかな。車がきていないから、みんなで手をあげて
わたろう。
」
と言って、みんなでなかよく手をあげながらわたってい
ます。わたりおわり、妹たちのわらったかおを見ると、
なんだかほっとして、心があたたかくなります。
買いものに行ったときでも、妹たちをまもるために、
わたしは気をつけています。買いものに行くと、ちゅう
車場にはいつも車がいっぱいあります。ママは、
「車がたくさんいるから気をつけなさい。はしらないで
ね。お姉ちゃん、妹たちの手をしっかりとにぎってね。
」
と言います。でも、妹たちは買いものがうれしくて、急
いでたてものの中に入ろうとします。そういうとき、わ
たしは妹たちをまもるために、
「車がきたらたいへんだよ。どうろといっしょなんだか
ら。いっしょにいこう。
」
と妹たちの手をしっかりにぎります。そして、ちゅうし
ゃ場をよこぎるときは、車がきていないのをかくにんし
てから、みんなでなかよくわたります。
これからも、お姉ちゃんとして、わたしはいつも妹た
ちのお手本になれるようにしっかりこうどうして、
「どうろをわたるときに、いちどとまって、右を見て、
左を見て、もういちど右を見る。もしそのとき、車がき
ていたら、わたらない。車がきていなかったら、手をあ
げ わたる 。」ということを、妹たちにつたえていきたい
です。
宮城県警察本部長賞
あんばい
き け ん な 目に あ っ た あ さ
大崎市立敷玉小学校二年
友か
わたしは一年生の時から、みやぎ交通バスをつかって、
小学校に通っています。入学してはじめのころは、家か
ら少しとおいバスていからのっていました。そこまで行
くには、おうだんほどうがあります。家からちかいバス
ていもありますが、そこには、おうだんほどうがありま
せん。お母さんが「とおくても安全なほうを行こう 。」
と言いました。なれるまでお母さんといもうとが、おう
だんほどうをわたるまで毎日おくってくれました。
わたしは、いつもどおりお母さんといもうとと三人で
バスていまであるいていました。おうだんほどうのとこ
ろまで行って、しんごうが青になるまでまっていました。
しんごうが青になって、わたりはじめました。おうだん
ほどうのまん中あたりまで行った時、車がいきおいよく
まがって来ました。わたしは、もう少しでぶつかりそう
になり、お母さんが「あぶない!」とさけびました。そ
してわたしは止まりました。じこにはなりませんでした
が 、お母さんはこうおもっていたそうです 。「何で、わ
ざわざ安全だとおもうおうだんほどうがあるとおいほう
のバスていをえらんで毎日おくって、見とどけているの
に、こんなきけんな目にあわなければならないんだろう。
こわくて、こわくて一日じゅうなみだが出そうだった。
」
わたしはお母さんのこのことばを聞いて、よっぽどかな
しかったんだろうなあとおもいました。
二年生になるころ、お母さんといもうとがいっしょに
あるいておくってくれるので、家からちかいバスていか
らのるようになりました。そこには、おうだんほどうが
ありませんが、お母さんが車をよく見てわたらせてくれ
ます。わたしがわたろうとしていると、車が止まってく
れました。わたっていいのかなとおもってあるき出そう
とした時、止まってくれた車のうしろからおいこしてき
た車がいました。わたしは、お母さんとおどろきました。
わたしはこの日、またきけんな目にあいました。その日
のよるお母さんと話し合いになりました。
おうだんほどうがあっても、気をつけなければならな
いとおもいます。車が止まってくれてもよく見て気をつ
けてわたらなければならないとおもいます。交通じこを
おこさないために、よく見てよくちゅういして、みんな
が気をつけることが大切だとおもいます。
久志
宮城県教育委員会教育長賞
名
交通事こをふせぐために
大和町立吉岡小学校二年
ぼ く が 通 っ て い る 吉 岡 小 学 校 で は、 毎 月
の よ う に 交 通 事 こ が お き て い ます ( そ れ は
たんにんの先生から聞きました )。それは 、
次のような形でおきているそうです。
一つ目は 、自転車による 、とび出しです 。
T 字 ろ や 十 字 交 さ 点 の と び 出 し に よっ て 、
車 が 止 ま れ ず 、 交 通 事 こ が お きて い る そ う
です。
二 つ 目 は 、 歩 行 者 が 車 に ま きこ ま れ て し
ま う こ と で す 。 車 は 前 の タ イヤ よ り も 後ろ
の タ イ ヤ が 内 が わ に き ま す 。 な の で、 あ ま
り 車 よ り に い る と 、 後 ろ の タ イヤ に ま き も
まれてしまう場合があるのです。
又 、 ち が う 小 学 校 で は 、 カ ーブ の 時 に 自
転 車 の そ く ど を ゆ る め な い で、 そ の ま まど
う ろ に つ っ こ ん で し ま う と い う 事 こも あ っ
た そ う で す ( こ れ も た ん に ん の先 生 か ら 聞
き ま し た )。 そ の よ う な も の を ふ せ ぐ た め
に ぼ く が 考 え て い る こ と が 二 つ あり ま す 。
一つ目は 、
「ヘルメットをかぶる 」です。
と う ふ を お と し た ら わ れ る よ う に 、頭 も そ
のままあたったら大けがです。
二 つ 目 は 、 左 右 の た し か め で す 。 左右 を
よ く た し か め 、 車 が 来 な い の を かく に ん し
てからわたります。
他 に も 、 交 さ 点 の た し か め 、 細い 道 は な
る べ く 通 ら な い 、 通 学 ろ を 守 る 、「 ぶ た は
し ゃ べ る ( ブ レ ー キ 、 タ イ ヤ 、 ハ ン ドル 、
車 体 、 ベ ル の て ん け ん )」 を す る な ど が あ
り ま す が 、 ど れ も 当 た り 前 の こ と で す 。こ
