都市計画に関する専門用語解説 都市計画区域マスタープラン(東京都都市計画区域マスタープラン) 都市計画区域マスタープランは、東京都全体の人口、人や物の動き、土地の利用のしかた、公共 施設の整備などについて将来の見通しや目標を明らかにし、目指している都市の将来像を実現す るための方針を定めたものです。 都市計画マスタープラン(台東区都市計画マスタープラン) 都市計画マスタープランは、住民に最も近い立場にある区が、その創意工夫のもとに住民の意見 を反映し、まちづくりの具体性ある将来ビジョンを確立し、地区別のあるべき「まち」の姿を定 めるものです。台東区都市計画マスタープランは、東京都都市計画区域マスタープラン、区議会 の議決を経て定められた区の基本構想や長期構想などの上位計画に即したものとなっています。 用途地域(用途制限) 都市における住居、商業、工業といった土地利用は、それぞれの特性にあった土地利用が望まし いため、都市計画では都市を住宅地、商業地、工業地など12種類に区分し、これを「用途地域」 として定めています。台東区には12種類のうち下記7種類の「用途地域」が定められています。 第一種中高層住居専用地域 中高層住宅のための地域です。 病院、大学、延床面積 500 ㎡までの一定のお店などが建てられま す。 第二種中高層住居専用地域 主に中高層住宅のための地域です。 病院、大学などのほか、延床面積 1,500 ㎡までの一定のお店や事務 所など必要な利便施設が建てられます。 第一種住居地域 住居の環境を守るための地域です。 延床面積 3,000 ㎡までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。 第二種住居地域 主に住居の環境を守るための地域です。 店舗、事務所、ホテル、カラオケボックスなどは建てられます。 近隣商業地域 まわりの住民が日用品の買物などをするための地域です。 住宅や店舗のほかに小規模の工場も建てられます。 商業地域 銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域です。 住宅や小規模の工場も建てられます。 準工業地域 主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。 危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。 建ぺい率(けんぺいりつ) 建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合。その限度は都市計画で定められています。 容積率(ようせきりつ) 容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合。その限度は都市計画で定められていま す。 土地区画整理事業(区画整理) 土地区画整理事業は、土地の所有者や住民が話し合い、みんなでまちをよくする事業です。みん なが少しずつ土地を提供(減歩・げんぶ)して、この土地をみんなが使う公園などの公共用地に 充てます(換地・かんち)。それぞれの土地の所有者にとっては、事業後の宅地の面積は少し小 さくなりますが、道路や公園などが整備されたり、宅地が整形化されることにより、住みやすく 利用価値の高い土地が得られることになります。 出展:国土交通省都市局都市計画課ホームページより、抜粋し一部編集
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