2009 年度

2009 年度
日 本 史
■ 大学・学部(日程):筑波大学(前期)
■ 出題構成(時間/配点):
人文・文化学群比較文化学類、社会・国際学群社会学類=120 分/400 点
人文・文化学群人文学類=120 分/300 点
人文・文化学群日本語・日本文化学類、社会・国際学群国際総合学類、人間学群教育学類、
人間学群心理学類、人間学群障害科学類、生命環境学群生物資源学類、情報学群知識情報・図書館
学類=120 分/200 点
大問 No.
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
形式
論述 400 字
論述 400 字
論述 400 字/史料
論述 400 字
分野・内容、等
縄文∼古墳時代の社会の変化
承久の乱前後の朝幕関係
末期養子の禁とその緩和
対日占領政策の転換
難易度
標準
標準
標準
標準
変化
→
→
→
→
※難易度変化…↑難化/→昨年並み/↓易化
■ 出題傾向:
・時代別:例年、Ⅰが古代、Ⅱが中世、Ⅲが近世、Ⅳが近・現代で、どの時代からも満遍なく出題さ
れる。今年度はⅣは昭和戦後史からの出題であった。時代をまたがったテーマ史の出題は
ほとんど見られないが、扱われる事項は広い視点から説明すべきようなものが多い。
・分野別:数年単位で見ると、政治史、社会・経済史、外交史、文化史と満遍なく出題されている。
・難易度:ここ数年あまり大きな変化はなく、論述としてはスタンダードなテーマが問われ、標準的
なレベルである。制限字数は長めだが、教科書を丁寧に学習し、論述問題の演習をしてお
けば、かなりの高得点も期待できるレベルである。
・解答形式:すべて 400 字の論述形式である。2∼3行程度のリード文と4つの指定語句で構成さ
れる論述問題が主流である。史料問題が出題される場合は、史料の内容理解も必要と
なる問題が出題される。
■ 近年の出題傾向の変化の有無・方向:
ここしばらく、出題傾向に大きな変化は見られない。歴史的重要事項をテーマとして設定し、400 字
で論述させる形式が定着している。
■ 2009 年度入試の特記事項:
・ 今年度は政治史の出題が多く,外交史・経済史・文化史の比重が小さかった。
・ Ⅰは,2000 年度に「縄文∼奈良時代の葬法」という類似したテーマが出題されていた。
■ 求められる力とその養成:
各論述問題とも比較的標準的な主題に基づいて出題されているのが特徴である。しかし、各論述問題
ともに 400 字(総計 1600 字)というかなり多めの制限字数になっているので、試験時間内に制限字数
で的確にまとめる力をつけるためには、十分な問題演習の積み重ねが求められる。過去に出題されたテ
ーマと類似した問題が出題されることもあるので、過去問対策も行っておきたい。
このところ、比較的長期にわたる事項の経過・展開を論述させる問題が出題されている。このような
問題に対応するためには、教科書などを利用して歴史全体の流れを把握しておく必要がある。歴史事項
の暗記に留まらず、原因・背景・結果・影響・歴史的意義などを意識して学習を進めたい。また、史料
問題の出題も多いので、日頃から史料集を確認するなどして、史料を読み取る力もつけておきたい。