の 当 た り 前 の 事 が で き て い な い と 、交 通 事
こにあうのです。
こ の ま ま だ と 、 死 亡 事 こ が お き てし ま う
か も し れ ま せ ん 。 死 亡 事 こ は 、 家族 、 親 せ
き 、 学 校 、 友 だ ち な ど み ん な が か な し みま
す 。 こ れ を ふ せ ぐ に は 、 今 言 っ た こと を し
っ か り 守 っ て い な け れ ば な らな い の で す 。
※作文は原文のまま掲載しています。
ゆらん
宮城県PTA連合会長賞
かんの
なつやすみ、びっくりしたことがありました。うまれ
てはじめて、こうつうじこにあったのです。
きゅうにズズッとおとがしてパパがうんてんしていた
車にべつの車がぶつかってきたのです。パパがあいての
人におこっていました。あんなにおこったパパをはじめ
てみました。あいての人は、あやまっていました。そと
にでて車をみたらドアミラーがこわれていて、ママの車
がかわいそうだとおもいました。あたらしい車だったの
にこわれてしまったからです。いっぱいまって、パトカ
ーがきてくれてパパとママがじこのことをいろいろきか
れていました。わたしは車のなかでまっていました。そ
したらパパとママがもどってきて
「さあいこう。
」
といいました。
きょうは2かいめのすいぞくかんへいくと中だったの
です。あさからワクワクしてたのしいきぶんだったのに、
じこにあったので、あまりたのしくないきもちになりま
した。それから、じこがおきなければ、はやくすいぞく
かんにいけて「うみのビーチ」でもっとあそべたのに、
とおもうとくやしくなりました。
いえにかえって、おじいちゃんおばあちゃんにじこの
はなしをしたら、ふたりともビックリしていろいろきい
てきました。せんだいのおじいちゃんおばあちゃんにも
でんわしてほうこくしました。みんな
「けががなくてよかった。
」
といいました。わたしは、あいての人に
「くそー。よくもやったな。
」
としかおもわなかったけど、ママが
「じこをおこしたあいてにもかぞくがいるんだから、あ
いてのかぞくやしんせきの人もたくさんしんぱいしたと
おもうよ。
」
といったとき
「そうか。そうだな。
」
とおもいました。みえないけど、たくさんの人をかなし
く さ せる こ うつ うじ こ はお こ さな いほう がい いです 。
わたしはルールをまもって、こうつうじこにあわない
ようにきをつけようとおもいます。いままでもきをつけ
ていたけど、もっともっときをつけようとおもいます。
そしてかなしいきもちになる人がいなくなればいいとお
もいます。
岩沼市立岩沼西小学校一年
宮城県交通安全協会長賞
がく
こうつうじこにあっておもったこと
うつみ
こ う 通 あ んぜ ん
石巻市立北村小学校二年
「おはようございます。
」
とあいさつをすると、毎朝、こうさ点に立っている、 校,
長先生が、
「おはよう。
」
と、手をふって言ってくれる。校長先生は、毎日ほとん
ど、このこうさ点に立って、学校に来るぼくたちを見守
ってくれる。
ぼくは、校長先生に大きな声であいさつできる、この
交さ点が大すきだ。しかし、大すきなこの交さ点で昨年
の夏になくなった人がいた。この交通じこがおきたあと、
交通安全と書かれたかんばんが立った。
そのかんばんを見るたびに、ぼくは 、(交通じこにあ
わないようにしよう。
)
と思っている。りょう親が運てんする車にのっていると、
突ぜんとび出してくる子どもがいる。ぼくはとび出して
くる子どもを見ると、
「あぶないね、交通ルールを守れないのかな」と、ぼく
は、父に言った。
交通じこがおきるのは、車の運てん手だけが悪いとは
思わない。道ろを歩く人も車に気をつけて、交通ルール
を守ることが大切だと思う。ぼくは、道ろをわたるとき
は、手をあげて、右左右をかくにんして、車が来ないか
を見てからわたる。
車にのったときは、シートベルトをしめて、と言う、
お父さんの言うことを
きくようにしている。そのごぼくは、のっている家ぞく
に、
「シートベルトしめた。
」
とかくにんしている。ぼくのこの一言が家ぞくを交通あ
んぜんからまもっていると思う。
交通じこは車の運てん手と道ろを歩く人がおたがいに
ゆ ずり あっ て 、交 通 ルー ルを 守 ればな くな ると思 う。
そして、地いきの人が交通じこにあわないようにする
ために一人一人が気をつけるようにすることだと思う。
ぼくは、今日一日、交通安全に気をつけようと思う。
毎朝、校長先生にあいさつをして元気で安全な生活をお
くれるような一日をすごしたいと思う。
小学校中学年の部
宮城県知事賞
佐藤
交通事故にあわないために
塩竈市立第三小学校四年
澪
わたしは、テレビでニュースを見ますが、ひんぱんに
交通事故は起きています。
わたしたちは、自分たちが交通事故にあわないように、
そして、車を運転している人たちにめいわくをかけない
ように歩いているときはもちろん自転車のときもきちん
とルールを守っていきたいと思います。そのためにわた
したちができることを、五つ考えてみました。
一つ目は、道路に飛び出しをしない。ボールや、風で
飛んでいったぼうしなどを取るために道路に飛び出して
事故がおこることもあると思います。もしそうなってし
まったら、車が来ていないか、かくにんしてから取りに
行きたいと思います。
二つ目は、自転車を運転しているときはヘルメットを
かぶる。ヘルメットをかぶっていないと、転んだときに
あたまをぶつけてしまうかもしれません。あたまは、大
切なところなので、ヘルメットは必ずつけるようにした
いです。
三つ目は、雨の日や雪の日はすべるので気をつける。
道が雨でぬれたり、雪がこおったりすると、すべること
があるので、雨の日や雪の日は、友達と話にむちゅうに
なったり遊びながら歩かないで、回りを見て歩きたいと
思います。また、ふざけたりしている人がいたら、注意
をして、みんなでルールを守っていきたいです。
