報道資料 平成 28 年 11 月 16 日 NHK広報局 2019年大河ドラマ(第 58 作) 企画決定! く ど う か ん く ろ う オリンピック×宮藤官九郎 東京オリンピック開催を間近にした、2019年。 「オリンピック」の歴史を題材に、宮藤官九郎オリジナル脚本で、 “痛快&壮大な大河ドラマ”を制作します 日本のオリンピックは、たった2人の選手から始まった。 まだ“スポーツ”の言葉もない時代、1912 年に初参加した「ストックホルム大会」で、 1人は“外国人恐怖症” 、もう1人は“日射病で失神”し、大惨敗。 だが、そこから持ち前の根性で“スポーツ”を猛勉強。 1936 年の「ベルリン大会」では、水泳の前畑をはじめ金メダルを量産。 一躍スポーツ大国に成長すると、オリンピックの自国開催を夢見る。 だが、時代は太平洋戦争へと突入、夢は幻と消えてしまう。 敗戦。かえると芋で飢えをしのぎ、執念の競技再開。 ついには、1964 年、 「東京オリンピック」実現にこぎ着ける。 その間 52 年。戦争、復興、そして…平和への祈り。 オリンピックの歴史には、知られざる、日本人の“泣き笑い”の記憶が刻まれている。 2019 年の大河ドラマは、33 年ぶりに近現代史に挑みます! 関東大震災、東京大空襲を経て、復興を遂げた首都「東京」 。 1912 年の初参加から、1964 年の「オリンピック」開催までの激動の 52 年間を、 歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く「東京&オリンピック」の物語。 このドラマを見れば、2020年・東京オリンピックの見方が変わります! ※タイトル、出演者などは、決まり次第改めて発表致します。 (裏面に続く) 【作】 宮藤官九郎(くどうかんくろう) <コメント> 宮藤です。 歴史を動かした人物にも、戦国時代にも幕末にもあまり思い入れがない から、自分に大河ドラマは無理だろうと思っていました。 しかし、かつては現代劇や架空の人物を描いた大河もあったそうです。 「だから大丈夫です、できる題材を探しましょう」という優しい言葉を 頂き、だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』 の物語です。 日本人が初めてオリンピックに出場した明治の終わりから、東京にオリンピックがやってきた 1964 年までの、およそ 50 年。戦争と政治と景気に振り回された人々の群像劇。歴史に〝動かされた〟人と 町の変遷を一年かけてじっくり描く予定です。 まあ、こんな大河も、たまにはいいよね、と大目にみて頂けたら幸いです。がんばります。 <プロフィール> 1970年7月19日生まれ、宮城県栗原市出身。91年より「大人計画」に参加。 脚本家として映画『GO』で第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞他多数の脚本賞を受賞。 以降も映画『謝罪の王様』、『土竜の唄 香港狂騒曲』、TVドラマでは、第29回向田邦子賞を受賞した 『うぬぼれ刑事』、『ゆとりですがなにか』など話題作を次々と世に送り出す。 2005年、『真夜中の弥次さん喜多さん』で脚本だけでなく長編映画監督デビューし、 新藤兼人賞金賞受賞。監督最新作に『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』がある。そのほか、俳優、 ミュージシャンとしても活躍する、時代の寵児である。 NHKでの執筆は、連続テレビ小説『あまちゃん』 (2013年)以来、2度目。大河ドラマの執筆は、初 となる。 【放送予定】2019 年 1 月より(全 50 回) 【制作統括】チーフ・プロデューサー 訓覇 圭 【 演 出 】チーフ・ディレクター 井上 剛
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