経費管理システムに Concur Expenseを導入し、 グローバル競争に勝ち抜くための業務改革実現へ 情報機器事業をはじめとして、ヘルスケア事業や産業用材料・機器事業など、 グローバルでさ まざまな事業を展開するコニカミノルタ株式会社。グローバル競争に勝ち抜くための業務改革 を実現する豊富な機能を評価して、新たな経費管理システムに 「Concur Expense」 を採用。業務 の標準化や生産性・操作性の向上、 ワークスタイル変革などの業務改革を推進している。 コニカ ミノルタ本体6,000名での利用に加え、国内外グループ約80社への展開もスタートしている。 グローバル競争に勝ち抜くために コーポレート機能の変革を推進 「新しい価値の創造」を経営理念に、1873年の創業以来培ってきた多彩な技術を活 用して、情報機器や産業用光学システム、ヘルスケアなど、 さまざまな分野の事業を展 開するコニカミノルタ株式会社。世界50ヵ国に開発、生産、販売拠点を有するグローバ 会社名 コニカミノルタ株式会社 業種 製造業 従業員数 6,198名 (2016年3月現在・単体) 43,332名 (2016年3月現在・連結) ル企業だ。 住所 同社では従来、自社で開発した経費管理システムを用い、経費管理業務を行ってき 〒100-7015 た。2001年に構築された経費管理システムは同社の業務効率化に長く貢献してきたが、 近年になっていくつかの課題が見えてきたという。 コニカミノルタ株式会社 経営品質推進部 グループリーダーの山川 謙一氏は、 「従来 のシステムでは、 海外渡航費の処理業務が対象外で、 手作業による入力が必要でした。 ま た、 海外の会社がシステムの対象外ということも課題でした」 と振り返る。 コニカミノルタでは、 中期経営計画「TRANSFORM 2016」 の基本方針の一つである 「強靭な企業体質の確立」の一環として、熾烈なグローバル競争に勝ち抜くためにコー ポレート機能の変革を推進している。歳月の経過により陳腐化した経費管理業務につい ても変革が必要と考え、 検討を進めていた。 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー ホームページ http://www.konicaminolta.jp/ 《導入製品》 Concur Expense Concur Request Concur Business Intelligence 《Concur を選択した理由》 ・明確な狙いと豊富な機能による、 業務改革を実現できる豊富な機能を評価して Concur 採用を決定 さまざまな経費管理システムの検討を進める中で同社が出会ったのが「Concur」 で 業務改革実現への期待感 ・国内外での豊富な導入実績、 グローバル同時展開への安心感 ・Concur とそのスタッフに対する信頼感 ある。 Concur より提案を受け、 2015年9月に採用を決定。 経費精算を全自動化する 「Concur Expense」 に加え、経費支出分析をサポートする 「Concur Business Intelligence」、 経費事前申請・承認の 「Concur Request」 を導入することとした。 採用の一番の理由を山川氏は「明確な狙いと豊富な機能による、業務改革実現への 期待感」 と語る。 業務改革実現のための狙いは業務の標準化、生産性・操作性の向上、ワークスタイ ル変革、ガバナンス強化、コストの可視化・圧縮、グループ/グローバル統合、IT戦略 (SaaSシフト)の7つだ。Concur の導入によりこれら業務改革を実現できるという期待 感が採用の大きな理由となった。 写真左より、吉澤維記氏 (IT企画部) 、 大久保茂宏氏 (コニカミノルタ情報システム (株) ) 、 斉藤朋之氏 (経営品質推進部) 、 井上佳也氏 (経理部) 「Concur は業務改革を実現するための機能が豊富に揃っています。 また Concur のスタッフはプロジェクト推進が手馴れていて確実でしたし、 顧客視点の営業姿勢やチームワークの良さに安心感が持てました」 コニカミノルタ株式会社 経営品質推進部 グループリーダー 山川 謙一氏 加えて、 「コンカーは国内外で豊富な導入実績があり、グロー 性向上のためには業務プロセスのさらなるブラッシュアップが必 バル同時展開することにも安心感があります。また、営業や技術 要だと考えている。例えばe文書法の規制緩和により、 スマートフォ 担当者も非常に優秀で信頼感がありました」 と山川氏は採用の ンで撮影することで領収書を電子化し、紙の領収書を破棄できる 理由を付け加える。 