「設計図と参考図等の取り扱い」の方向性がまと

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Press Release
平成28年11月21日
第10回 設計業務品質確保に関する研究会で
「設計図と参考図等の取り扱い」の方向性がまとまりました
北陸陸地方整備局では、平成28年11月16日(水)に第10回設計業務品質確保
に関する研究会を開催しました。
「設計図と参考図等の取り扱い」については、これまで本研究会で検討してきたところ
ですが、今回、以下のとおり方向性がまとまりましたのでお知らせします。
なお、詳細な分類や具体的な図面ついては、年内にとりまとめ、年度内を目途に関係
者に周知する予定です。
Ⅰ 検討の背景
「設計図」
「参考図」等の取り扱いについては、設計要領〔共通編〕
(H23.9 北陸地方整
備局)に掲載の「設計書添付図面等作成要領」で定めていますが、図面の作成に係る「設
計者」
「発注者」
「施工者」の責任区分があいまいなため、工事発注後、施工者が行う「設
計図書の照査」の結果、当初設計図に明示された条件と実際の現場条件が一致せず「設
計図の変更・追加」が必要となった際、その責任が全て「設計者」に課せられるケース
があり、設計者の負担になっているという問題がありました。
本研究会では、これら設計図、参考図を始めとする各図面について、その定義をより
明確にするため
「設計書等添付図面等作成要領の取り扱い」
について議論してきました。
今回の研究会で示された方向性は次のとおりです。
Ⅱ 設計書添付図面等作成要領の取り扱いについて
1.図面の分類と定義
現在、設計書等添付図面作成要領で定めている「設計図」
「参考図」
「変更設計図」
1
「完成図」に加え、新たに施工者が必要に応じて自らの裁量で任意に作成する「施工図」
について、それぞれ「図面の定義」及び「図面の作成者と責任区分」を明確にする。
2.図面作成にあたっての留意点
「1.図面の分類と定義」に基づき、各種図面を作成する際に留意すべき事項(責任
区分とその作成費用を負担する者など)を整理する。
Ⅲ 今後の予定
今回の研究会では「設計書添付図面等作成要領の取り扱い」について、その方向性が
まとまりました。
今後は、研究会で示された方向性を踏まえ、年内に「詳細な分類」や「具体的な図面」
をとりまとめ、年度内を目途に関係者に周知する予定です。
【同時FAX先】
(株)建設速報社、 新潟建設工業新聞社、 日刊建設通信新聞社新潟支局、
日本工業経済新聞社新潟支局、 日刊建設工業新聞社北陸総局、 建設ジャーナル社、
産業新聞社信越支局、 鉄鋼新聞社新潟支局、 北陸工業新聞社新潟支局
【問合せ先】
設計業務品質確保に関する研究会 事務局
国土交通省 北陸地方整備局 企画部 TEL:025-280-8880(代)
技術管理課長
土 田 稔(内線3311)
技術管理課長補佐 小 幡 淳(内線3313)
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