四つ目は、災害のときにどのような、こうどうをする
かです。台風のときや、風が強い日などは、風で物が飛
ばされてくるかもしれないので、それにぶつかってしま
うと大ケガをしてしまうかもしれません。なので、回り
をよ く 注意 しな が ら、 歩 くよ うに した いと思 いま す。
また、地しんのときは、もっているもので頭をかくし
て、しゃがんで動かないで、ゆれが、おさまったらつな
みがくる心配もあるので、高いところにひなんするよう
にしたいです。また、そんなときは、車にのっている人
もあせってしまうと思うので、いつもより車に気をつけ
たいです。
五つ目は、ふみきりについてです。ふみきりでは、し
ゃだん機がおりてきたら、中にはぜったいに入らないで、
物を落としても、もどらないようにしたいです。
わたしは、この五つを守って交通事故にあわないよう
にしたいです。
※作文は原文のまま掲載しています。
宮城県警察本部長賞
斎藤
皆の大切な命を守ろう
気仙沼市立新城小学校四年
楓恋
自分の 家族、 周りの 皆の大 切な命を守る た
めに はど う すれ ば良 いの か 考え てみま した。
一 番は 、恐 ろし い 交通 事故 をな くせば いい
の です 。 交通 事故 には 、飲 酒 運転 、スピ ード
違 反 、よ そ見 運転 、 信号 無視 、自 転車の 急な
飛び出しなど、さまざまな原因がありますが、
ど れを 取っ ても 皆 が自 分で 簡単 に防 ぐこと が
で きる 事故 ば かり だと 思い ま す。そ うする た
めには、一人一人が自分にきびしくなり、
「少しくらいなら大丈夫だろう。
」
と、いう甘い気持ちを捨てることです。
( どう して 、 お酒 を飲 んで ま で、運 転する の
だろう。
)
と不 思議 に思 い ます 。お 酒を 飲 んで車 を運転
する の は大 きな けが に つな がる と思い ます。
飲 酒運 転を する 人 は、 自分 の命 だけ でなく 、
他 人の 命 も簡 単に 考え て しま って いるの でし
ょう か。
私の 妹 は、 車に ひか れて し まう とどうな る
の かを 知っ てか ら は、 ルー ルを 守っ ておう だ
ん して い ます 。事 故を 起 こし た場 合、自 分や
巻き ぞえ にな って し まっ た相 手の 人の命 が無
くな って し まう だけ では あ りま せん。 自分の
家 族や 相手 の家 族 たち 皆が 悲し まな くては 、
な らな いし 、 これ から 先の 生 活がと ても困 っ
て し まう ので す。 自 分の 気持 ちに きびし くな
るべ きで す 。私 の家 族は 、お 酒 を飲ん だ時に
は、絶対に運転は、しないようにしています 。
自 分の 命、 家 族の 命、 周り の 人たち 皆の命
を 守 るた めに 、皆 さ ん一 人一 人が 自分に きび
しく なり まし ょ う。 交通 ルー ル を守り ましょ
う。 も ちろ ん車 を運 転 する 人た ちばか りでは
な く、 歩行 者 や自 転車 に乗 って いる 人たち 皆
も 交通 ル ール を守 るの で す。 そう したた った
一つしかない大切な命を皆の力で守るので
す。 皆 で、 交通 ルー ルを 守 り、 安全な 生活を
送 りま し ょう 。
水戸
宮城県教育委員会教育長賞
交通ルールを守ろう
大河原町立大河原南小学校四年
達喜
僕は、よく、自転車で、友達の家や、公園へ遊びに行
きます。
僕が、三年生の時の出来事です。いつものように、学
校が終わって家に帰ってから、自転車で、家から少しは
なれたところにある公園で友達と遊ぶ約束をしていまし
た。公園に着いたら、だれも来ていなかったので、公園
の周りを少し自転車で走っていたら後ろから
「たっちゃん、いっしょに行こう。
」
と言って連くんが自転車で来ました。そしてその友達は
公園の方ではなく広い道路の方へ行きましたが、僕は、
あぶないと思ったのでそのまま、まっすぐ公園の周りの
細い道を行きました。そしたら、連くんは、広い道路に
出ようとした時に、車とぶつかってしまいました。そし
て、車の下にはさまったまま、少しひきずられてしまい
ました。すぐに車を運転していた人や、周りの家の大人
の人たちが出てきてそのあと、パトカーや救急車が来ま
した。僕も警察の人に話をきかれました。僕は、とても
びっくりしすぎて、その時は何も考えられませんでした。
でも友達はぜんぜんケガをしなかったので本当によかっ
たと思いました。ヘルメットをちゃんとかぶっていたこ
とも良かったのだと思います。
僕は、連くんが
「こっちに行こう」
と広い道路の方に行った時、そっちは車が多く来るから
あぶないからやめたほうがいいと思ったのですがそのこ
とを言う前に連くんは行ってしまいました。そして、車
が来ていないかも見ていなかったから、ぶつかってしま
ったのだと思います。
ぼくが自転車に乗る時にいちばん気をつけていること
は、 左右 を 確認 す るこ と です 。 連く ん もち ゃん と左右
を見ていれば、車にぶつからなかったと思います。
でもぼくも時々楽しくて片手運転や手ばなし運転をし
てしまうことがあります。
友達の事故を見て、本当にこわいなあと思いました。
だから、これからはもっと車に気をつけてルールを守っ
て自転車に乗りたいと思います。
宮城県交通安全協会長賞
三橋
陽
サポーターさんたちへのかんしゃ
塩竈市立第三小学校四年
ぼくは、毎朝友達と5人で学校に登校しています。
この前、5人で歩いているとき、とてもこわいことが
ありました。
後ろからシルバーの車が近づいてきて、歩いているぼ
くのかさに「バーン」とぶつかってそのまま走っていき
ました。
とてもびっくりしました。
けがをしなかったのでほっとしましたがほんとにこわか
ったです。
どうろのグリーンベルトを歩いてもルールをまもって
いても車の方からぶつかってきてしまうこともあるんだ
