鶴岡女子駅伝通信 Vol.120 2016年11月15日発行

鶴岡女子駅伝通信
Vol.120
2016年11月15日発行
選手1人にコーチ1人、ここ数年鶴岡ではそういったスタイル
で実力を伸ばす選手が増えてきました。親子、親戚、地域の
駅伝メンバー同士、それぞれの関係は様々でしたが、砂奈さ
んも航輝コーチとトレーニングをともにすることで急激に力をつ
けた選手です。コーチングのきっかけは前回の女子駅伝反省
会、市内の居酒屋で砂奈さんのお母さんに依頼されたからと
か。冬場から練習を開始するやいなやその才能はあっという
間に開花!鶴岡田川地区では他の中学メンバーの追随を許
さない、圧倒的な強さで今年のトラックシーズンを送ってきまし
た。スピード練習も抜群に強く、インターバルのラストでは美齢
さんを置き去りにするほどです。県レベルの大会でも砂奈さん
を超えるストライドを持った女子選手は見当たりません。どん
なハイペースだろうと全く物怖じせず(考えず?)着いていく
レーススタイルも、ストライド以上に大きな可能性を感じさせま
す。航輝コーチから指示されたメニューは1人でも必ず実施し、
毎日欠かさずLINEで細かな練習報告と、競技に関しては意
外や大変真面目な砂奈さん。ところが周りに他の選手やコー
チがいると態度急変、普段は仲良しの航輝コーチにずいぶん
なツンツン状態… 絶対的な信頼と対照的な行動、そのツンデ
レっぷりは微笑ましいものすら感じさせてくれます。
「今日ぜったい○○ちゃんに負ける―!」 「だってさーー!」
走る前の弱気な発言も、走った後の言い訳も、どちらもとても
多い選手です。でもそれはきっと勝利の喜びや負けの怖さを
人一倍敏感に感じるからではないでしょうか。負けるのが怖い
自分、そして本当は勝ちたい自分。両方の自分を受け入れた
時、本当の実力が発揮できるはずです。駅伝はトラックレース
と違い周りに人がいない、まさに自分との戦いになります。今
まで頑張ってきたこと、コーチ達が伝えてくれたことに自信を
持って自分ができる限界の走りだけを求めれば、砂奈さんは
もうすでにこのチームで一番強い選手かもしれません。
長谷川 砂奈(ハセガワ サナ)さん 豊浦中 2年生
Q1.3000mの今期ベストタイム Q2.私の走りの「ここを見て!」
Q3.憧れの先輩や尊敬する選手 Q4.好きな芸能人やアイドル
Q5.将来の夢 Q6.サポーターの皆さんへ一言お願いします!
A1. 10分31秒24 A2.おっきなストライド(コーチ談)
A3.須貝美齢ちゃん A4.チップとデール A5.バイキンマン
A6.最後まで、がんばります。
・メーカーとシューズの名前(サイズ)
→ASICS ソーティマジックVR (24.0㌢)
・気に入っているところやエピソード
→めっちゃ赤のところ
去年の選考会で冬季
走路に寝そべってい
た姿。たしかにこの時
今の走りは想像でき
なかったも…
~お母さんからの手紙~ 長谷川 美幸さんより
あれこれ考え(られ)ず思いきりのよい
フロントランこそ砂奈スタイル!駅伝も
その勢い期待してます!!
女子駅伝メンバー入りおめでとう!!去年の選考会で冬季走路に寝そべっ
ていた姿からは想像できないくらい頑張って練習した成果ですね。お母さんだ
けでなく、家族はもちろんコーチや周りの人達もとても喜んでいます。コーチに
練習を見てもらうようになった頃は10分Jogも飽きて走れなかった砂奈も、今
では毎日出してもらうメニューを地道にコツコツとこなせるまでになりましたね。
砂奈はやれば出来るので、今持っている力を出しきってメンバーみんなと最
高の結果が残せるようにしっかり走ってください。みんな応援してるよ。
がんばれ砂奈。