「平成28年度宮城県障害者施策推進基礎調査業務」企画提案実施要領 1 趣旨 宮城県(以下「県」という。 )では,障害者基本法(昭和45年法律第84号。以下「法」 という。 )第11条第2項に基づく県の障害者計画である「みやぎ障害者プラン(以下「プ ラン」という。)」の計画期間が平成29年度末で満了となることから,プランの改定作 業を進めている。 プラン改定に当たっては,法第11条第5項の規定により,県の審議会である「宮城 県障害者施策推進協議会(以下「協議会」という。) 」の意見を聴くこととされているが, 平成28年10月26日に開催された協議会において,次期プランの骨子等について概 ね了承を得たところである。 【参考】県ホームページ「平成28年度第1回障害者施策推進協議会について」 (http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoufuku/mpg-dpw-council20161026.html) 今後は,当該骨子に基づき,プランの各論(施策の詳細)を策定していく予定である が,これに伴い,県内に居住する障害者及びその家族等(以下「障害者等」という。 )の ニーズ並びに現行プランの実績等を的確に把握するため,障害者等を対象とした郵送に よるアンケート調査(以下「基礎調査」という。 )を実施することとしている。 基礎調査の実施に当たっては,障害者等に極力負担をかけることなく,かつ,効果的 なデータ収集を行う必要があることから,標本抽出や設問の設定,分析等の手法につい て専門的知見を有する民間企業等に調査業務の一部を委託することとした。 この要領は,本業務の委託に当たり,公募型プロポーザル方式(以下「プロポーザル」 という。 )により,委託候補者を選定するための手続等について必要な事項を定めるもの である。 2 業務の概要 (1) 委託業務名 平成28年度宮城県障害者施策推進基礎調査業務 (2) 業務内容 別紙仕様書のとおり (3) 委託期間 契約締結日から平成29年3月31日まで (4) 予定価格 金4,968,000円(消費税及び地方消費税を含む) (5) 担当 宮城県保健福祉部障害福祉課企画推進班(田中・髙島) 〒980-8570 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 TEL 022-211-2538 FAX 022-211-2597 E-mail [email protected] 3 基礎調査の概要 提案者の企画提案に基づく基礎調査を通じて,障害者等のニーズ並びに現行プランの 実績等を,障害者の年齢,障害者手帳の等級,居住圏域別に把握する。 なお,次期プランにおいては,障害児(18歳未満の障害者手帳の所持者をいう。以 下同じ。 )の支援に注力することとしており,基礎調査の標本抽出に係る企画提案に当た っては,この点を留意されたい。 -1- ※ ここでいう圏域とは,以下の市町村のグループをいう。 仙南圏域 仙台市 仙台圏域 白石市,角田市,蔵王町,七ヶ宿町,大河原町,村田町,柴田町, 川崎町,丸森町 仙台市 塩竈市,名取市,多賀城市,岩沼市,富谷市,亘理町,山元町, 松島町,七ヶ浜町,利府町,大和町,大郷町,大衡村 大崎圏域 大崎市,色麻町,加美町,涌谷町,美里町 栗原圏域 栗原市 登米圏域 登米市 石巻圏域 石巻市,東松島市,女川町 気仙沼圏域 気仙沼市,南三陸町 (1) 調査対象者 宮城県又は仙台市が身体障害者手帳,療育手帳,精神障害者保健福祉手帳を交付し ている者(以下「手帳所持者」という。)及びその家族とする。ただし,提案により, 手帳所持者以外の者及びその家族を調査対象とすることも可能とする。 (2) 調査対象人数 障害者の年齢,障害者手帳の等級,居住圏域を基準として統計的に有用な標本抽出 の提案により決定する。 なお,平成28年3月31日現在の宮城県内の手帳所持者数は以下のとおり。 