確かな交渉で「深く」ベトナム市場へ

確かな交渉で「深く」ベトナム市場へ
海外展開形態:鉱山用掘削機械・土木建設機械用部品の輸出
輸出先国:ベトナム
株式会社クリステンセン・マイカイ
(東京都品川区)
ベトナム
製造業
企業プロフィール:
1999 年設立、従業員 58 名。主力事業は、建設工事から
地質調査まで幅広い用途で使用されるドリリングビットおよ
びコアバーレルの製造・販売と温泉や水溶性ガス井で使用さ
れる水中ポンプの販売・設置。多数の掘削用器具や水処理設
備や特殊洗浄剤等も扱っている。
ベトナム市場での販路拡大に向けて
今後の日本における需要拡大が難しく、途上
国での急速なインフラ開発が進んでいることに
着目し、約 2 年 前から本 格 的 な海 外へ の販 路
開拓を進めている。パートナーとなる現 地ベト
ナム企業と共に販路の新規開拓・拡大を目指し、
ベトナムにおけるインフラ開発情報の収 集や現
地関係 者とのネットワークを構築するため、新
輸出大国コンソーシアムを有効活用している。
同社製品:ドリリングビット
専門家による商談支援とジェトロ
海外事務所からの情報を活用
担 当専 門 家 からは、国 内では 輸出 戦 略 の 構
築や契約書作成等について、海外では商談にお
ける交渉のポイントについてアドバイスを受け、
販路拡大を進めている。また、ジェトロの在ベ
トナム事務所からは市場調査データの提供や現
地市場概況のブリーフィング等で情報を入手し、
販路開拓の一助となっている。
商談先での製品説明(専門家・同社担当者)
販売ルートの確立と外国企業との交渉ノウハウ蓄積を目指す
現在は、ベトナムのパートナー企業が持つ販売
ルート以外にも着目し、ジェトロ在ベトナム事務
所やコンソーシアム参加支援機関である JICA
(国
したり、専門家の現地ネットワークからパート
ナー発掘等の方法を検討するとともに、現地製
品との差別化を明確にした上で、海外企業との
際協力機構)の現地事務所からの情報提供も得
交渉手法を学び、TPP における利点を最大限
て情報収集している。今後はベトナムで、自社が
大を目指す。
て、ベトナムのインフラ開発プロジェクトについ
主体となり業界関係者を集めたセミナーを実施
生かすことで、更なるベトナム市場での販路拡