第6回ITU-T SG15 Geneva本会合結果報告 むらかみ 日本電信電話株式会社 ネットワークサービスシステム研究所 NTT アドバンステクノロジ株式会社 ネットワークテクノロジセンタ 日本電信電話株式会社 NTT アクセスサービスシステム研究所 日本電信電話株式会社 NTT アクセスサービスシステム研究所 1.はじめに まこと 村上 誠 こんどう よしひろ さかもと たい じ あさ か こう た 近藤 芳展 坂本 泰志 浅香 航太 2013-16年会期のITU-T SG15第6回会合は、2016年9月 3.第1作業部会(WP1)アクセス網、 ホーム網、スマートグリッドにおける伝送 19日から30日の日程で、ジュネーブITU本部で開催された。 アクセス網全般、ホーム網に加えてスマートグリッド向け SG15、はアクセスからコアまでのネットワーク領域と管路 通信を検討する作業部会であり、アクセス網とホーム網の 敷設、光及びメタリック系媒体と光伝送、OTN(Optical 標準化動向の調査を担当する課題1(Q.1)、PON(Passive Transport Network) 、パケット伝送までの広範にわたる Optical Network)等光アクセスシステムを検討する課題2 技術課題を扱うStudy Group(SG)であり、光及びメタル (Q.2)、DSL(Digital Subscriber Line)等、ブロードバン −アクセス網及びホーム網 技術(WP1) 、光 伝 送網 技術 ド向けのメタリックアクセスシステムを検討する課題4(Q.4) 、 (WP2) 、光 伝 送 網アーキテクチャ(WP3)という3つの スマートグリッド向け通信の検討を行う課題15(Q.15)、ブ Working Party(WP)体制で標準化検討を行っている。 ロードバンド向けホームネットワーク用送受信器を検討する 表1にSG15を構成する課題名とラポータを示す。 課題18(Q.18)から構成される。 2.会合の概要 参加者数は267名、参加国数は34か国で、前回に比べ 今会合では、TAP承認された勧告が2件、凍結された 勧告2件、 合意された勧告が15件(改正6件、 訂正9件)となっ ている。各課題における審議詳細を以下に示す。 参加者数、参加国数は多少増加し、依然としてITU-T最 大規模のSGとなっている。日本からの参加者数は前回同 3.1 課題1(Q.1)アクセス網標準化の調整 様32名で国別では中国、米国に次いで3番目の参加者数を ITU内 外 の標準 化団 体からのリエゾン文 書に従って 擁している。総寄書数は341件、関連するTD(Temporal ANTS(Access Network Transport) 及びHNT(Home Document)は438件で前回より多少減少、日本からの提 Network Transport)に関する文書の改訂を行った。また、 出 寄 書 数 は28件 で 前 回 同 様 であった。 また、Review ドキュメントの改訂を今後円滑にするためにWebベースツー CommitteeとTSAGにおいて2015年から2016年の間の 勧 ルの使用を検討していくこととなり、一部限定的に試行す 告ダウンロード数トップ10のうち3件がSG15関連である等、 ることとなった。 その活 発な活 動 が 評 価されていることが 報 告された。 WTSA-16に向けた組織再編等に関する議論と準備は前会 3.2 課題2(Q.2)アクセス網における光システム 合でほとんど完了し、今回は現行体制維持、SGの所掌範 既 存 勧 告40G級-PON(NG-PON2:Next-Generation- 囲 (Resolution2) 、 他組織との協調 (A.sup5)等を確認した。 PON2)の論理層仕様G.989.3 Amd.1を合意した。同Amd.1 今会合では、2件の改正をTAP(Traditional Approval には、低 遅延化や高信頼化を実現するための新規定や Process)承認、それぞれ1件の改訂と改正をTAPのため Appendixが盛り込まれている。また、次会合以降の合意・ の凍結(determined)とした。また、新規7件、改訂18件、 同意を目指して、G.RoF(光ファイバ無線)、G.988(ONU 改 正12件、 訂 正15件 を 含んだ 計52件 の 勧 告 案 を 合 意 管理制御インタフェース仕様)Rev1、G.989.2(NG-PON2 (consent)した。さらに1件の改正と2件の新規補足文書 の物理層仕様)Amd2、G.9807.1(XGS-PON:10Gigabit- に同意(agreed) 、1件の勧告を削除した。 class Symmetric PON(上り及び下り信号帯域が10G級の PON) )Amd1の各ドラフト案について審議を行った。さら ITUジャーナル Vol. 46 No. 12(2016, 12) 35 会合報告 に、新勧告(G.9807.2)としてXGS-PONの距離延伸(RE) 4.1 課題5(Q.5)光ファイバ及びケーブルの特性と試験方法 機能の仕様化、1波長当たり10Gb/s超PON伝送技術に関 G.652(シングルモードファイバ) 、G.657(低曲げ損失シ する補足文書作成を議論することとなった。 ングルモードファイバ)について、新たな波長分散規格を 加えた改訂が合意された。G.654(カットオフシフトファイバ) 3.3 課題4(Q.4)メタリック線によるブロードバンド向け アクセス伝送装置 G.fast関連では、新規プロファイル106bを規定する改正 について、陸上用の高速伝送NW向けの新規カテゴリを含 む改定が合意された。