大阪労働局 Press Release 羽曳野労働基準監督署発表 平成28年11月22日 最低賃金法違反の疑いで書類送検 ( 定 期 賃 金 を支払わなかった疑い) 平 成 2 8 年 1 1 月 2 2 日 、羽 曳 野 労 働 基 準 監 督 署( 署 長 尾 田 透 )は 、下 記 の と お り 合 同 会 社 H a n a フ ー ズ 及 び 同 社 の 実 質 的 経 営 者 A を 最 低 賃 金 法 違 反 の 疑 い で 、大 阪 地 方 検察庁に書類送検した。 記 1 被疑者 は な (1)合同会社Hanaフーズ 本 社 所在地 奈良県奈良市あやめ池南一丁目 南大阪工場 事 業 内 容 所在地 大阪府河内長野市寿町 食料品製造業 (2)同社の実質的経営者 A 2 違反条文 最低賃金法違反 同法第4条第1項 同法第40条(罰則) 同法第42条(両罰) 3 事件の概要 合 同 会 社 H a n a フ ー ズ の 実 質 的 な 経 営 者 A は 、同 社 の 事 業 全 般 を 統 括 す る 者 で あ るが、同社が経営する南大阪工場に勤務していた労働者1名に対する平成28年2月 1日から同年2月29日までの賃金合計約9万円を、所定支払期日である同年3月3 1日に支払わなかったものである。 4 参考事項 (1 ) 合 同 会 社 H a n a フ ー ズ 南 大 阪 工 場 で は 、 1 5 名 の ア ル バ イ ト を 雇 用 し て い た が、平成28年2月1日から同年2月29日までの1か月分の賃金が全く支払わ れなかったものである。 (2 ) 合 同 会 社 H a n a フ ー ズ 南 大 阪 工 場 は 、 平 成 2 8 年 2 月 2 9 日 に 閉 鎖 さ れ て い る。 (3 ) 適 用 法 条 文 は 、 別 紙 の と お り 。 別紙 適用法条文一覧 ○ 最低賃金法 第四条 使用者は、最低賃金の適用を受ける労働者に対し、その最低賃 金額以上の賃金を支払わなければならない。 2 最低賃金の適用を受ける労働者と使用者との間の労働契約で最低 賃金額に達しない賃金を定めるものは、その部分については無効と する。この場合において、無効となつた部分は、最低賃金と同様の 定をしたものとみなす。 3 次に掲げる賃金は、前二項に規定する賃金に算入しない。 一 一月をこえない期間ごとに支払われる賃金以外の賃金で厚生 労働省令で定めるもの 二 通常の労働時間又は労働日の賃金以外の賃金で厚生労働省令 で定めるもの 三 4 当該最低賃金において算入しないことを定める賃金 第一項及び第二項の規定は、労働者がその都合により所定労働時 間若しくは所定労働日の労働をしなかつた場合又は使用者が正当な 理由により労働者に所定労働時間若しくは所定労働日の労働をさせ なかつた場合において、労働しなかつた時間又は日に対応する限度 で賃金を支払わないことを妨げるものではない。 第四十条 第 四 条 第 一 項 の 規 定 に 違 反 し た 者 (地 域 別 最 低 賃 金 及 び 船 員 に 適 用 さ れ る 特 定 最 低 賃 金 に 係 る も の に 限 る 。)は 、五 十 万 円 以 下 の 罰 金に処する。 第四十二条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他 の 従 業 者 が 、そ の 法 人 又 は 人 の 業 務 に 関 し て 、前 三 条 の 違 反 行 為 を し た と き は 、行 為 者 を 罰 す る ほ か 、そ の 法 人 又 は 人 に 対 し て も 各 本 条の罰金刑を科す
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