「四国遍路」小学生向けパンフレット作成業務委託仕様書(PDF

日本遺産『四国遍路』小学生向けパンフレット作成業務委託仕様書
1 仕様概要
本仕様書は、「日本遺産『四国遍路』小学生向けパンフレット作成業務」の
業務内容及び要件等を定めるものであり、事業者は、本仕様書に従って業務を
執行する。
2 業務の内容
(1) 業務名
日本遺産『四国遍路』小学生向けパンフレット作成業務
(2) 業務の目的
日本遺産に認定された「『四国遍路』~回遊型巡礼路と独自の遍路文化~」
について、未来を担う小学生向けにわかりやすいパンフレットを作成し、理
解を深めることにより、四国が誇る遍路文化を将来にわたり、守り、承継し
ていくことを目的とする。
なお、作成したパンフレットは、主に四国4県において、小学生向けの各
種イベント等で配布するほか、本会のホームページに掲載し、広く周知する
こととしている。
≪「四国遍路」~回遊型巡礼路と独自の遍路文化~ストーリーの概要≫
弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の
四国を全周する全長 1,400 キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡
礼路であり、札所への巡礼が 1,200 年を超えて継承され、今なお人々により
継続的に行われている。四国の険しい山道や長い石段、のどかな田園地帯、
波静かな海辺や最果ての岬を「お遍路さん」が行き交う風景は、四国路の風
物詩となっている。
キリスト教やイスラム教などに見られる「往復型」の聖地巡礼とは異なり、
国籍や宗教・宗派を超えて誰もがお遍路さんとなり、地域住民の温かい「お
接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師
の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を
見ない巡礼文化である。
3 実施主体
四国遍路日本遺産協議会
4 事業費(委託料)
1,999,000 円(消費税及び地方消費税額を含む。)を上限とする。
5 実施方法
公募型委託
6 委託期間
契約締結の日から平成 29 年3月 15 日まで
7 業務範囲
本業務は、次に掲げる業務を範囲とする。
(1) 小学生向けパンフレットの作成
(2) 業務実施報告
8 業務内容
業務項目ごとに、最低限必要な要件を定める。業務の詳細については、事業
者のより良い提案をもとに、協議の上、決定する。
(1) 小学生向けパンフレットの作成
日本遺産『四国遍路』小学生向けパンフレットの企画、取材、編集、デ
ザイン、製版、印刷、梱包、発送を行う。
また、印刷原稿として使用できる印刷データ(JPEG、PDF、イラ
ストレーターの全てに変換したもの)をCD-ROM等に書き込んで納入
する。
ア 規 格
A4版・4色カラー、マットコート紙・90kg
イ 内 容
・ 内容には以下の内容を含むこととする。
○
○
日本遺産「四国遍路」とは
四国遍路の歴史
・ 空海修行の地
・ 僧の修行と信仰
・ 僧修行から民衆遍路へ
○ 四国遍路の姿とこころ
・ 札所と遍路道
・ 巡礼
・ 霊験・お接待
・ 四国遍路の姿
・ ページ数は表・裏表紙を含み 12~16 ページ程度とする。
・ 小学校4年生~6年生を主な対象とし、理解しやすいよう、平易
な文章とするほか、写真・イラストを積極的に活用すること。また、
難しい漢字にはふりがなをふること。
・ 日本遺産ロゴを掲載すること。
ウ
印刷部数
1,000 部 (印刷データを格納した CD-ROM 10 枚を含む。)
エ
校正
内容に誤りがないよう、十分な校正を行うこと。
オ
その他
作成した印刷原稿の所有権は協議会に所属し、別の事業者に印刷発注、
増刷を行うことが出来るものとする。
(2) 業務実施報告
本業務完了時には、実績報告書に次の成果物を整備して本会へ提出する
こと。
ア パンフレット 1,000 部
四国遍路日本遺産協議会各県支部(徳島県政策創造部総合政策課、高
知県総務部政策企画課、愛媛県企画振興部地域振興局地域政策課、香川
県政策部文化振興課)に各 250 部ずつ
イ 印刷データを格納したCD-ROM 10 枚
四国遍路日本遺産協議会愛媛県支部(愛媛県企画振興部地域振興局地
域政策課)
9 業務の実施
業務の実施に当たっては、本会と必要な協議及び打合せを行い、その指示に
従って業務を進めるものとする。
10 事業計画書及び報告書の提出
(1) 受託事業者は、契約締結後遅滞なく企画提案書をもとに、具体的な業務内
容について、本会と協議の上、委託契約書に定める「事業計画書」を作成し
て提出すること。
(2) 委託業務完了後、委託契約書に定める「実績報告書」を作成し、本会の検
査を受けること。
(3) 本会は、必要がある場合は、受託事業者に対して委託業務の処理状況につ
いて調査し、又は報告を求めることができる。
11 再委託の可否
受託事業者は、本業務の一部を第三者に再委託することができる。この場合
において、再委託先ごとの業務内容、再委託先の概要及びその体制と責任者を
明記の上、事前に書面にて報告し、本会の承諾を得なければならない。
12 成果物の帰属及び秘密保持
(1) 業務の実施による成果物は、著作権上の権利関係を済ませた上で提出す
ること。それらに関する紛争が生じた場合は、受託事業者の責任において
対応するものとし、本会は責任を負わない。
(2) 受託事業者が本業務で制作した作品の著作権(著作権法第 27 条及び第
28 条に規定する権利を含む。)及び使用権は、原則として、本会に帰属す
る。
なお、同会と受託事業者が協議の上、当該著作権を本会に帰属させるこ
とが困難なものについてはこの限りではない。
(3) 受託事業者は、本会に無償譲渡する(2)の著作権法上の権利を、本会以外
の第三者に譲渡してはならない。
(4) 本業務に関し、受託事業者から本会に提出された計画書等は、本業務以
外の目的で使用しない。
(5) 本業務に関し、受託事業者が本会から受領し又は閲覧した資料等は、同
会の了解なく公表又は使用してはならない。
(6) 受託事業者は、本業務で知り得た業務上の秘密を保持しなければならな
い。
13 個人情報に関する取扱い
本業務の履行及び作成された成果物における個人情報の取扱いについては、
以下に定めるとおり取り扱うものとする。
(1) 本業務で利用する個人情報については、その必要性を十分検討し、必要最
小限にするとともに、個人の権利及び利益を侵害することのないよう配慮す
るものとする。
(2) 本業務で利用する個人情報については、当該個人情報を正確なものに保つ
よう努めなければならない。
(3) 本業務で利用する個人情報については、登録された個人情報について本人
が確認する手段を講じ、過誤等のあるときは、本人の請求に基づき削除又は
訂正ができるものとする。
(4) 個人情報については、収集から廃棄に至るまで適切に取扱うものとする。
(5) 上記に定めるもの以外については、愛媛県個人情報保護条例(平成13年愛
媛県条例第41号)の例による。
14 留意事項
・本業務の中で使用する画像や技術等において、既に他者が著作権、所有権
等を有する場合、必要な全ての権利処理は受託事業者において行うことと
し、これらに必要な費用は受託者の負担とすること。
・撮影の手配、撮影上必要となる許可申請などの手続き等は、受託事業者に
おいて行うこと。
・成果物の引き渡し後1年の間に、成果物に瑕疵がある場合は、本会と協議
の上、修正等必要な措置を無償で講ずること。
・受託事業者は、業務の実施に当たっては、本会と常に密接な連絡を取り、
十分な打ち合わせを行うこと。
・受託事業者は、業務の実施に当たり、仕様書等に疑義を生じた場合は、本
会と協議の上、実施するものとする。