また、新規補足文書G.Sup.59(ファ イバケーブル信頼性ガイドライン)が同意された。 勧 告G.9700(G.fast-psd)Amd.1のTAP勧 告 化 承 認、 新 規212MHzプ ロファイル 規 定 ほ か を盛り込 んだG.9700 4.2 課題6(Q.6)陸上伝達網における光システムの特性 Amd.2改正がTAP凍結され、G.9701(G.fast-phy)に対す G.697(DWDMシステム用光モニタ)に関しては、コヒー る改正及び訂正、G.994.1(G.hs)に対する改正及び訂正、 レントレシーバを用いた信号処理及び組み込み型OTDRに G.997.2(G.ploam for G.fast)に対する改正及び訂正が合 よるモニタリングについての記述を追記し、合意された。 意された。DSL関連は4件の勧告が合意され、長距離版 G.698.2( 単一 チャネルインタフェースを有 する光 増 幅 VDSLに関する検討を開始することとなった。 DWDMア プ リケ ーション) で は、EVM(Error vector magnitude)の評価方法について議論されているが、明確 3.4 課題15(Q.15)スマートグリッド向け通信 な結論に至らず、継続議論となっている。新勧告案 G.metro 狭 帯 域PLCに関して、9 〜 535kHzに関 するG.9902 (ポート依存のない単一チャネル光インタフェースをもったマ (G.hnem)/G.9903(G3-PLC)/G.9904(PRIME)におけ ルチチャネル双方向DWDMアプリケーション)では、制御 る出力電圧レベル規定の統合化を図った勧告G.9901(G. チャネルに関する議論が行われ、提案されているパラメー nbplc-psd)改訂がTAP凍結、集中制御によるルーティン タテーブルに基づき議論継続となった。 グ方式を規定するG.9905(G.cmsr)Amd.1改正が合意さ れた。また、日本参加者から提案されたスマートホーム向 4.3 課題7(Q.7)光部品、サブシステムの特性 けトランスポートアーキテクチャに関する新規勧告について L.fmc(現場付コネクタ)は、環境試験に用いるサンプル は、継続して検討が進められることとなった。 形態について意見一致に至らず、勧告化は次会合に延期と なった。G.663はXPolM(Cross-polarization modulation) 3.5 課題18(Q.18)ブロードバンド向けホームネットワー に関するAppendixを追加した改正が同意された。 ク用送受信器 電話線向け200MHzプロファイルを新規に規定する勧告 4.4 課題8(Q.8)光ファイバ海底ケーブルシステムの特性 G.9964(G.hn-psd)Amd.2改正がTAP承認、G.hn関連とし G.971(光海底システムの一般事項)について、勧告体 てG.9960 (G.hn-phy)Cor.3、 G.9961 (G.hn-dll)Cor.3、 G.9962 系を示した図及びAppendixに記載の敷設船情報のアップ (G.hn-mgmt)Cor.1訂正が合意された。また、可視光通 デートを行い、合意された。G.972(海底システムに関する 信に関する新規勧告G.vlcに関しては、低速版/高速版トラ 用語)について、デジタルコヒーレントシステムに対応する ンシーバ規定と勧告構成(目次)案について議論された。 ためにいくつかの用語を追記して合意された。G.973(無中 4. 第2作業部会(WP2)光技術及び 物理インフラ WP2では、光伝達網における物理層のインタフェースと伝 継海底システム)について、コヒーレントシステム用パワー バジェットテーブルを追記した改訂案が合意された。G.979 (光海底システムのモニタシステム)について、無中継シス テムもスコープに含むよう改訂され、合意された。 送特性から屋外設備の設計、保守、運用に関する技術を検 討している。今会合では計6課題による審議が行われ、合意 4.5 課題16(Q.16)光基盤設備及びケーブル された勧告が10件(新規1件、改訂9件) 、同意(Agreement) 勧告L.155(マイクロトレンチ)及びL.162(マイクロダクト された勧告が2件(新規1件、改正1件)である。各課題に 敷設)改訂が合意された。L.oxcon(光クロスコネクトキャ おける審議詳細を以下に示す。 ビネット)、L.pneid(自動ID検出付ノード)、L.dsa(直置き 36 ITUジャーナル Vol. 46 No. 12(2016, 12) 光ケーブル)、L.cci(発展途上国向けケーブル敷設)につ 論を進めた。 今 後、G.Sup60はEthernet以外 への 拡 張、 いては継続議論となった。 G.8132(MPLS-TPリングプロテクション)は装置機能モデ ルを検討することとした。 4.6 課題17(Q.17)光ファイバケーブル網の保守・運用 L.nrr-frm(NW耐性・回復に対する災害管理のフレーム ワーク)について、主に日本参加者からの修正提案に基づ 5.3 課題10(Q.10)パケット伝送網インタフェース、イ ンタワーキング、OAM及び装置仕様 きアップデートした。また、イタリアからの提案に基づき、 Ethernet及びMPLS-TP等のパケット伝送技術を対象に L.nrr-frmは補足文書として継続議論 することとなった。 サービス、インタフェース、OAMメカニズム、装置規定に L.wdc(地下接続部における浸水検知)に関しては、日本 関する議論を行っている。