ようになるが、 まだ紙の領収書は一定期間の保管が必要となる。 そ さらに、同社の情報機器事業への貢献期待も採用の要因になっ のような状況で従業員の負担がかからない業務プロセスをいかに たという。同社の提供しているタスクオートメーションツール 設計するかがポイントとなる。 ワークスタイル変革は、導入したこと 「Dispatcher Phoenix」を利用することで、領収書の原本を で達成した面もあるが、BYOD(個人所有デバイス)の拡大が課題 コニカミノルタの複合機でスキャニングして、領収書の電子デー となっている。 コストについては、可視化は導入により実現、今後は タをConcur Expenseの個人別データストレージに自動格納す 交通費・交際費に狙いを定めて、 どういう風にコスト圧縮をしてい ることが可能だ。 くのか、PDCAを運用していくことが必要であると山川氏は言う。 「Concur Expenseでの領収書やレシートのデータ取り込みは スマートフォン前提ですが、スマートフォンを持たない社員や、 顧客視点の営業姿勢や 取り込むべき領収書が非常に多い社員もいます。Dispatcher チームワークの良さも高く評価 Phoenixを利用すれば、Concur Expenseへの領収書データ格納 プロセスを効率化できます」 と山川氏は語る。 本社6,000名での利用に加え、 国内外のグループ会社での Concur 導入に着手 本社での導入を完了し、 国内外のグループ会社での導入プロジェ クトが進む今、 山川氏に Concur に対する評価を聞いた。 「Concur は業務効率化に向けての狙いが明確で、その狙いを実 現するための豊富な機能があり、何でもできるという印象です。 グ ローバル展開視点でも、多言語対応や他通貨対応など、基本的な Concur の採用決定後、 要件定義、 設定・開発、 テスト、 トレーニン 機能が申し分なく揃っており、導入においてシステム上の致命的な グなどのステップを経て、2016年5月に導入が完了、 コニカミノル 制約が少ないことは大きなメリットです。 また、導入プロジェクトの タ本体の約6,000名規模での利用がスタートした。 推進にあたっては、Concur のスタッフはプロジェクト推進が手馴 同時に、 2015年度下期からはグループ会社への Concur 導入プ れていて確実でしたし、技術的な質問や対応可否などの回答も迅 ロジェクトもスタート。 対象となるのは国内外のグループ会社約80社だ。 速で的確でした。顧客視点の営業姿勢やチームワークの良さに安 「80社を4つのプロジェクトに分け、 半期ごとにスタートする形で、 2年掛 心感や信頼感を持てました」 と山川氏は評価する。 けて導入していきます。 現在は国内グループ会社18社、 海外グループ会 最後に山川氏に、Concur 導入のポイントを聞いた。 「Concur を 社4社で Concur 導入プロジェクトが進んでいます」 と山川氏は話す。 導入する際に重要なのは、 的確な業務設計です。 申請者/承認者/ 本社での Concur 利用がスタートして約半年。現在は運用の定 改革者の各視点からバランス良く設計しなければなりません。 申請 着、安定化のフェーズに入っており、 すでに業務改革が達成されは 者の立場に寄りすぎれば改革が進まず、改革者の立場で進めると じめていると山川氏は評価する。 業務に支障が出かねません。 バランスが大切です」 と話す。 そして、 「7つの狙いのうち、業務の標準化、 グループ統合、 ガバナンス強 生産性の向上やコスト削減を実現していくためには、PDCAを回し 化、 SaaSシフトについては、 Concur を導入した段階で文句なく実現 て改善を続けていくことが大切であるとも山川氏は指摘する。 したと考えています。他の3項目については、課題はあるものの実 Concur ではこれからも、 同社の Concur 運用、 さらなる活用を 現しつつあるという段階です」 と山川氏。 支えていくとともに、 グローバルでの導入をサポートし、同社コー 生産性・操作性の向上については、達成しつつあるものの、生産 ポレート機能の変革推進を支援していく。 株式会社コンカー 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル 11F TEL : 03-4570-4600 FAX : 03-6206-3199 www.concur.co.jp
© Copyright 2024 ExpyDoc