2016 年 10 月 地熱月報 (インドネシア) – 3 件 ① 地熱鉱区 2 ヶ所入札公示 エネルギー鉱物資源省・新再生可能エネルギー・省エネルギー総局(EBTKE)は、新たに 2 鉱区を地熱 鉱区入札に追加すると発表した。5 日付現地紙インベスターデイリー(9 面)が伝えた。 No 地熱鉱区名 州 . 貯留層 最高標準 計画発電容 目標商業 面積 温度 価格 量 運転 (ha) (℃) (US$ Ce (MW) (COD) nts/kWh ) 1 グヌン・ 西ジャワ ガルングン West Gunung Jawa 57,330 250-300 15.5 110 2024 年 20,840 200 15.9 2×10 2025 年 Galunggung 2 グヌン・ 西ジャワ ウィリス West Gunung Jawa Wilis グヌン・ガルングン鉱区とグヌン・ウィリス鉱区は、10 月 5 日公示、書類提出期間は 10 月 5 日~10 月 27 日 15 時まで。 ユヌス・サイフルハック 地熱局長は、上記 2 鉱区の発電総量は 130MW になる見通しで、商業運転は 2024 年~25 年になる予定、グヌン・ガルングン鉱区には地元財閥のバクリーグループが応札意向を表明 しと発表した。 (出典:10 月 5 日付インベスターデイリー紙 9 面) ② フローレス島を地熱島へ (新再生可能エネルギー・省エネルギー総局 (EBTKE)地熱局ホームページより抜粋) 東ヌサトゥンガラ州エンデ県のマールセ知事は、エネルギー鉱物資源省・新再生可能エネルギー・省エネル ギー総局(EBTKE)、イギリス大使館、WWF(世界自然保護基金)等と会談し、フローレス島ロードマップ として、地熱開発のポテンシャルがある同島で開発を促進し、同島を地熱島として電力普及率を高めること を発表した。同県での電力普及率は 62.36%に過ぎず、37.74%の世帯で電気が通ってないことは深刻 な問題であり、ミーティングばかりを繰り返すのではなく、自然にあるものを最大限活かし実行に移す時である と述べた。そのためにはエネルギー鉱物資源省のサポートが必須だと強調した。 同県内での地熱開発ポテンシャルポイントは 5 か所。 ①ソコリア村ムツブサ、②ウング村ラスゴロ、 ③デトゥソコ村デトゥソコ、④ジョプ村ジョプ、⑤デサリタ村コンバンダル。 (出典:新再生可能エネルギー・省エネルギー総局 (EBTKE) 地熱局 ) ③ シェブロン地熱資産入札-日本企業も応札 エネルギー鉱物資源省・新再生可能エネルギー・省エネルギー総局(EBTKE)地熱局のユヌス・サイフルハ ック局長は 19 日、米シェブロンが売却する 2 ヵ所の地熱鉱区に関する入札で、日本企業も含めた 6 社が 選考に残っていると発表した。20 付インベスターデイリー紙(11 面)が伝えた。6 社は丸紅、スター・エナ ジー、三井物産、メドコ、国営石油会社プルタミナ、国営電力会社 PLN。シェブロンが保有する鉱区は、 西ジャワ州のダラジャット鉱区(240MW)とグヌン・サラック鉱区(370MW)。 ユヌス局長は、シェブロンは中核事業の石油・ガス上流事業へ集中するため今回地熱保有鉱区の売却に 至ったと述べた。第 1 段階では 44 社の応札があり、現在 6 社まで絞られ、2016 年 12 月には最終決 定が行われる予定。 (出典:10 月 20 日付インベスターデイリー紙 11 面)
© Copyright 2024 ExpyDoc