Ethernetに関しては、MEF文 参加者からの修正提案を反映し、2018年の合意を目指す 書参照変更等したG.8011(サービス規定)、Ethernet Ring こととなった。 の状態参照追加等したG.8021(装置機能特性)の改訂、 5.第3作業部会(WP3)OTNアーキテクチャ 用語見直しを加えたG.8012(UNI, NNI規定)改正を行った。 また、一連のMPLS-TP関連勧告は、MEG Level値記述 WP3は主として伝送網の論理層を検討しており、7つの 変更を加えたG.8113.1(OAM) 、 G.8121(一般的装置機能)、 課題で構成されている。今会合でも各国から総数200件近 G.8121.1(G.8113.1記載のOAM方式に対応した装置機能) 、 くの寄書提案が提出され、合意された勧告が27件(新規 G.8121.2(G.8113.2記載のOAMに対応した装置機能)を 6件、改訂9件、改正6件、訂正6件) 、同意された補足文 訂正した。 書 が1件、 外 部 組 織 へ のリエゾン 文 書 は17件 である。 EthernetやMPLS-TP等 のパケット網 技 術、100Gb/s超 OTN、Transport SDN等のアーキテクチャと管理、パケッ 5.4 課題11(Q.11)伝送網の信号構造、インタフェース、 装置仕様及びインタワーキング ト網における時刻同期等、多岐にわたる議論が行われた。 SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やOTNを中心 各課題における審議詳細は以下に示す。 とした伝送網に関する議論を行っている。OSMC(OTN Synchronization Message Channel)をOTUCからFlexO 5.1 課題3(Q.3)光伝送網の一般的特性 (Flexible OTN)のオーバーヘッドに移す等の変更を加え 光伝送網の標準化を効率的に進めるための調整と光伝達 たG.709(OTNインタフェース)、Digital layerに関する記 網及び 技 術の標 準 化作 業プランの更 新、OTN(Optical 述を変更したG.798(OTN装置機能)を改正した。 Transport Network) 、ASON(Automatically Switched また、100G超短距離FlexOクライアントインタフェースを Optical Network) 、Ethernet、MPLS-TP(Transport G.709.1として新規勧告化した。ドメイン間インタフェース用 Profile)等、各種技術勧告において共通に参照できる用語 高効率符号誤り訂正(FEC)方式としてStaircase FECを 勧告の議論を行い、G.870(OTN用語定義) 、G.8101(MPLS- 採用する提案があったが、課題6との進め方の整理等の議 TP用語定義) 、G808(切替・復旧用語定義)を合意した。 論にとどまった。今後、FlexO長距離インタフェース、メト ロ域でのOTU4長距離インタフェース用符号誤り訂正方式 5.2 課題9(Q.9)伝送網の切替/復旧 の議論を進める。G Sup.56(CPRI over OTN)は、5Gモ 伝送網障害時のプロテクション(切替/復旧)に関する バイルやIEEEの議論動向に合わせて勧告化を進める。 一般的特性とEthernet、MPLS-TP、OTN等の個別技術 を対象とする勧告化の議論を行っている。G.8131(MPLS- 5.5 課題12(Q.12)伝送網アーキテクチャ TP線形プロテクション)はPseudowireプロテクションへの 一般的及びOTN等の個別伝送網アーキテクチャや制御、 対応等を含んで 改正した。G.8032(Ethernetリングプロテ Network Function Virtualization(NFV)やSoftware クション)は状態管理情報の追加等して改正した。さらに、 Defined Network(SDN)の伝送網への適用について議論 Ethernet Dual Node接続構成のプロテクションに関する補 している。G.872(OTNアーキテクチャ)はBeyond 100G 足文書G.Sup60に同意した。また、ODU shared meshプ や物理層(Physical) 、論理層(Digital)に関わる用語修 ロテクション、G.873.1(OTN線形プロテクション)等の議 正等を含んで改訂した。ASONとSDNのコントローラ共通 ITUジャーナル Vol. 46 No. 12(2016, 12) 37 会合報告 化のためのG.cca(Common Control Aspects)はG.7701と や同期網の監視と管理、保守に関するSyncOAM等の議論 して新規勧告化した。トランスポート網へのSDN適用に関 を進める。 するG.asdtnはOTNの媒体情報を使った経路最適化の議論 等が行われた。今後は媒体モデル化、管理・制御等の議 5.7 課題14(Q.14)伝送システム及び装置の管理と制御 論を進める。 一般的及びOTN、Ether、MPLS-TP等の伝 送技術に 特化した装置管理、管理情報モデルについて議論している。 5.6 課題13(Q.13)網同期と時刻配信品質 G.874.1(プロトコル非依存OTN管理情報モデル)、G.7711 伝送網の周波数同期及びパケット網上での時刻同期等に (一般的プロトコル非依存情報モデル)及びG.8052(プロト ついて議論している。