なあと思いました。
車を運転する人も歩くぼくたちもどうろでは、気をつ
けなければいけないと思いました。
車と同じように自てん車もこわいです。
スピードが出ているからです。
ぼくが自てん車にのるときは、おうだんほどうでは、
いったんとまって右、左を見ます。
いつも車や人や自てん車のうごきに気をつけます。事
こにあわないように走っています。大人のひとも夜自て
ん車にのるときは、かならずライトをつけるようにしま
しょう。
ライトをつけないとくらくて周りが見えずらく人がい
るのがわからず、ぶつかってしまうことがあるからです。
ぼくの学校では毎日ぼくたちの交通安全を守ってくれ
る「サポーターさん」がいます。
多くの三小の生徒があぶないところを声をかけてもら
い助けられています。
ある日、登校するときいつものように友だちとおうだ
んほどうを渡ろうとしたとき右、左をしっかりと見てい
なかったので横から車が近づいていました。
その時「サポーターさん」がはたをふり車をいそいで
とめてくれ、おかげで車にひかれずにすみました。
また強い雨のふる日、四十五号線のほどう橋をわたる
時「サポーターさん」から「足をすべらせないようきを
つけなさいね」と言われました。
ぼくは「すべるわけない」と心の中で思ったけど、思
っ た こと と 反対 に右 足 がズ ル ッと すべっ てし まいま し
た。
毎日、ぼくたちを見守ってくれているのでその注意を
することばも本当なんだなと感心しました。
雨の日や台風の日も寒いふぶきの日も毎日、三小のぼ
くたち生徒が元気で勉強できるよう、どうろに立って見
まもってくれていることに感しゃしています。
「サポーターさん」からだにきをつけてこれからもぼ
くたちのことをみまもってください。
本当にありがとうございます 。
※作文は原文のまま掲載しています。
宍戸
蒼
宮城県PTA連合会長賞
ぼ く の 交 通安 全
大崎市立鹿島台小学校四年
ぼくの小学校では、自転車に乗って出かけられる地区
が学年ごとに決まっています。一、二年は、家の近く、
三、四年生は、自分が住んでいる地区内、五、六年生に
な ると 学 区内 を自 転 車に 乗 って 出か けるこ とが できま
す。なのでぼくは、去年ぐらいから、地区の友達の家へ
遊びに行くようになりました。
ぼくの住む地区は、坂道が多く、車がスピードを出し
て来ることがあります。道のはばもせまいので自転車に
乗っていてこわいと思うこともあります。だから、ぼく
は、自転車に乗る時に気をつけていることがあります。
そ れは 、
「ヘルメットを必ずかぶること」と、
「交通ルー
ルを守ること」です。
ヘルメットは、夏の暑い日にはかぶりたくないなと思
う時もあるけれど、もし事こにあった時一番大切な頭を
守ってくれるので、必ずかぶるようにしています。時々、
ヘルメットをかぶっていても、ベルトを止めていない人
や、ベルトが長くてだらんとしている人を見かける時が
あります。ころんだりしたときに頭をぶつけて大ケガを
してしまうので、とてもあぶないと思います。
交通ルールでは、信号むしをしないことと道路は、左
がわを走ることをとくに気をつけて守っています。
信号は青になってもすぐには飛び出さず、車の動きに
も注意してからわたります。道路を曲がって来る車に、
自転車がまきこまれてしまう事こがあると、交通安全教
室で習ったからです。とくにトラックは、死角が多いの
で注意しなければならないそうです。だから、車がどう
動こうとしているのかをかくにんしてからわたることが
大切です。
また、ぼくが住む地区の道路には歩道がなく、道もせ
まいので、どんなに話したいことがあっても、友達とな
らんで走らないようにしています。ハンドルがぶつかる
と転びそうになるし、後ろから来る車のじゃまになって
しまってきけんだと思うからです。
来年からは、ぼくは、もっと遠い地区の友達の家まで
自転車で行けるようになります。広い道路は交通量が多
く、大型のトラックもたくさん通ります。もっと事こに
あうきけんが高くなります。ぼくは今まで大きな事こに
あったことがないので、これからも安全に気をつけて楽
しく自転車に乗りたいと思います。
小学校高学年の部
きらら
宮城県警察本部長賞
平塚
みなさんは 、「ながらスマホ」という言葉を知ってい
ますか。例えば、歩きながらスマートフォンを操作した
り、自動車を運転しながらスマートフォンを操作したり
する事です。
「ながらスマホ」をしていて危険な事がたくさんある
と思います。例えば、自動車の運転中にながらスマホを
していると、重大な事故につながります。しょうとつ事
故、玉つき事故、場合によっては人の命をうばう事があ
ります。また、歩きながらスマートフォンを使っていて
も、事故に会う事もあります。原因として考えられるの
が、画面に集中しすぎて、視野がせまくなる事です。イ
ンターネットを使って調べてみたら、歩きスマホをして
いると、視野の八十パーセントがスマートフォンの画面
に集中し、残りの二十パーセントが周囲を見ているそう
です。八十パーセントも画面に集中している事について、
自分の予想以上だったので驚きました。
私にもこのような体験があります。これは去年のこと
です。私と友達が遊びに行こうと歩道を歩いていると、
目の前を歩いていたおとしよりにぶつかり、けがをさせ
てしまいました。ぐう然、目の前に交番があったので警
察の方に手当をしていただきました。その後、ぶつかっ
た方に謝り、許していただきました。この事故の原因は、
私の友達が歩きスマホをしていた事です。スマートフォ
ンで友達とメールをしていました。私は、友達に何度も
何度も注意して、歩きスマホを止めるように言いました。
けれども、友達は私の注意を聞かず、歩きスマホを続け
ていました。その結果、今回の事故につながりました。
この事故があってから、友達は歩きながらスマートフォ
ンを使う事を、一切しなくなりました。私も同じような
事故を起こしてはいけないと思ったし、ほかの友達にも
