お助け門

橋詰 薫
〒381-2212 長野市小島田町278-1
伊東産業株式会社長野支社 TEL(026)283-0365 FAX(026)283-0369
水門開閉機(巻上機)
システムの総合技術で美しい明日を育みつづけて
お助け門
電子メール [email protected] 当地から望む、北アルプス・鹿島槍ヶ岳
伊東産業(株)長野支社 支社長
ホームページ http : //itosangyo.o.oo7.jp/
C(アリック)技術認証取得
(ARIC NNTD 登録番号:1138)
号:1138
はじめに
(NETIS 登録番号:KT-150093-A)
資料請求先 TEL(026)283-0365
今までの手動式による水量の調
●「お助け門」の主な特長
弊社の水門管理、自動開閉装置
整管理、あるいは現在の電源による
水門の自動開閉装置「お助け門」
は、平成20年に斜樋式ゲートを長
自動開閉式装置もありますが、その
の特長は別途記述しますが、大別し
野県千曲市八幡地区里山の、
「ため
多くは手動式です。
てみると、①自動化する電源をソー
池」に設置、水門管理事業に長い間
弊社は、このことからソーラー発
ラー発電より取り入れ。②既存の手
の研究開発から実施の段階に移り
電による自動開閉装置「お助け門」
動式を自動化に。③水位計による、
ました。
はコストを抑え、電源の取れない場
水量調整の自動化。④敷設工事の
(株)長野支社 支社長
以来ソーラー発電による水門の自
当地から望む、北アルプス・鹿島槍ヶ岳
所でも、また、既存の水門の一部改
短縮化。⑤既存のシステムより、ロ
動開閉装置「お助け門」は県内外の
修を短期間で自動化にする事が出
詰 薫
ーコストでなどの点を考え開発を進
関係当局から引き合いがあり、
弊社
来るのでは、との考えに行政と一致
めてまいりました。
今までの手動式による水量の調
に
●「お助け門」の主な特長
装置外観
巻上げ装置
整管理、あるいは現在の電源による
の水門管理、自動開閉装置
水門の自動開閉装置「お助け門」
ソーラー発電による新システムの導
を見たところであります。
自動開閉式装置もありますが、その
成20年に斜樋式ゲートを長
豪雨時の安全・迅速な開閉
入を積極的に検討される自治体が
曲市八幡地区里山の、
「ため
多くは手動式です。
の特長は別途記述しますが、
大別し
遠隔操作の利点
てみると、①自動化する電源をソー
農業用水や生活用水に設置される水門は、水門の開閉ハン
新システムにより遠隔操作が可能となり、減災の点からも
増えました。
●「お助け門」開発テーマ
弊社は、このことからソーラー発
設置、水門管理事業に長い間
ラー発電より取り入れ。②既存の手
ドルを人力で操作、もしくは操作盤による機械制御で開閉さ
注目されている。本体に取り付けたカメラ(オプション)を
水源管理は、
・③水位計による、
電による自動開閉装置
「お助け門」その時々の降雨量
開発から実施の段階に移り
動式を自動化に。
せるのがほとんどで、労力や時間がかかる。また自動開閉装
使用すれば、24時間、パソコン・スマートフォン・タブレッ
置も少しずつ普及してきているが、電源の供給やコスト面な
トなどから水門現場の状況を確認することができ、台風シー
はコストを抑え、
電源の取れない場
水量調整の自動化。
④敷設工事の
ゲリラ豪雨、
地震、雪解け水・ため
どで課題が多い。
ズンなどに、わざわざ現場に足を運んで水量の増減を確認す
所でも、また、既存の水門の一部改
ソーラー発電による水門の自
短縮化。⑤既存のシステムより、ロ
池水量など考えられ、
また水の必要
「お助け門」は、ソーラー発電した電気を小型バッテリー
るといった危険からも解放される。また、地震により水門に
修を短期間で自動化にする事が出
装置「お助け門」は県内外の
ーコストでなどの点を考え開発を進
に充電した独立電源で駆動するモーターにより、小型ゲート
異状が発生するなどの緊急時にも即時対応できるなど、遠隔
とする時期にも水の管理は重要であ
来るのでは、
との考えに行政と一致
局から引き合いがあり、
弊社
めてまいりました。
(扉体面積10㎡未満)の水門を開閉させる装置で減速機装置・
操作による利点は数多い。
ります。
ゲート操作盤・水位検知センサーで構成される。水位自動測
を見たところであります。
ー発電による新システムの導
定装置を備えた小型水門用で、豪雨時などの増水時に水位を
極的に検討される自治体が
以上のことから水源管理の省力
自動測定し、所定の水位になると水量を自動的に検知し、自
した。
●「お助け門」開発テーマ
化をはかり、自動化することができる
動的に水門を開閉させることができる。インターネットによ
水位検知センサー
水源管理は、その時々の降雨量・
る遠隔監視操作も可能で、豪雨時に水門の開閉を安全かつ迅
かが、弊社に課せられた開発の大き
速に行えるようになる。手動水門の型式を問わず取り付ける
ゲリラ豪雨、地震、雪解け水・ため
ソーラーパネル
なテーマとなり
ました。
ことができる。
構造がシンプルなため維持管理も容易である。
池水量など考えられ、
また水の必要
(一財)農業農村整備情報総合センター(ARIC)が運営
とする時期にも水の管理は重要であ
●「お助け門」の開発経緯
する農業農村整備民間技術情報データベース(NNTD)に登
り
ます。、長野県・山梨県を中心に実
用水路・排水路に係る水量調整
録されており(登録番号1138)
以上のことから水源管理の省力
績を重ねている。
。
が適切に行われ、安定した農業用
化をはかり、自動化することができる
水として、また豪雨等による水災害
システムの特長
かが、弊社に課せられた開発の大き
水位検知センサー
↑水位検知センサー
1.農業用水等の安全な水量管理
から守ると言う観点から、
開発は必
ーパネル
なテーマとなりました。
減速機装置→
水門の開閉操作を、作業員による機械の操作から、水位を
検知して自動的に開閉する方式へと変えた。その結果、豪
路・排水路に係る水量調整
雨時などに、作業員が水門に行かずに、安全に用水路等の
に行われ、安定した農業用
流量管理ができるようになる。
助け門」の開発経緯
要であると考えました。
減速機装置
て、また豪雨等による水災害
2.稼動の確実性と環境負荷の低減
開閉装置電源を、電線が必要な外部電源から太陽光発電に
ると言う観点から、
開発は必
よる独立電源に変えた。その結果、停電時にも水門管理が
可能となった。太陽光を利用するため、
環境負荷も小さい。
3.コスト低減
既存の水門への取付けが可能で、水門自体の取替えは不要
であり、
また電柱・電線が不要のためコストを低減できる。
ると考えました。
減速機装置
ソーラー電源によりバッテリーを駆動
バッテリーは二輪車などに使用される24V の小型タイプで、開
発では省電力で大きな水門を動かす装置の作製に苦心した