G.8266(周波数同期のためのパケッ コル非依存Ethernet管理情報モデル)は、ONF(Open トマスタークロックタイミング特性)は雑音特性、ワンダ測 Networking Foundation)の情報モデル適用等について 定方法、短期位相遷移特性等の議論を行い、新規勧告化 議論し、それぞれ改訂した。G.7710(共通装置管理機能 した。G.8272.1(ePRTCのタイミング特 性) は、ePRTC 要求条件)は用語定義の修正等をして改正、G.8152(プロ (enhanced Primary Reference Time Clock)のホールド トコル非依存MPLS-TP管理情報モデル)は用語定義、機 オーバ性能、周波数基準となる原始時計の特性について 能の見直し等を経て新規勧告化した。今後もONFやIETF 議論し、新規勧告化した。G.8273.2(テレコム用バウンダリー の動向を踏まえて、Ethernet等各種装置の管理情報モデル クロックと時刻スレーブクロックのタイミング特性)は、物 に加えて同期装置についても議論を進める。 理層切断時のホールドオーバ特性、物理層からの雑音伝 達特性等の議論を経て改正した。G.8262(SyncE装置のス 6.おわりに レーブクロックタイミング特性)は、Ethernet Equipment SG15はITU-T最大のSGとして、多数の提出寄書と関連 Clockにおける長期位相遷移の記述と数式等の訂正を行 文書の議論及び勧告文書の作成、審議を2週間の会期中 い、引用元のG.813(SDH装置のスレーブクロックタイミング に行ったが、引き続き十分な議論を行うために、次回本会 特性)も訂正を行った。また、将来同期網の要求条件や 合までの間に多数の中間会合が予定されている。次回の 管理、OTNでのPTP配信、アクセス網での時刻配信に関 SG15会合は、2017年6月19日から30日まで、ジュネーブで する議論も行われた。その他、時刻位相同期に関する多 開催される予定である。 数勧告案について議論が行われ、今後もePRTC高精度化 ■表1.各課題名とラポータ 課題 課題名 ラポータ WP1:アクセス網、ホーム網、スマートグリッドにおける伝送 (議長:Tom Starr、米国 AT&T) (副議長:Hubert Mariotte、フランス Orange) Q.1 アクセス網標準化の調整 正)J-M Fromenteau、米国 Corning 副)横谷 哲也氏、日本 金沢工業大学 Q.2 アクセス網における光システム 正)Frank Effenberger、中国 Huawei 副)可児 淳一氏、日本 NTT Q.4 メタリック線によるブロードバンド向けアクセス伝送装置 正)Frank Van Der Putten、ベルギー Alcatel-Lucent 副)Les Brown、中国 Huawei 副)Miguel Peeters、米国 Broadcom 副)Massimo Sorbara、米国 Qualcomm Atheros Q.15 スマートグリッド向け通信 正)Stefano Galli、フランス Enedis 副)Paolo Treffiletti、イタリアSTMicroelectronics Q.18 ブロードバンド向けホームネットワーク用送受信器 正)Les Brown、中国 Huawei 副)Marcos MARTINEZ、米国 Marvell Semiconductor WP2:OTN技術 (議長:Francesco Montalti、ベルギー Tyco) (副議長:Viktor Katok、ウクライナ STPU) Q.5 38 光ファイバとケーブルの特性と試験法 ITUジャーナル Vol. 46 No. 12(2016, 12) 正)中島 和秀氏、日本 NTT 副)Ms Paola Regio、イタリア TI Q.6 陸上伝送網における光システムの特性 正)Peter Stassar、中国 Huawei 副)Pete Anslow、米国 Ciena Q.7 光部品、サブシステムの特性 正)Bernd Teichmann、ドイツ Alcatel-Lucent 副)Alessandro Percelsi、イタリア Telecom Italia Q.8 光ファイバ海底ケーブルシステムの特性 正)白木 和之氏、日本 NTT 副)Omar Ait SAB、フランス Alcatel-Lucent Q.16 光基盤設備及びケーブル 正)Edoardo Cottino、イタリア SIRTI 副)Osman Gebizlioglu、中国 Huawei Q.17 光ファイバケーブル網の保守・運用 正)戸毛 邦弘氏、日本 NTT 副)Xiong Zhuang、中国 YOFC WP3:OTNアーキテクチャ (議長:Ghani Abbas、英国 Ericsson) (副議長:Malcolm Betts、中国 ZTE) Q.3 光伝送網の一般的特性 正)森田直孝氏、日本 NTT Q.9 伝送網装置と網の切替/復旧 正)Tom Huber、ドイツ Coriant 副)Han Li、中国 China Mobile Q.10 伝送網OAM 正)Jessy ROUYER、米国 Alcatel-Lucent 副)Alessandro D'Alessandro、イタリア Telecom Italia Q.11 伝送網の信号構造,インタフェース及びインタワーキング 正)Mark LJones、米国 Xtera 副)Steve Gorshe、米国 PMC-Sierra Q.12 伝送網アーキテクチャ 正)Stephen Shew、カナダ Ciena Q.13 網同期及び時刻分配特性 正)Stefano Ruffini、スウェーデン Ericsson 副)Silvana Rodrigues、カナダ IDT Q.14 伝送システムと装置の管理と制御 正)H Kam Lam、米国 Alcatel-Lucent 副)Scott Mansfield、スウェーデン Ericsson ■表2.