注意をして事が減るといいなと思いました。
私の母は、自動車を運転している時に、絶対にスマー
トフォンを使いません。私はあたりまえだと思います。
皆があたりまえの事をあたりまえに守れば、交通事故は
減ると思います。これからも、周りの方たちが「ながら
スマホ」をしていたら注意をしたいと思います。
女川町立女川小学校六年
宮城県知事賞
実優
「ながらスマホ」は危険です
湯本
交通安全の心がけ
名取市立増田小学校六年
夏休みの家族旅行で、わたしたち家族は高速道路を利
用しました。高速道路は信号が無く、目的地まで早く着
くことができるので、とても便利だと思います。
夏休み中ということもあり、高速道路はたくさんの車
が走っていました。わたしたちの車も順調に目的地に向
かっていました。
すると、前の席にすわっていた父と母が、
「わっ、あぶない。自分勝手な車だね。
」
と言いました。どうしたのか聞いてみると、となりの車
線を走っていた車がウィンカーを出さずに、わたしたち
の車の前に入ってきたのでした。その後も、その車はウ
ィンカーを出さずに走っていきました。また、ものすご
いスピードを出しながら、前の車にどんどん近づいてい
く車も見かけました。もしここで事故が起きたらと思う
と、あぶなくてゾッとします。
道路は、みんなが利用するところです。自分さえよけ
ればという、自己中心的な考えで運転する人がいなくな
り、だれもが安全にくらせる世の中になればいいなあと
思います。
そして、みんなの命を守るために、交通ルールがある
のだと思います。わたしも高学年になり、自転車に乗る
ことが多くなりました。いつも楽しく気軽に乗っている
自転車も、車のなかまなので、きちんと交通ルールが決
められています。自転車は、便利でとても良い乗り物で
すが、自転車が関係する交通事故は、全体の約二割ある
そうです。良くない乗り方をすることで、自分だけでな
く周りの人をまきこんでしまったら大変です。わたし自
身もですが、一人一人が安全な自転車の乗り方をいつも
心がけることが、事故を減らしていくことにつながると
思います。当たり前の交通ルールをしっかり守っていき
たいです。
「自分の命は自分で守る。
」
この言葉は、何度も耳にしていますが、大切な約束だと
改めて感じます。自分の命はたった一つしかありません。
学校の交通安全教室で、わたしたちは交通ルールや安全
について学びました。朝に地いきの方が道路に立って旗
ふりをしてくださっています。わたしたちの大切な命を
守るためなのだと思いました。
わたしの祖父も何年か前に、よそ見運転の車とぶつか
り大けがをしたことがあるそうです。交通事故は、ひ害
者も家族も加害者もみんながつらい気持ちになってしま
います。そんな悲しい交通事故をこの世の中から少しで
も減らしていきたいです。
そのためには、自転車や車に乗る人は交通ルールをき
ちんと守る責任感と、命の大切さや重みを感じることが
必要だと思います。また、周りの人へ思いやりを持って
運転をしてもらいたいです。
わたしも、道路をわたる時の左右の確にんや、自転車
の安全な乗り方など、自分ができることをしっかり続け
ていきたいです。
※作文は原文のまま掲載しています。
龍生
宮城県教育委員会教育長賞
土屋
安 全 を 心 がけ る た め に
仙台市立榴岡小学校六年
みなさんは、今の交通に関して感じたことはありませ
んか。
ぼくは、現在の交通や規制ではこれからもっと安全性
が悪くなる一方だと思います。最近では「ポケモンGO」
といったスマホゲームが関わる事故などが多発していま
す。車の運転手だけでなく、歩行者や自転車も決められ
たルールを守り、行動すべきだと思います。歩行者が規
則を守らなかった場合での車との接触事故でも、車側の
罪になってしまうこともあります。自分を傷つけない、
人に迷惑をかけないこととしても、ルールを守ることは
非常に大切なことです。
それに対して車側も当然、安全に心がけて車を運転す
ることが必要です。
車での事故は、居眠り運転、飲酒運転などが代表的で
す。特に、居眠り運転は遠出の際にリスクが高まります。
大人の方は運転に集中して、安全のためのルールに基づ
いて走ること、子どもや十八才未満の方は、運転手の安
全確認をすることを心がけられれば事故は減ると思いま
す。
自転車は大人でも子どもでも乗れる乗り物です。しか
し、乗り物ということは自動車と変わらないのです。自
動車も自転車も、スピードの出しすぎ、飲酒運転などは
とても危ない行為です。このように、自動車と自転車は
同じ乗り物として比例している部分があります。自転車
に乗る際には、ヘルメットを付けることも大切です。い
くら近くに行くとはいえ、ヘルメットは自分の身を守る
ためにとても大事な防具です。ただし、ヘルメットを付
けているとしても、ルールを守ることが第一です。スピ
ードをゆるめるだけで事故が減るかもしれないのです。
そう考えるとかんたんなことです。そのかんたんなこと
を心がけることが大事なことだと思います。
そういった身近な行動から、世の中の安全は生まれま
す。みなさんも歩行者として、自動車、自転車に乗るこ
ととしても安全には気を付けるべきです。その「安全」
の二文字に心がけて行動しましょう。
後藤
未来
宮城県交通安全協会長賞
交通安全守るには
加美町立賀美石小学校六年
どうして交通ルールがあるんだろう。家の近くの道路
は広いわりに車も来ないし、人もいないし。たまに通っ
てもみんな私たちをよけてくれるし、別にルールがなく
ても ・・・
そん な ふ う に 心 の ど こ か で 思 っ て い まし た 。 あ
の日までは。
私が五年生の時、2つ下の弟は初めて自転車に乗って
学校に行けるようになり、とても喜んでいました。私も
二人で自転車に乗っていけることにうきうきしていて、
母から 、「家の前や車道に出るとき、一旦止まってね。
横断する時は、下りるんだよ。
」と注意されることに「う
