2016 年 11 月 22 日 三菱化学の植物工場「Plant Plant™」、 フィンランドの五ツ星レストラン Savoy と共同マーケティングを開始 三菱化学株式会社 三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石塚 博昭、以下「当社」)は、このたび、フ ィンランドの五ツ星レストラン Ravintola Savoy(以下「Savoy」)との間で、当社の完全人工光型 植物工場システム「Plant Plant™」の実証試験および共同マーケティングを実施することをお知ら せいたします。 Savoy は 1937 年に開業したヘルシンキ有数の老舗高級レストランです。2010 年からレストラ ンのルーフトップガーデンテラスで、自家製マイクロハーブ*や食用花など年間で 50 種以上の植 物を栽培・収穫し、提供する独自のメニューに使用しています。 *マイクロハーブ:葉がまだ小さいうち(2~3cm)に収穫したハーブ しかし、ヘルシンキの冬は非常に厳しく毎年 10 月~5 月の間はテラスでの栽培が不可能で、冬 のシーズンはメニュー変更を余儀なくされていました。 Savoy は来年開業 80 周年を迎えますが、その記念事業の一環として当社のディスプレイ型植物 工場システムを店内に導入し、通年でハーブや食用花を栽培、メニューへの採用を見込みます。11 月下旬に播種を行い、約 3 週間後には収穫の見込みとなっており、収穫されるマイクロハーブや食 用花は、大晦日のディナーからお客様に提供される予定です。 一方、当社は Savoy から栽培データや顧客の反応などのフィードバックを受け、新品種の共同 開発および栽培方法の確立に取り組むとともに、「Plant Plant™」の北欧エリアでのプレマーケテ ィングも開始します。 今後も当社は、今回の実証試験およびマーケティングを契機に北欧エリアでの植物工場の可能性 を探ってまいります。 以上 【本件に関するお問い合わせ先】 ㈱三菱ケミカルホールディングス 広報・IR 室 TEL:03-6748-7140 <別紙> 【Ravintola Savoy とは】 ヘルシンキ市民が来店を憧れる、名実ともに「雲の上」のスカイレストラン。Savoy はヘル シンキの一等地、エスプラナディ通り沿いの建物の 8 階に 1937 年からお店を構える老舗レスト ランで街並みを見下ろしながら、フィンランドの新鮮な魚介類だけでなく、開業当時すでに国 内外で名声を得ていたアイノ&アルヴァ・アールトが手がけた空間デザインやノルウェー文化 を堪能していただけます。古くからの伝統を守りながらも時代の変化を敏感に読み取って変革 し続けており、この数年の革新の証でもあるルーフトップガーデンで収穫されるハーブや蜂蜜 を活かした料理を提供するなど、業界のリーディングレストランの地位を確立しています。 【完全人工光型植物工場「Plant PlantTM」】 「Plant Plant™」は、LED 照明や自動化設備など、三菱化学の関連技術を全て搭載したシス テムです。LED 照明の光で植物の光合成を促す完全人工光型で、光のほかにも温度、湿度、養 分などの育成環境を最適な状態に制御することにより、気候に左右されることがなく、年間を 通じて同じ品質の野菜を栽培することができます。また、収穫、混合、計量、包装などを全て 自動化し、土を使わない水耕栽培で、かつ農薬を使用しないため、洗わなくても食べられる安 心・安全な野菜をお届けすることができます。 【植物工場の写真】
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