今会合で決定されたTAP勧告一覧(TAP Recommendations Approved) 勧告番号 種別 標題 課題 WP1 (2件) G.9700 Amd.1 G.9964 Amd.2 改正 Fast access to subscriber terminals(G.fast)-Power spectral density specification(2014) Q.4 改正 Unified high-speed wire-line based home networking transceivers - Power spectral density specification: Amendment 1 Q.18 ■表3.今会合で承認されたAAP勧告一覧(AAP texts Approved) 勧告番号 種別 標題 課題 WP3 (1件) G.7712/Y.1703 (2010)Amd.2 改正 Architecture and specification of data communication network:Amendment 2 Q.14 ■表4.今会合で凍結された勧告一覧(Recommendations Determined) 勧告番号 種別 標題 課題 WP1 (2件) G.9700 Amd2 G.9901 改正 Fast access to subscriber terminals(G.fast)-Power spectral density specification(2014) Q.4 改訂 Narrowband orthogonal frequency division multiplexing power line communication transceivers - Power spectral density specification Q.15 ■表5.今会合で合意された勧告一覧(Texts Consented) 勧告番号 種別 標題 課題 40-Gigabit-capable passive optical networks 2(NG-PON2) :Transmission Convergence layer specification: Amendment 1 Q.2 WP1 (15件) G.989.3 Amd1 改正 G.993.2 Cor.1 訂正 Very high speed digital subscriber line transceivers 2(VDSL2) (2015) Q.4 G.993.5 Amd.1 改正 Self-FEXT cancellation(vectoring)for use with VDSL2 transceivers(2015) Q.4 ITUジャーナル Vol. 46 No. 12(2016, 12) 39 会合報告 G.993.5 Cor.1 訂正 Self-FEXT cancellation(vectoring)for use with VDSL2 transceivers(2015) Q.4 G.994.1 Amd.8 改正 Handshake procedures for digital subscriber line transceivers(2012) Q.4 G.994.1 Cor.1 訂正 Handshake procedures for digital subscriber line transceivers(2012) Q.4 G.997.1 Cor.1 訂正 Physical layer management for digital subscriber line transceivers(2012) Q.4 G.997.2 Amd.3 改正 Physical layer management for G.fast transceivers(2015) Q.4 G.997.2 Cor.2 訂正 Physical layer management for G.fast transceivers(2015) Q.4 G.9701 Amd.3 改正 Fast access to subscriber terminals(G.fast)-Physical layer specification(2014) Q.4 G.9701 Cor.3 訂正 Fast access to subscriber terminals(G.fast)-Physical layer specification(2014) Q.4 G.9905 Amd.1 改正 Centralized metric-based source routing(2013) Q.15 G.9960 Cor.3 訂正 Unified high-speed wireline-based home networking transceivers-System architecture and physical layer specification:Corrigendum 3 Q.18 G.9961 Cor.3 訂正 Unified high-speed wireline-based home networking transceivers-Data link layer