資料1 仕様書

仕様書
ロボット・AI部
1.件名
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
インフラ維持管理・更新・マネジメント技術/
先端的な橋梁点検技術の開発の実証に関する検討
2.目的
本業務は、
「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)インフラ維持管理・更新・マネジメン
ト技術 研究開発計画」(以下、
「SIP」という)の「社会インフラの点検高度化に向けたインフラ構
造及び点検装置についての研究開発」における“効率的な橋梁点検を行うための対応手法の検討”
等を踏まえ、SIP 等において技術研究開発が進められている橋梁点検支援ロボットや橋梁3Dモデ
ル化の技術への適合性を考慮したインフラマーカーの検討を促進すると同時に、各種開発技術研究
開発の有効性をより高めるための技術評価・フィードバックを行うための現場実験の運営・技術評
価・比較整理を行い、橋梁点検分野におけるロボット技術等の有効性を更に高めることを目的とす
る。
3.内容
以下の各業務の実施においては、適宜 NEDO と相談の上、実施すること。
(1)計画準備
目的・趣旨を十分把握し、以下の項目を踏まえた上で、本仕様書に示す業務内容を確認し、
業務計画書を作成する。
①高さ25m程度以上の橋梁を1カ所選定して実施する計画とする。
②点検支援ロボットは6技術程度以上、3Dモデル化技術は3技術程度以上を想定した計画
とする。
③現場実験への参加対象となる開発者は、NEDO と協議の上決定する。
(2)実験現場の運営
高さ25m程度以上の橋梁を用いた実験現場を用意し、開発者が実施する点検支援ロボット
の実験について実験現場の運営を行う。
その際、現時点で考えられるインフラ向けマーカーの有無で、点検支援ロボットの取得する
画像データを用いた3Dモデル化技術について、(3)に示す情報整理が可能なように考慮す
ること。
なお、運営においては、以下の項目についても実施する。
①施設管理者への連絡、調整、使用許可申請
②施設管轄官庁、関係部署との調整、許可申請
③開発者との調整
④資機材等の搬入及び撤収
⑤現場機材の設営及び撤収(ミッション設定された場合は当該ミッションを含む)
⑥現場警備体制の計画、手配及び構築
⑦交通規制の対応、立ち入り規制の対応
⑧周辺住民との調整 等
(3)点検支援技術の評価及び3Dモデル化技術の比較整理
点検支援ロボットの点検精度や経済性について、「平成28年度次世代社会インフラ用ロボ
ット開発・導入に係る試行的導入(※)
」において検討している技術評価と同等の評価資料の
作成を行う。
また、これらの点検支援ロボットにより取得される画像等をもとに3Dモデル化する技術に
ついては、マーカーの有無におけるそれらのモデルの品質と経済性についての比較資料の作成
を行う。
(※)国土交通省により実施
(4)報告書作成
上記実施内容を明瞭に取りまとめ、報告書を作成する。
なお、本業務に係る全ての実施内容を通じ、別途実施している「平成28年度次世代社会イ
ンフラ用ロボット開発・導入に係る試行的導入(※)
」と密接な連携をはかり、情報共有及び
資料提供を密に行うこと。
(※)国土交通省により実施
5.事業期間
NEDO が指定する日から平成 29 年 3 月 17 日まで
6.予算額
1,500万円以内
7.成果報告書
提出期限:委託業務の完了した日の翌日から 60 日以内
提出部数:電子媒体 CD-R(PDF ファイル形式) 1 部
提出方法:「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従って提出のこと。
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html
8.報告会等の開催
委託期間中又は委託期間終了後に、成果報告会における報告を依頼することがある。
以上