重度 ↑ ↓ 軽度 重度 ↑ ↓ 軽度 身体障害者手帳所持者数 種類 18歳未満 1級 県 361 仙台市 337 県計 698 2級 県 174 仙台市 156 県計 330 3級 県 132 仙台市 90 県計 222 4級 県 80 仙台市 61 県計 141 5級 県 30 仙台市 18 県計 48 6級 県 42 仙台市 22 県計 64 合計 県 819 仙台市 684 県計 1,503 18歳以上 15,337 10,524 25,861 7,596 4,907 12,503 8,473 4,970 13,443 11,104 7,006 18,110 3,929 2,351 6,280 2,887 1,702 4,589 49,326 31,460 80,786 (人) 計 15,698 10,861 26,559 7,770 5,063 12,833 8,605 5,060 13,665 11,184 7,067 18,251 3,959 2,369 6,328 2,929 1,724 4,653 50,145 32,144 82,289 療育手帳所持者数 種類 18歳未満 A 県 628 仙台市 687 県計 1,315 B 県 1,687 仙台市 1,757 県計 3,444 合計 県 2,315 仙台市 2,444 県計 4,759 18歳以上 3,792 2,382 6,174 4,665 3,016 7,681 8,457 5,398 13,855 (人) 計 4,420 3,069 7,489 6,352 4,773 11,125 10,772 7,842 18,614 精神障害者保健福祉手帳所持者数 種類 18歳未満 18歳以上 重度 1級 県 9 1,099 ↑ 仙台市 10 1,339 県計 19 2,438 2級 県 29 3,539 仙台市 29 4,814 ↓ 県計 58 8,353 軽度 3級 県 15 1,519 仙台市 12 1,664 県計 27 3,183 合計 県 53 6,157 仙台市 51 7,817 県計 104 13,974 -2- 手帳所持者合計 県 仙台市 県計 18歳未満 3,187 3,179 6,366 18歳以上 63,940 44,675 108,615 (人) 計 1,108 1,349 2,457 3,568 4,843 8,411 1,534 1,676 3,210 6,210 7,868 14,078 (人) 計 67,127 47,854 114,981 (3) 調査予定項目 調査予定項目は以下のとおりである。ただし,提案により,調査項目の変更,追加 及び削除を行うことも可能とする。 基本情報 ① 記入者情報(本人・家族・支援者等) ② 障害者の属性(性別・年齢・職業・世帯状況) 福祉医療 ③ 障害福祉サービス等の利用状況(支援区分・サービス種別・ 不足感・希望) ④ 医療・リハビリ等の利用状況(内容,希望,希望が叶わない理由) 生活環境 ⑤ 住まいの状況(現状と希望,希望が叶わない理由) ⑥ 日中活動の状況(現状と希望,希望が叶わない理由) ⑦ 社会参加の状況(外出・スポーツ・レク活動等の頻度・目的, 参加の障壁) ⑧ 教育の状況(就学場所・教育現場への要望・将来の不安) 【障害児のみ※】 経済 ⑨ 就労の状況(就労の有無,就労場所・困り事,収入,就労の障壁) 【障害者のみ※】 ⑩ 年金・手当の状況(受給の有無,内容,無給の理由) 重点施策 ⑪ 障害者差別に関する状況(別途行う県民意識調査と同内容) ⑫ 相談支援に関する状況(主たる相談相手,相談できない理由) ⑬ 今後注力すべき施策 ※ 前述のとおり,「障害児」とは,18歳未満である手帳所持者をいい,「障害者」 とは,それ以外の手帳所持者をいう。 (4) 調査の進め方 県の業務 標本抽出 受注者の業務 ・受託者提案に基づく標本抽出 ・標本抽出の提案 ・郵送リストの作成 調査票作成 ・基礎調査の成果イメージ, 調査項目の提示 ・設問及び選択肢設定に関する 提案・助言,追加設問の提案 ・調査票体裁の提案 ・調査票の印刷 調査票の ・発送用・返信用封筒の作成 発送・回収 ・調査票の発送,回収 ・回収アンケートのデータ入力 ・調査対象者の問い合わせ対応 分析・ ・集計・分析の指示 ・集計結果の分析 報告書作成 ・報告書作成の指示 ・報告書案の作成 -3- (5) 参考 前回行った「平成21年度宮城県障害者施策推進基礎調査」の実施状況は以下のと おり。 調査対象者 調査票 心身障害児の家族 A 身体障害者 B 知的障害者 C 知的障害者の家族 D 精神障害者(入院者) E 精神障害者 F 精神障害者(通院者) G 精神障害者の家族 H 合 計 配布部数(部) 回収部数(部) 回収率(%) 246 150 61.0 1,922 1,126 58.6 598 345 57.7 218 110 50.5 330 127 38.5 338 193 57.1 400 137 34.3 95 60 63.2 4,147 2,248 54.2 ※ 調査票のA~Hは,前回調査の調査票(別添のとおり)の種類を指す。 