平成 28 年 11 月 15 日 岡 山 労 働 局 津山公共職業安定所における求職者情報の漏えいについて 岡山労働局(局長 金田 弘幸)は、津山公共職業安定所(所長 渡辺 俊介)における求職者情報の 漏えいについて、下記のとおり当該事案を確認の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせしま す。 記 1 事案の概要 津山公共職業安定所(以下「津山所」という。 )が平成 28 年 10 月 26 日に開催した障害者就職面接 会(以下「面接会」という。 )において、参加事業所 13 社に対して、求職者 54 名の氏名、求職者番号 等が記載された「障害者就職面接会【津山会場】求職者情報一覧」 (以下「求職者一覧」という。 )を配 布するという事案が発生した。 2 事実経過 (1)津山所職員 A が面接会で配布する求職者一覧を作成する際、求職者一覧データの印刷範囲の指定 を誤り、本来は印刷範囲外である氏名及び求職者番号を記載されている状態で印刷した。 (2)平成 28 年 10 月 26 日、面接会当日、参加事業所 13 社に対して、求職者一覧を配布した。 (3)同月 28 日、面接会に参加した B 事業所の担当者が津山所に来所し、求職者一覧表に記載されてい る求職者についての問い合わせが行われ、求職者一覧の2頁目以降に氏名及び求職者番号が記載され ていることが判明した。来所した B 事業所の担当者には、津山所職員がその場で謝罪の上、求職者 一覧を回収した。 (4)同月 28 日から 29 日までに、津山所職員が求職者一覧を持ち帰った全ての事業所へ訪問し、説明 及び謝罪を行い、了解を得た上で、求職者一覧を回収した。 また、同月 28 日から 31 日までに、求職者一覧を持ち帰った形跡のない事業所にも、訪問又は電話 により、説明を行い、求職者一覧を持ち帰っていないことの確認を行った。 (5)同月 28 日から 31 日までに、津山所から、漏えいされた 54 名の求職者に対して、電話により、説 明及び謝罪を行った。 また、自宅等の訪問による謝罪等について、了解を得た求職者に対しては、津山所職員が訪問して、 再度、説明及び謝罪を行った。 3 発生原因 (1)面接会で配布した求職者一覧について、印刷した後の確認が十分ではなかった。 (2)求職者一覧について、外部に提供する資料でありながらも管理者による事前チェックが行われて おらず、適切に管理されていなかった。 4 再発防止 (1)津山所においては、平成 28 年 10 月 31 日、緊急の職員会議を開催し、所長から職員全員(非常 勤職員を含む)に対し、求職者情報等の個人情報を扱う際には、細心の注意を払って取り扱うよう に注意喚起を徹底するとともに、外部に提供する資料についての所長決裁をさらに強化するため、 今後は、当該資料の実物(最終版)を所長まで確認を取るよう指示した。 (2)岡山労働局職業安定部では、同月 28 日(事案発覚当日) 、管内の全公共職業安定所(以下「全所」 という。 )に対して、今後、外部に提供する資料については、当該資料の実物(最終版)を管理者 が必ずチェックするよう指示した。また、求職者情報等の個人情報を管理している電子媒体等につ いては、必ず内部管理用のものと外部に提供するものとで別管理にするよう指示した。 (3)岡山労働局では、11 月 8 日、緊急の公共職業安定所長会議を開催し、総務部長、職業安定部長 から各所長に対して、個人情報の管理について徹底するよう指示した。さらに、今月中に、職業安 定部長等の労働局幹部が、全所に赴き、個人情報の管理に係る緊急点検を実施することとした。 (担当) 岡山労働局職業安定部職業対策課 職業対策課長 大熊学 電話 086-801-5106
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