specification: Corrigendum 3 Q.18 G.9962 Cor.1 訂正 Unified high-speed wireline-based home networking transceivers-Management Specification: Corrigendum 1 Q.18 G.652 改訂 Characteristics of a single-mode optical fibre cable G.654 改訂 Characteristics of a cut-off shifted single-mode optical fibre and cable Q5 G.657 改訂 Characteristics of a bending-loss insensitive single-mode optical fibre and cable Q5 G.697 改訂 Optical monitoring for dense wavelength division multiplexing systems Q5 G.971 改訂 General features of optical submarine cable systems Q8 G.972 改訂 Definition of terms relevant to optical fibre submarine cable systems Q8 G.973 改訂 Characteristics of repeaterless optical fibre submarine cable systems Q8 G.979 改訂 Characteristics of monitoring systems for optical submarine cable systems L.162(ex L.coi) 新規 Microducts Technology and Its Applications in the Access Network Q.16 L.155(ex L.83) 改訂 Low impact trenching technique for FTTx networks Q.16 WP2 (10件) Q5 Q8 WP3 (27件) G.870/Y.1352 改訂 Terms and definitions for optical transport networks Q.3 G.8101/Y.1355 改訂 Terms and definitions for MPLS transport profile Q.3 G.808 新規 Terminology for protection and restoration Q.3 G.8032/Y.1344 (2015)Amd.1 改正 Ethernet ring protection switching:Amendment 1 Q.9 G.8131/Y.1382 (2014)Amd.2 改正 Linear protection switching for MPLS transport profile(MPLS-TP) :Amendment 2 Q.9 G.8011/Y.1307 改訂 Ethernet service characteristics Q.10 G.8012/Y.1308 (2004)Amd 2 改正 Ethernet UNI and Ethernet NNI:Amd 2 Q.10 G.8021/Y.1341 改訂 Characteristics of Ethernet transport network equipment functional blocks Q.10 G.8113.1/Y.1372.1 (2016)Cor 1 訂正 Operations, administration and maintenance mechanisms for MPLS-TP in packet transport network, Cor 1 Q.10 G.8121/Y.1381 (2016)Cor 1 訂正 Characteristics of MPLS-TP equipment functional blocks, Cor 1 Q.10 G.8121.1/Y.1381.1 (2016)Cor 1 訂正 Characteristics of MPLS-TP equipment functional blocks supporting ITU-T G.8113.1/Y.1372.1 OAM mechanisms, Cor 1 Q.10 G.8121.2/Y.1381.2 (2016)Cor 1 訂正 Characteristics of MPLS-TP equipment functional blocks supporting ITU-T G.8113.2/Y.1372.2 OAM mechanisms, Cor 1 Q.10 G.709/Y.1331 (2016)Amd.1 改正 Interfaces for the Optical Transport Network(OTN) :Amendment 1 Q.11 G.709.1/Y.1331.1 新規 Flexible OTN short reach interface Q.11 G.798(2012) 改正 Characteristics of optical transport network hierarchy equipment functional blocks Q.11 Amd 3 G.872 改訂 G.7701(ex G.cca) 