スペースたんぽぽ学習会 講座 NO.441 福島の放射能汚染 ~ 年20mSv を下回れば人が住めるのか? ~ 講師:小澤洋一さん (南相馬・20ミリ撤回訴訟原告団事務局長) プロフィール:福島県南相馬市原町区在住、 ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト共同代表 国(原子力災害対策本部の内閣府原子力被災者生活支援チーム/原子力災害現地対策本部)は、 年 20mSv を下回るのが確実だとして、放射能の汚染地域に住民の帰還政策を推し進めています。 ICRP(国際放射線防護委員会)の 1990 年勧告では、公衆の被ばく限度は年 1mSv(特殊な状況で は、5 年間にわたる平均が年あたり 1mSv を超えなければ、単一年度にこれよりも高い実効線量 が許されることがありうる)とされています。ところが国は、国内法では取り入れられていない 2007 年勧告を盾に、「緊急時被ばく状況」後の「現存被ばく状況」下、年 20mSv 未満では健康 被害は考えにくいとして、住宅の無償支援打ち切りを含め、妊婦や子供まで年 1mSv を超える環 境に帰還を強要しています。未曾有の原発事故が起こると、原子力緊急事態宣言下、被ばくの注 意喚起をせず、環境中の放射能を線量 Sv(シーベルト)だけで評価して汚染 Bq(ベクレル)を 無視し続け、内部被ばくを勘案せず、特措法で放射性廃棄物の基準を 100Bq/kg から 8000Bq/kg に 80 倍も引き上げるなど、ご都合主義の国の対応は目に余るものがあります。これらの事柄や 放射能による自然界の汚染や人工的な再汚染についての知見を解説します。 11月22日(火) 19時~21時 (開場 8時30分) 会場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800 円(学生 400 円) たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの 4 階 JR 水道橋駅西口から 5 分 東京都千代田区三崎町 2-6-2 tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 Email: [email protected] URL: http://www.tanpoposya.com/ 1
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