H27.10 Vol.4 慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease)外来を開設しました! 新病院での平成28年1月透析開始に向けて、10月1日当院へ赴任いたしました。 慢性腎臓病(CKD)は、病気が進行して末期腎不全となり、透析が必要になるばかりか、心筋梗塞 や脳卒中などの心血管疾患のリスクを高め、生命の危険やQOLの低下につながります。 国内の透析患者さんは31万人を超え、依然増加傾向にあります。高齢化や生活習慣病を背景にCKD患 者さんは1300万人以上と言われ、国民の8人に1人がCKDです。透析や心血管疾患にならないためにも、 当院にて診断・治療方針の決定を行います。 その後2~6ヶ月に1回の受診、生活指導や栄養指導、貧血治療やリン吸着薬などの薬剤調整を行い、 経過を見ながら本人と家族に腎代替療法(透析、腎移植)の説明、意思の確認を行います。 無症状の進行してしまうCKD患者さんのお役に立てるように頑張りたいと思いますので、 今後ともよろしくお願いいたします。 当院ご紹介の目安 または 人工透析センター部長 越智 誠 越智 誠 CKD診療ガイドライン ●腎臓専門医への紹介● ① 尿蛋白/Cr比 0.5g/gCr以上、または尿蛋白(2+)以上 ② eGFR 50(mL/min/1.73㎡)未満 ③尿蛋白、尿潜血ともに陽性(1+以上) CKD進行度を調べてみましょう! 尿検査 主に蛋白の量を調べる ①尿蛋白陽性など 腎機能に異常がある 血液検査 クレアチニン(老廃物)の値を調べる ★GFRは、糸球体ろ過量と いい腎機能を示す指標です。 eGFRは、推算糸球体ろ過 量(値)の略語で、血清クレ アチニン値(Cr)と、性別、 ②GFRが60( mL/分/1.73㎡ ) 未満に低下している ①②のいずれか、または両方が3ヶ月以上持続する場合 慢性腎臓病 CKD 広島鉄道病院 Hiroshima General Hospital of West Japan Railway Company
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