るさいなー分かっているよ」と思っていました。ある日、
二人で登校しようと「いってきまーす 。」といったとた
ん弟が、家の前で止まらずにとびだしてしまい、私は思
わず息を飲みこんでしまい、体が動かなくなっていまし
た。そこへ、軽トラックがブレーキをかけ、クラクショ
ンをならし通り過ぎていきました。こんなに身近な所で、
もしかしたら、弟は大ケガや死んでしまうことになって
しまったかもしれない。そう思ったら、こわくなって、
弟に声をかけないでしまったことをくやみ、親にも言え
なくなってしまいました。それからは、弟に「止まるん
だよ!」とあの時の母のように、口うるさい姉になって
しまいます。弟も、一時停止や、自転車を下りてから、
道路をわたるようになってひと安心です。
夏休みに子供会で賀美石駐在所の遠藤所長さんが集会
所に来て、交通安全の話をしてくれました。交通事故は、
私もよく買い物に行くイオンでたくさん起こっているこ
とや、自転車の二人乗りや二人並びではだめなこと、酒
を飲んで自転車や車に乗って絶対にだめなことたくさん
の罰金をはらうことになると学びました。死亡事故も加
美町で起こっていることを知り、あの時のヒヤっとした
ことを思い出しました。
全国で毎日たくさんの交通事故が起こっています。こ
れから先どんな事故が起こるのかまだ分かりません。犯
罪や事故によって、苦しんでいる人がたくさんいます。
私は、これから自転車に乗る時は必ずルールを守ること、
道路は、みんなで利用するものだから必ず、歩いている
人や自動車がいると思って外に出ようと思います。自分
たちの心がけしだいで、きっと事故を防ぐことができる
と信じています。
武田
智希
宮城県PTA連合会長賞
たった一秒
大崎市立田尻小学校五年
「キキーッ。
」
ぼ くは 、 その しゅ ん 間、 頭 の中 が真っ 白に なった 。
その日は、大切な野球の試合があった。前の夜、ぼく
はおもしろいテレビ番組があり、早くねなければと思い
つつ最後まで見てしまった。夜ふかしをしたせいで、ぼ
くはねぼうをしてしまった。急いで準備をして、車にの
った。すると、お母さんに怒られた。
「もっと早く起きなきゃだめでしょ。
」
ぼくはしょんぼりしながらいつもの道を乗せられていっ
た。
交差点にさしかかったとき、その時はおきた。目の前
をワゴン車が横切り、ぼくが乗っていた助手席の前の部
分とワゴン車の後ろの部分がぶつかった。ぼくの家の車
は、交差点のところで止まったが、ワゴンの車は、えん
石に乗り上げていた。いっしゅんの出来事だったので最
初は、理かいできなかった。ジェットコースターよりも
こわかった。ぼくの家の車は、前の部分がぐしゃぐしゃ
だった。周りには、車のはへんがとびちっていた。それ
を見たぼくは、これはゆめじゃないかと思った。まさか、
自分が交通事故にあうなんて思ってもみなかった。
あとでお母さんに聞いたら、相手の車が一時停止をし
ないで交差点に入ってきたので、お母さんが急ブレーキ
を か けた が間 に 合わ ず ぶつ かっ てし まっ たと言 って い
た。ぼくの家の車は、なおすことが出来ないわけではな
いけれども、すごい修理代がかかると言っていた。
それ以来、ぼくはいろいろな交差点を通るときや横か
ら車が入ってきそうになると、とてもきん張してドキド
キするようになった。ついつい足をふんばってしまう。
もし、家を出る時間がもう少し早かったらこんなこと
にはならなかった。交通事故は、たった一秒の差で起き
るか起きないかが決まると思った。もし、あと一秒おそ
かったら、ぼくとお母さんは死んでいたのかもしれない。
ぼくは、交通ルールは守らなければならないと思って
いたけれど、あまり深く考えたことがなかった。でも、
この事故にあってからは、なぜ交通ルールを守らなけれ
ばいけないのか考えるようになった。
交通ルールを守るということは、自分を守ることと、
相手のことを守るということだとぼくは思う。
※作文は原文のまま掲載しています。
中学校の部
宮城県知事賞
佐藤
梓
心 が け か ら救 え る 命 と 心
仙台市立第一中学校二年
学 校 で 一 度 は 教え ら れ る〝 交 通 安全 〟 。 皆 守れ
て い る の で し ょ う か 。近 年 、 ス マー ト フ ォン の 普
及 に よ り 、 な が らス マ ホ や 立ち 止 ま って メ ー ル を
す る 人 々 が 急 増 し て い ます 。 し かし 、 こ の 行動 は
常 に 危 険 と 隣 合 わ せで す 。 つ まり 私 た ちは 、 無 意
識のうちに危険を生み出しているのです。
あ る 日 、 街 に 出 か けた 私 は 、 交通 安 全 につ い て
深 く 考 え さ せ ら れ る 出 来 事 に 出 会 い ま し た 。、 一
人 の 男 性 が ス マ ホ の 画 面を 見 な がら 、 横 断 歩道 を
渡 っ て い ま し た 。 信号 は 点 滅 し始 め 、 道路 を 曲 が
る車は男性が渡るのを待っている状態でした。と、
そ の と き 、 男 性 は 向 かい 側 か ら 歩い て き たお ば あ
さ ん と ぶ つ か り そう に な っ てい ま し た。 間 一 髪 、
接 触 は ま ぬ が れ ま し た が、 あ の まま ぶ つ か って い
た ら ど う な っ て い たで し ょ う か。 杖 を つい た お ば
あ さ ん と 大 人 が ぶ つ か れ ば、 け が では 済 ま な いか
もしれません。
こ の こ と か ら 私は そ の 夜 、安 全 に つい て 思 考を
巡 ら せ ま し た 。 自 分 一 人で 生 き てい る 世 界 では な
い の で す 。 自 分 が 良け れ ば そ れで 良 い とい う 考 え
や 行 動 は 恥 じ る べ き こ と です 。 自 転車 は 歩 道 では
乗 ら な い こ と 。 な が らス マ ホ をし な い こ と。 こ れ