4 資格要件等 プロポーザルへの参加を申し込む者(以下「参加申込者」という。)は,次に掲げる全 ての資格要件を満たす者とする。 (1) 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当しない 者。 (2) この事業の募集開始時から企画提案書提出までの間に,宮城県の「物品調達等に係 る競争入札の参加資格制限要領(平成9年11月1日施行) 」に掲げる資格制限の要件 に該当しない者。 (3) 宮城県県税並びに消費税及び地方消費税を滞納していない者。 (4) 宮城県入札契約暴力団等排除要綱(平成20年11月1日施行)の別表各号に規定 する措置要件に該当しない者。 (5) 政治団体(政治資金規正法(昭和23年法律第194号)第3条に規定するもの) に該当しない者。 (6) 宗教団体(宗教法人法(昭和26年法律第126号)第2条に規定するもの)に該 当しない者。 (7) 過去5年間において,国(独立行政法人を含む。)又は地方公共団体から類似の業務 (アンケート調査の分析等)を受託した実績を有する法人であること。 5 企画提案に関する審査・候補者選定 (1) スケジュール ① 企画提案募集の公告 平成28年11月17日(木) ② 業務に関する質問受付 平成28年11月17日(木)から (電子メールのみ) 同年11月25日(金)まで ③ 企画提案書の提出期限 平成28年12月5日(月)午後5時(必着) ④ 委託候補者選定委員会 平成28年12月9日(金) ⑤ 選定結果の通知及び公表 平成28年12月中旬(予定) ⑥ 委託候補者との見積合わせ 平成28年12月中旬(予定) -4- (2) 企画提案募集の公告 本業務の企画提案募集については,平成28年11月17日(木)から出納局契約 課及び保健福祉部障害福祉課のホームページ上で公告する。 契約課 http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/keiyaku/ksi.html 障害福祉課 http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoufuku/kisotyousa.html (3) 業務に関する質問受付及び回答 ① 質問先 宮城県保健福祉部障害福祉課企画推進班 ② 質問方法 電子メール(メールアドレス:[email protected]) ③ 質問受付期間 平成28年11月17日(木)正午から 同年11月25日(金)午後5時まで ④ 回答方法 平成28年11月30日(水)までに障害福祉課のホームペー ジに掲載する。ただし,質問又は回答内容が質問者の具体的な 提案事項に密接に関わるものについては,質問者に対してのみ 回答する場合もある。 また,質問内容によっては回答しない場合もある。 (4) 企画提案書類の提出等 ① 提出書類及び提出部数 企画提案に係る提出書類と提出部数は以下のとおりとする。 提出書類 提出部数 イ 参加申込書(様式1) ロ 企画提案資格要件に係る宣誓書(様式2) ※ 1部 過去5年間における国等からの受託実績を証明する資料 1部 (契約書の写し等)を添付すること。 ハ 概算見積書(任意様式) 1部 ニ 企画提案書(任意様式) 10部 ホ 業務工程表(任意様式) 10部 ② イ 提出方法等 提出先 宮城県保健福祉部障害福祉課企画推進班 〒980-8570 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 ロ 提出方法 持参又は郵送(※持参の場合の受付時間は,土日祝日を除く午 前9時から午後5時までとする。郵送の場合は,封筒に「企画 提案書在中」と朱書きの上,特定記録等の配達状況が確認でき る方法とすること。 ) ハ 提出期限 平成28年12月5日(月)午後5時(必着) ニ その他 提出後の企画提案書類の差替え,変更及び取消は認めない。 -5- (5) 企画提案に当たっての留意事項 ① 企画提案のために要する全ての経費は,参加申込者の負担とする。 ② 提出された提案書の著作権は,各参加申込者に帰属する。ただし,本プロポーザ ルに関する公表及びその他県が必要と認める場合には,当該提案書を無償で使用す ることができるものとする。 ③ 書類等の作成において使用する言語,通貨及び単位は,日本語,日本円,日本の 標準時及び計量法(平成4年法律第51号)に限るものとする。 (6) 企画提案書の審査及び選定 ① 参加申込者の資格要件の確認 提出書類に基づき,(7)に定める失格要件の該当について確認する。 ② 企画提案書の審査方法 県が設置する委託候補者選定委員会(以下「選定委員会」という。)において,参 加申込者から提出された企画提案書の内容に係るヒアリング(プレゼンテーション 及び質疑応答)を実施し,後述する審査項目についての評価を行う。評価合計点の 多い順に順位を決定し,最多得点の参加申込者を委託候補者とし,第2位を次点候 補者として選定する。ただし,参加申込者が3者を超える場合には,書面審査によ る1次選定を行い,上位3者のみをヒアリング対象とし,当該3者から候補者を選 定するものとする。 選定委員会による 平成28年12月9日(金)午前9時30分から正午まで ヒアリング開催日 ※開催時間等については後日電子メール等で通知する。 ヒアリング会場 宮城県行政庁舎7階 保健福祉部会議室 ③ 審査項目及び配点 委託業務内容に即した以下の審査項目及び配点(合計100点)により行うもの とする。 審査項目 評価事項 配点 提案者の実績・体制 類似業務の実績・業務執行体制 10 標本抽出の提案 調査項目に即した妥当性・効率性等 20 設問・選択肢の提案 県の調査趣旨に即した設問等の妥当性・ 効率性等 20 調査票の作成 障害者等が理解しやすく記入しやすい 体裁等 10 回収アンケートの分析 県の調査目的に即した分析結果の提案 20 その他の独自提案 追加設問の提案や効率的な発送・回収の 提案等 20 合計評価点 -6- 100 ④ 評価点の算出方法 選定委員会では,以下のとおり評価事項ごとにS~Dの評価を行い,各評価に応 じた係数を配点に乗ずることにより評価点を算出し,合計の多い順に順位を決定す る。 なお,企画提案者の評価合計点がいずれも240点を下回った場合には,優秀な 企画がなかったものとみなし,委託候補者の選定を行わないものとする。 S A B C D 評価 特に優れている 優れている 普通 やや劣る 劣る 評価係数 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 ⑤ 審査・選定結果の通知及び公表 選定委員会による審査終了後,速やかに各参加申込者に対し,選定結果を通知す るとともに,障害福祉課のホームページに掲載する。 なお,審査経過に関する質問には回答しない。 (7) 失格 次の各号に該当した時は失格とする。 ① 「4 資格要件等」に違反した場合 ② 企画提案書に虚偽の記載をした場合 ③ 企画提案書提出後,宮城県の「物品調達等に係る競争入札の参加資格制限要領(平 成9年11月1日施行) 」に掲げる資格制限を受けた場合 ④ 企画提案書提出後,宮城県入札契約暴力団等排除要綱(平成20年11月1日施 行)の別表各号に該当すると認められた場合 6 契約締結後のスケジュール(予定) 12月 上旬 県の 中旬 調査票の 原案作成 1月 下旬 上旬 調査票の発送 中旬 2月 下旬 上旬 調査票の回収・ 問い合わせ対応 中旬 3月 下旬 上旬 中旬 下旬 (調査票提出期限) 作業 打ち合わせ 受注者 の作業 調査票の 校正・印刷 データ入力・分析 -7- 報告書 の納品 7 候補者選定後の取扱い(契約等に関する事項) (1) 契約手続 県は,選定委員会により選定された委託候補者と,宮城県財務規則(昭和39年宮 城県規則第7号)に定める随意契約の手続により,予定価格の範囲内で見積合わせを 行い,本業務を委託するものとする。 なお,委託候補者との見積合わせが不調となった場合は,次点候補者と契約手続を 行うものとする。 (2) 業務委託仕様書 契約時における仕様は,別紙仕様書の記載事項を基本とするが,委託候補者との協 議の上,加除修正することができるものとする。 (3) 委託料の支払条件 業務委託料の支払条件については,県と委託候補者との協議により,契約書で定め るものとする。 (4) 契約保証金 委託候補者は,契約保証金として契約額の100分の10以上の額を契約締結前に 納付しなければならない。ただし,財務規則第114条各号に該当する場合には,契 約保証金の全部又は一部を免除することがある。 -8-
© Copyright 2025 ExpyDoc