新規 Architecture of optical transport networks Q.12 Common Control Aspects Q.12 G.8266/Y.1366 新規 Timing characteristics of packet master clock for frequency synchronization Q.13 G.813(2003)Cor 2 訂正 Timing characteristics of SDH equipment slave clocks(SEC) , Cor 2 Q.13 40 ITUジャーナル Vol. 46 No. 12(2016, 12) G.8262(2015) 訂正 Timing characteristics of a synchronous Ethernet equipment slave clock, Cor 1 Q.13 Cor 1 G.8272.1/Y.1367.1 新規 Timing characteristics of enhanced primary reference time clock Q.13 G.8273.2/ Y.1368.2 改訂 Timing characteristics of telecom boundary clocks and telecom time slave clocks Q.13 G.874.1 改訂 Optical transport network(OTN):Protocol-neutral management information model for the network element view Q.14 改正 Common equipment management function requirements:Amendment 1 Q.14 G.7710/Y.1701 (2012)Amd.1 G.7711/Y.1702 改訂 Generic protocol-neutral information model for transport resources Q.14 G.8052/Y.1346 改訂 Protocol-neutral management information model for the Ethernet Transport capable network element Q.14 G.8152/Y.1375 新規 Protocol-neutral management information model for the MPLS-TP network element Q.14 ■表6.今会合で同意された文書一覧(Texts agreed) 勧告番号 種別 標題 課題 WP2 (1件) Amendment I to G.663 改正(付録) Appendix II Transmission-related aspects Q.7 G.sup.59(ex G.sup.frc) 新規(補足文書) Guidance on optical fibre and cable reliability Q.5 WP3 (1件) G.Suppl.60(ex-G.Suppl.elpdni) 新規(補足文書) Ethernet Linear Protection Switching with Dual Node Interconnection Q.9 ■表7.今会合で削除された文書一覧(Texts deleted) 勧告番号 種別 標題 課題 WP3 (1件) X.87(2003) 削除 Multiple services ring based on RPR Q.9 ■表8.次回SG会合までに予定されている中間会合 課題 期日 開催場所 議論内容 SG15本会合 2017/6/19-30 Geneva, Switzerland 第1回全体会合 Q.2 2016/11/16-17 杭州、中国 Q.2全般 Q.2 2017/4/26-27 未定 Q.2全般 Q.4 2016/11/14-18 Hangzhou, China DSL/G.fast Q.4 2017/2/6-10 未定 DSL/G.fast Q.4 2017/4/3-7 未定 DSL/G.fast Q.15 2017/3/14-17 Geneva, Switzerland Q.15全般 Q.18 2017/1/10-13 Tel Aviv, Israel Q.18全般 Q.18 2017/4/19-22 China Q.18全般 Q.6 2017/1/16-19 Sunnyvale, USA G.698.2、G.metro、G.695、G.959.1等 Q.9,10,14 2017/4/3-7 東京、日本 G.8132、装置管理要求条件と情報モデル Q.11 2017/2/20-24 Vancouver, Canada G.798、G.709、Radio over OTN、ODUkサービス、G.Sup58、G.709.1FlexO拡張 Q.12,14 2017/2/20-24 北京、中国 SDN、ASON、DCN、装置管理要求条件と情報モデル Q.13 2016/12/12-16 上海、中国 Partial timing support、Transparent Clock、SyncE、Sync OAM Q.13 2017/3/27-31 San Jose, USA Q13全般 ITUジャーナル Vol. 46 No. 12(2016, 12) 41
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