ら は 全 て 、 皆 が 安全 に 、 心 地良 く 生 活す る た めの
ル ー ル で す 。 ル ー ル な んて い ら ない 、 ル ー ルに 束
縛 さ れ て 自 由 に で きな い と 言 う人 も い るこ と で し
ょう。しかし、思い違いをしてほしくないことは、
ル ー ル は 私 た ち を 束 縛し て い るの で は な く、 私 た
ち を 危 険 か ら 守 って く れ て いる と い うこ と で す。
も し 、 ル ー ル を 守 ら ず 自分 勝 手 な行 動 を し 、自 分
や 周 り の 人 を 傷 つ けて し ま っ たら ど う なる で し ょ
う 。 傷 つ け ら れ た 人 の こ れか ら の 可能 性 を 奪 って
し ま う か も し れ ま せ ん。 そ し て何 よ り 、 自分 の 心
に は 癒 え る こ と のな い 傷 が 残り ま す 。周 り が 忘れ
ていても、自分には、一生の心の傷が残るのです。
そ う な ら な い た め にも 、 ル ール を 守 り 、周 り の こ
と に も 気 を つ か う よ う に なら な け れば い け ない の
です。
自 分 の 小 さ な 心が け か ら 、救 え る 命と 心 が ある
のだから。
宮城県警察本部長賞
遠藤
彩夏
安全に自転車に乗るために
石巻市立稲井中学校三年
「あ、危ない。
」
そう思った経験を、私は通学途中で何度も経験したこと
があります。
自転車は、多くの中学生が一番乗る乗り物です。学校
に行くときや遊びに行くときなど、車をもたない私たち
にとって身近な移動手段です。だから私は、改めて自転
車の危険や安全な乗り方などについて考えようと思いま
した。
まず、自転車の危険についてです。
自転車は、車と同じ左側通行です。しかし、右側を通
っている人をよく見かけます。右側を通ると、歩行者と
接触し、事故を起こしてしまう可能性があります。自転
車は必ず左側通行。これを守らなければいけないと思い
ます。以前、右側を通る自転車と歩行者がすれ違うとき
に、ぶつかりそうになっているのを見かけました。自分
のためにも歩行者のためにも、ルールを守るべきだと、
その時改めて思いました。
危険はそれだけではありません。自転車の故障も事故
に関わる原因の一つです。もしブレーキが故障していた
ら、大きな事故にもつながり、命を失う可能性もありま
す。夜にライトがつかなかったら、日中は転ばないよう
なところで転んでしまったり、咄嗟に動けないと思いま
す。つまり、自分が正しく乗っていても、自転車の故障
で思わぬ事故につながることがあるのです。細目に自転
車の点検をしたり、乗る前に確認したりすることが事故
防止につながります。危険なことは、他にもたくさんあ
りますが、いずれにしても、自分が注意することで、安
全に自転車に乗ることができるのです。
自転車に安全に乗ろうとする意識も必要です。私が特
に危険を感じるのは、通学路の曲がり角です。真っすぐ
進んでいて、曲がり角から突然車が出てくるということ
がたびたびあります。危険箇所に来たら、スピードを落
としたり、必ず止まったりして、車を確認することが必
要になってくるのではないでしょうか。
これは、自転車だけでなく、一般の車を運転する人た
ちにも言えることです。ものを手に持ちながらの運転や
音楽を聴きながらの運転は、安全とは言えません。もの
を持って運転すると、ふらついてしまい、前方不注意で
事故につながる危険があります。音楽を聴きながらの運
転は周りの音が聞こえず、思わぬところでぶつかってし
まうでしょう。自分が心地良く自転車や車に乗るために
も、自分も周りも安全だと思える乗り方が大切なのです。
自転車の乗り方について考えてみると、気を付けなけ
ればいけないことがたくさんあります。
「ルールを守り、
歩行者への配慮を忘れない。」そんな心掛けが、皆の「安
全」につながるのだと思います。
江里
彩愛
宮城県教育委員会教育長賞
命を守るために
岩沼市立岩沼西中学校二年
「交通ルールはきちんと守りましょう。
」
私たちは、よくこんな言葉を耳にします。しかし、そも
そもなぜこの「交通ルール」というものが存在し、それ
を守らなければならないのでしょうか。大抵の人は、
「先
生などに言われたから 。」「ルールは守るものだから 。」
などと、簡潔に答えがちです。しかし、私はそれ以上に
もっと大切な理由があると思います。それは 、「命を守
るため」だと思います。
私は普段、学校に自転車で通っています。私の学校は、
半分以上の人が自転車通学のため、よく「自転車集会」
や「交通安全教室」などが開かれます。そこでも、いろ
いろな自転車のルールが確認されます 。「走行中はヘル
メットを着用」
「自転車は左側通行 」
「並列走行は禁止」
など、基本的なことばかりです。しかし私は、特にこの
「並列走行」についてが、あまり守れずにいました。登
下校が友達と一緒なため、話しやすいようについ並列走
行になってしまいがちでした。先生から並列走行のこと
について注意されてもあまり真に受けとめず、適当に聞
き流していました。そんな中、ある日の下校中に事件は
起こりました。私はいつものように、友達と並列走行を
して、話しながら帰っていました。ゆるやかな下り坂だ
ったため、私はペダルから足を下ろして、足をブラブラ
させた状態でした。そのとき、片足が自転車の前輪に巻
きこまれてしまいました。それなりのスピードも出てい
たため、急ブレーキがかかってしまい、バランスを失っ
た私は自転車ごと車道に倒れてしまいました。そのとき
はちょうど車が通っておらず、奇跡的にも私はたいした
ケガもなく無事でした。しかし、もしも転んだ瞬間に車
が来ていたら ・・・
と 想 像 す る と 、 今 で も ぞっ と し た気 分
になります。それからは、交通ルールを常に意識して、
自転車に乗るようになりました。
「このくらいでいいや」という気のゆるみが、大きな
事故につながります。私のように、体験してから気づく、
というのは情けない話ですが、何かあってからではもう
遅いのです。近年、自転車による交通事故が増加しつつ
あります。その事故の原因の一つは、交通ルールの無視、
つまり「このくらいでいいや」という気のゆるみです。
小さな気のゆるみが原因で、ときには大切な命まで落と
してしまうこともあります。それほど交通ルールは大切
で、なくてはならないものなのです。
「交通ルールはきちんと守りましょう。自らの命を守
るために。
」
※作文は原文のまま掲載しています。
宮城県PTA連合会長賞
700作品
計
宮城県交通安全協会長賞
総
全ての人が安心できる道路に
529作品
尊 い 命 を 大切 に
中学校の部
真穂
小学校高学年の部 102作品
伊澤
53作品
岩沼市立岩沼北中学校三年
小学校中学年の部
レオナ
16作品
本木
私は 、ニュー スでよく〝小学生の登 校中に車突っ込む
〟や〝点字ブロック上に自転車、男性が怪我〟というト
ピックを目にします。日夜発生する交通事故に対して、
二つの事について私は考えました。
一つ目は、相手をしっかり見ることです。最近では現
実の世界を舞台にした、スマートフォン向けゲームアプ
リなど移動することによってプレイできるゲームが多く
なってきています。これが原因で、
「つい画面に集中してしまって ・・・・・・
」
という理由から事故が起きるケースも増えているそうで
す。もし私がそんなゲームが理由の事故にあってしまっ
たらと考えると、思わずぞっとします。歩行中や車、自
転車の運転中には絶対に自分の前方から目を離さないで
ほしいと思います。
二つ目は、相手の気持ちになって考えることです。私
が以前、視覚障がい者の方とお話しした時、白杖一本と
耳 に入 っ てく るタ イ ヤの 音 など だけ で道路 を歩 くこと
は、ものすごく不安だと聞きました。また、信号の手前
や駅のホームにある点字ブロックも、上に自転車などが
のっている時が多くあまり頼りにしすぎると怪我の元に
なりそうだ、とも話していました。駐輪場が近くにある
にも関わらず
「ちょっとぐらいならいいでしょ」
というささいな気持ちから、路上に駐車している自転車
がたくさんの人に大変な思いをさせている、ということ
を自転車を運転する側の人たちはきちんと意識しなけれ
ばならないと、私はこの体験から感じました。
これからの世の中では、自動で走行や停止ができる車
ができるなどして、ハンドルを握る必要が一切なくなる
と私は思います。しかし、そうやって便利になっていく
なかでも人間の目で確認していかなければならないこと
があるはずです。そんな世の中で、これから生きていく
私が大事にしていきたいのは、運転する時以外にも
「相手をしっかり見ること」
「相手の気持ちになって考えること」
です。この二つの事を道路を利用する、歩行者とドライ
バーが一人ひとり気を付けることができれば、必ず〝全
ての人が安心できる道路〟になっていくはずだと、私は
信じています。これからの世の中が交通事故のない平和
なものになるよう、私も精一杯努力していきたいと思い
ます。
小学校低学年の部
石巻市立稲井中学校二年
私 は、昨年 の春、友 達と自転 車で下 校してい た時、田
んぼに落ち、怪我をしました。怪我の原因は、道が狭い
のにもかかわらず、三人で並列走行をして、ペダルがか
らまり、私だけが、田んぼに落ちてしまったのです。病
院で検査をしたところ、怪我は軽傷で済みましたが、ぶ
つかった友達は、病院まで来て、泣きながら謝ってくれ
ました。その時私は、一緒に並列走行をしていたのに、
友 達を 事 故に 巻 き込 んで 申 し訳 ない なと 思いま した。
その日から私は並列走行をしないように心掛けるよう
になったので、今のところ自転車での事故は、その一つ
で済んでいます。もうすぐ夏も終わりますが、冬になる
につれて、道路が凍り、転倒も多くなるので、気を付け
て自転車通学をしていくつもりです、この事故を振り返
ると、
「学校では、並列走行をしてはいけない。
」と いう
注意をしっかり聞いていたのに事故を起こしてしまった
という、自分の注意のなさに気付かされました。
私たちが通う学校には、自転車で通学する生徒が多い
ことから、いろいろな約束があります。それは、他人に
迷惑がかかる自転車の乗り方を何回も繰り返すと、自転
車通学を停止するというものです。さすがに、何回も違
反をする人はいませんが、大人が見ていないところでは、
平気でヘルメットをつけなかったり、並列走行をしたり
と、見ていて大変危険だと感じています。私のように自
分自身や、身近な人が交通事故に遭ったらと感じると、
このような危険運転はなくなってほしいと思いますが、
実際は減ることはあっても、完全にはなくなりません。
私の友達には 、「ヘルメットをつける意味が分からな
い 。」「ヘルメットってださいよね 。」と言っている人が
多いです。私は、ヘルメットは 、「ださいも何もない、
自分自身の命を守る大切なものだ 。」と感じています。
これは、事故の経験者だから言えることです。私は、自
転車の下敷きになったのですが、その時はヘルメットを
着用していたので、頭を怪我することはありませんでし
た。しかし、もしヘルメットを着用していなかったとし
たら、頭を打って、気を失っていたかもしれません。だ
から、それだけ頭を守るヘルメットは、大事なものなの
です。私のように、事故を起こしてからでは遅いので、
安 全 運転 の 大切 さを こ れか ら も皆 に伝え てい きたい で
す。
毎日、ニュースでは交通事故でのやるせない出来事が
流れています 。「交通事故」それは、家族や周りの人々
を苦しめ、悲しませるものなのです。交通事故のない、
平和な世の中になるよう一人一人が意識し、尊い大切な
命を交通事故から守っていきましょう。
作文の部応募作品数
◎